我楽多(がらくた)日記

レトロ好き
水曜どうでしょう藩士の書く
へっぽこブログ

貸本表紙の美少女たち

2019年07月10日 17時23分43秒 | 貸本

今から50年以上前の
貸本少女漫画


これには、数名の作家さんの漫画が
載っています。
でも、表紙はそれぞれに専属の作家さんが
描いています。



こだま


  




絵は 岸田はるみ さん


いいですね~~
昔の「女の子の部屋」って感じ

1970年代かな~。


向かって左に置いてある
頭にリボンをつけてる犬。

私が昔 手芸部で作った犬にそっくり


右にある女の子の人形は
多分吊ってあるんだと思う。
足がポーズ人形の足だよね




岸田はるみさんは ゆめ の表紙も
描いてる。

  

「こだま」とは感じが違いますが・・・
初期の頃の絵かな?





   

絵は 花村えい子 先生。



谷ゆき子先生(当時は「谷悠紀子」)も
長い期間「虹」「すみれ」
表紙を描いていました。


ちなみに それらの表紙絵は
谷ゆき子の世界 に、
ぜ―ーーんぶ載ってます。
見たい人は・・・

買うのだ!!





そんな谷先生。
こんな貸本漫画の表紙も描いていました。




真珠
谷悠紀子
  

星シリーズとは全然違うタッチの美少女ですね。
「真珠」という貸本自体、あまり見かけません。



コチラは



絵は 高橋真琴 先生


  

カバーが無いのが残念
(でも、だからこそ安く買えた





コチラも高橋真琴先生



  

まだ 目に星が二つの頃です






   

絵は 江口江川みさお さん。


江口江川みさおさんの絵には
「もの言わぬ美少女」
という印象があります。

絵物語の絵などもよく描かれていました。




星座

   

絵は 今村洋子 先生。

「星座」という貸本は、「真珠」以上に
見かけない本ですね~。

今村洋子先生が表紙の貸本
というのもめずらしい。

表紙に発行年(1963)が入ってるなんて
尚めずらしい!
( 貸本漫画って、発行年がどこにも書いてない!
というのが多いんですよね~・・・。)




ひとりの作家さんの作品集。
今だったら当然 表紙はその作家さんの絵
ですよね?!

当時は、「表紙は違う方が描いてる」 
という事も多く

表紙は 谷先生

   


でも、中は・・・


   


なーんて事もあるんですよ。


今でこそ慣れましたけど。
最初は戸惑いました





江口みさお」は「江川みさお」
の誤りでした。
訂正させていただきます。
(通りすがりさん。
ありがとうございました

 


 


コメント (4)
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時代劇少女漫画

2016年03月10日 22時12分54秒 | 貸本


貸本 草ぶえ




   




3作とも時代劇でした

竹本みつる

    

可愛い絵だし、読みやすかったですね。





大石まどか ったって歌手じゃないよ。

   

いいねぇ~!この詰め寄り顔
少女マンガじゃ とうてい拝めませんぜ。




みなみかつみ

   

ちょっとエロの香りが漂う画風ですな~。
(いや、私の勝手な見解ですけどね)



この「草ぶえ」という貸本は
時代劇専門の貸本なのでしょうか?
そういえば、表紙も和風の感じですね。
( 表紙は岸田はるみ。 カワイイ 

時代劇だけの貸本漫画って・・・
今じゃ考えられないような気もしますが。
当時は需要があったんでしょうか?






 

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キビシィーー!

2015年01月19日 22時48分56秒 | 貸本

貸本 こだま 


この手の本は、ナゼか年代表記がないんです。

多分、1960年代(昭和30年代) だと思うんですけどね。


この 読者イラスト投稿の批評が、

エライ 歯に衣着せぬ辛辣な批評のオンパレードなんです


ほんの一部ですが・・・



   

   

   


   


せっかく載っても この批評じゃ・・・










 

コメント (7)
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読んだ・・・と思う・・・。

2014年12月01日 22時54分59秒 | 貸本

最近買った 貸本 虹 に載ってた作品

カラス猫が鳴く 矢代まさこ








さとこ は毎日黒い猫(カラス猫)の鳴き声に怯えていた。

   




ある日姿を現したカラス猫。
母親に飛びつきケガを負わせた時、
父親が投げたナイフが刺さりカラス猫は死んだ。
だが、両親が出かけた後、猫の死体は
あとかたもなく消えていた。
意味が分からず雨の中さまよい歩くさとこ。
そこへ死んだはずのカラス猫が姿を現した。

   





猫に導かれるようにやって来たのは墓地だった。
佐伯国男・妻サヨ の墓。

これは何? 猫の悲しそうな鳴き声は何?
どうして自分はこんな事考えてるの?
気が遠くなって行き、道に倒れ込むさとこ。

   





気が付くと、そこを両親が車で通りかかった。
だが、「仕事は終わった。もうあなたに用はない」
と言い捨て 去って行く。

   





そんな二人を乗せた車にカラス猫が飛び込んで行った。
ハンドルを取られ、崖へ転落する車。

   





気が付くと病院のベッドだった。
彼女の名は 佐伯みさ子。
去年交通事故にあい、両親と飼い猫が死に、
自分も記憶喪失になった。
ある日、病室を抜け出した時 あの二人に会った。
記憶をなくしたみさ子を、娘だと利用した二人は、
麻薬密売の業者だった。

   





カラス猫は、飼い猫だったかわいいクロだった。
クロは、だまされてる事を教えようと死の世界から
やって来たのだろう。
本当の両親のお墓を教えてくれたクロ。
「もう鳴かなくていいのよ・・・クロ」

一人で生きて行くみさ子だった。

   





    おわり 




コレを読んだ時真っ先に思いました。

「 これ 最近読んだ事あるーーー 」 



いやいや、最近 と言っても、私が読む漫画は古漫画ばかり。
なので、最近読んだ古漫画なんだけど・・・



それがね、いくら考えても

いつ読んだのか? 
どこで読んだのか? 
いつごろの漫画なのか?
雑誌なのか? 
貸本なのか? 
誰が描いた漫画だったのか?

 etc etc・・・



さーーーーーっぱり思い出せん!!


内容は同じなんだけど、この本じゃないんだよね~。
たしか絵はもうちょっと新しめの絵だったような気がする・・・。


もうね、思い出そうと頑張っても1ミリたりとも思い出せなくて
ただただ悲しい思いをしている次第です。


もうね、ここまで思い出せないと、
「ホントに最近読んだの~
と自分で自分に疑いをかけてしまう始末です。

読んだはずなんだけどな~・・・。



どうして忘却力だけ こんなにメキメキと力をつけて行くのか・・・ 




追記

後日、ある方のブログに載ってたのを見た事で
記憶があった事が判明!
何が「絵はもうちょっと新しめ」だよ~。
まるっきり同じじゃないか~!
・・・と自分に突っ込んでみる。










 

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貸本とは?

2012年06月15日 22時03分38秒 | 貸本

私のブログには、たびたび「貸本」の文字が出て来てますが・・・

スミマセン。 貸本にハマり出したのはごく最近なんです

私が小さい時は貸本の存在すら知りませんでした。



そんな私が貸本漫画というものを知ったキッカケはコレ!

    

これを近所の図書館でみつけ (十数年前かな?)、パラパラめくりながら読んでみたら・・・

おもしろーい

かなりのカルチャーショック

こんな世界があったとは 


ヘタウマならぬヘタヘタな絵。 ありえねぇーテンコ盛りの内容。

なにしろ私の 変なの好き のツボにハマリまくった。

図書館で借りて読むだけでは足らず、「コレはぜひ手元に置いておかねば!!」と

あらためて購入までしてしまった。


その後、こんな本も売ってる事を知り買ったのがコレ。

    

オビにあるとおり、まさしく なんじゃこりゃあ



その後、唐沢俊一さんが「これぞ!」と思った作品を集めて、同人誌で出してると知り買ったのがコレ。



もぉー、題名からして たまらない 

内容にしても、涙がほしいのか笑いがほしいのか・・・

ツッコミどころ満載の まさに 摩訶不思議ワールド!! 貸本!!

古いけれど、私にとっては新しい世界 ・・・ それが貸本!!



 

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