大っっっっ変
お待たせいたしました!!
いよいよ白鳥の星
最終回でゴザイマス!
前回はコチラ 白鳥の星 その11
かおりとカンナの前に現れた
ニセモノのカンナ(さゆり)
二人に何を言うのでしょう!
白鳥の星 谷ゆきこ
さゆりはカンナに間違われたのをいい事に
カンナになりすましていた事、
でも、このまま一生いつわりの生活を
しなければならないと気付き
耐えられなくなった事を告白します。
かおりも、自分の間違いで
二人に辛い日々を過ごさせてしまった事を
詫びるのでした。
ところが驚く事にカンナは
さゆりに 「このままカンナでいて」
と言うのです。
自分はさゆりでいたい。
この村で一生暮らしたい。
バレエ団のあとを継ぐように言われたけれど
みにくいやけどの跡が残ってしまった自分は
それは出来ない。
と言うカンナ。
かおりは、
そんな事で和田先生は喜ばない。
やけどのあとなんか、手術でいくらでも
きれいになおる。
東京に帰って、バレエのレッスンに
はげむのよ。
と諭すのです。
かおりの言葉にうなずくカンナ。
東京に帰る前に一度だけ・・・
と二人は初めて本当の母娘として
抱き合うのでした。
村へ戻るさゆり。
カンナはかおりに連れられ
なつかしい我が家に戻って来ました。
道子ちゃんからすべてを聞いたと言う
母と妹が温かく迎えます。
つらい事や悲しい事がたくさんあったカンナ。
これからはきっと幸せな毎日になる事でしょう。
オマケ・・・?
バレエポーズが4ページ
おわり
1970年 (昭和45年)
小学四年生 7月号
良かったですね
カンナは無事白鳥家に戻って来られて
さゆりも山へ帰って行きました。
カンナとかおりも
「いつ本当の母娘と
名乗るのだろうか?!」
「名乗ったとして、
この先お互いの家族は
どのような母娘関係を過ごす
つもりなんだろうか?!」
なんて事も思っていたのですが・・・。
カンナと道子の母は この先もずっと
自分の子でないと知りつつも 違う娘を
育て続ける事になるわけですね・・・。
んん~~・・・複雑な心境。
そうそう。
カンナ・さゆり騒動の元々の発端は
かおりの カン違い&思い込み ですからね~。
罪は重いですゾ。
カンナ・さゆり騒動 一件落着!
と思いきや
いきなり「本当の母娘の抱擁」
が始まったもんだから
ビックラこいたのは さゆりでしょう!
「えっ?!なになに?
この二人本当は母娘なの?!
知らなかったーーー!!」
そんな心の声が聞こえて来そうな
さゆりの後ろ姿・・・↓ ↓
家に無事戻れて終わり・・・
となったワケですが。
なんだかイマイチスッキリしないわ~
その後どうなったのかしらん?
と言う方・・・いませんか?
後日ちゃんと その後のカンナが
掲載されてます
ーカンナちゃんからのおたよりー
山に残ったさゆりちゃんも、
私のパパやママ、それに秋山のおばさま
(かおり)に招かれて、
東京へ出て来ました。
もはや どっちがカンナで、どっちがさゆりか
判別出来ないほど、二人とも素敵なレディに
なりましたね
秋山のおばさまや、大空先生に助けて頂き
和田バレエ団を再建する事になりました。
そして、さゆりちゃんも
手伝ってくれる事になりました。
和田バレエの、第一回の発表会には
白鳥の湖 を踊りました。
私はオデット姫、さゆりちゃんが
王子様の役です。
さゆりちゃん、男役ですね。
宝塚みたい
無事、和田バレエ団も再建されました
・・・って、
カンナちゃん いくつなの~~?!
と、次から次へと謎が生まれますので
この辺にしときましょう
赤ん坊の時の取り違えから
自分そっくりな子のなりすまし。
白鳥の置物の首が くっつくと元気になり
離れると苦しくなるという摩訶不思議現象
そして
「うふふふふ・・・。
お花のじゅうたんよ。きれいでしょう」
カンナのご乱心。
小学校低学年にはかなりのトラウマを
植え付けてしまいそうな作品でしたね。
「懐かしい」
「そう言えば思い出したよ!」
「そうそう、こんな作品だった」
などなど
記憶の扉が開くお手伝いが出来たとしたら
嬉しい限りです
では、谷ゆきこ作品の中で
1番のお金持ち(豪邸)
だったと思われる
「白鳥の星」おしま~~い