我楽多(がらくた)日記

レトロ好き
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へっぽこブログ

まだまだあった谷作品

2021年09月30日 21時49分38秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)

久しぶりの谷作品発見でございます。

わたしは見た
谷悠紀子(谷ゆき子)

別冊少女フレンド 1967年(昭和42年)







出かけた両親を待つ冬子

いつの間に来たのか、応接間からは
おばさんの幸子陽子の声が。




二人の会話を聞いていると
冬子を引き取るのは自分だと
言い争っていた。

なんと、両親が交通事故で死んだという。
驚く冬子。







遺産目当ての二人は
お互いを殺そうとする。





驚いて部屋に入ると
二人の姿はなかった。

そこに帰って来た両親。

冬子は、鍵穴から見た事を
懸命に話すが
信じてもらえなかった。





それから1年が過ぎた。

冬子の家を訪問する
幸子おばさんと陽子おばさん。






そこに「両親が交通事故で亡くなった」
と電話が入る。

そして、1年前のあの日に見たのと
同じく言い争う二人。






ぐうぜんだったのでしょうか。
それとも、冬子はほんとうに
未来を見たのでしょうか・・・

とうとう、
冬子は気がくるってしまいました。
そして、病院の鉄格子の中で、
冬子は、さびしく、
この世をさっていったのです・・・




・・・おわり・・・









って、

え?
え?
えー?!


なんと 最後のひとコマ
全てを終わらせてしまいましたねー



それにしてもビックリですね。

「この出来事は、いったい
なんだったのでしょう・・・」

なんて曖昧に終わらせるどころか

気がくるって!

鉄格子の中で!

さびしく死んで行った!

・・・・


不思議な出来事は謎のままに
冬子の最期だけはえらいリアルです。




少女フレンド執筆時代の
谷先生の読み切りは
こんな感じのいきなり感の作品が
結構あったように思います。
(個人の感想です)


「あらしの中のゆり」
少女フレンドの谷作品
は いきなり嵐だし、

「王女カテリーナ」
少女フレンドの谷作品・2
も、最期 長々とした言い訳謎の答えが
1コマにギユッと詰まってます。


なので、この作品を読んだ時、
久しぶりに谷作品に出会えたな~
と思いました





ちなみに同時掲載されてた
「バッチリいっちゃん」
今村ゆたか
も、
「いっちゃん霊感少女になるの巻」

ある朝、とつぜん
霊感少女になったいっちゃん!
予言がバッチリあたって
うちじゅうの人がびっくり・・・。

という漫画です。
当時はこんな「不思議な出来事」系
漫画が流行ってたのかな?








コメント (4)
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国産品?!

2019年04月04日 18時57分29秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)

さーーて、久しぶりの
谷ゆきこ先生の作品のご紹介です。



恋人は
国産(メイド・イン・ジャパン)よ!

谷ゆきこ


週刊少女コミック 1970年(昭和45年)






スイスのモントール家
ふたごのアランとドロン。
ふたりは写真を頼りに あき子 を
空港まで迎えに行きます。





先に見つけた方が
あき子とデートしようと
賭けをします。





先に見つけたのはドロン。





ところがドロンが花を買ってる間に
まんまとアランがドロンになりすまします。






ママも、アランの恋人・ジャッキーも
間違えてしまうほど似てる二人。
区別するには足の裏のほくろしかありません。

アランを好きになってしまっては大変と
ジャッキーはあき子に 自分の家の
時計店でのアルバイトを提案します。






あき子が アルバイトを始めて
何日か過ぎました。

ジャッキーが訪ねてもアランはいつも留守。






アランは毎日時計を1つ買っては
あき子とデートしてたのです。

怒ったジャッキーは、もうアルバイトは
やめるよう言います。






たくさんのお客様を前に
辞められたら困る・・・
と言うお店の人。






日本人のお客様に あき子が勧めたのは
日本製の時計でした。





商売の邪魔をするのかと怒るジャッキーに
あき子は
自分は「国産品愛用者
だと言うのです。






それを聞いた翌日。

「あき子はボーイフレンドも
日本人でなきゃだめなのね。」
と言うジャッキー。
何とかアランを取られまいとする彼女に
あき子はボーイフレンドの写真を見せます。
日本人の素敵な男性。
微妙な面持ちのアラン。






ある日、四人はピクニックに出かけます。
二人で入れ替わって二人をだまそうとする
アランとドロン。





二人が入れ替わった事を見破るあき子。
それは
「座った時アランは右足を、
ドロンは左足を上に組んで座る」
という本人たちも気づかないクセが。
教えてもらったジャッキーは、
もう間違わないと喜びます。






それから数日後。
あき子の父に大使館に招かれた一同。

そこでボーイフレンドと言ってたのは
兄だとばれてしまいます。






あき子の帰国の日が来ました。






三人に爽やかな印象を残して
あき子は飛び立って行きました。






 おわり 


ま、
スイスの3人の男女に
新風を巻き起こして行った
日本の女の子の話
って感じでしょうかね?!



そうそう。
昔は
「時計と言えばスイス」
と言ってた時代があったなぁ。


とか



アランドロンは、ハンサム
(二枚目、イケメンにあらず)の代名詞
だったよね~。

なんてことを思い出しましたョ。



あき子の姿(特に髪型)が
昔々の 小川知子 に似てると思ったら
あき子のフルネームが 小川あき子。
やっぱり意識して描いたのかな




少女コミックに谷先生が描いていたのは
1968年(昭和43年)から
1970年(昭和45年)

68、69年の作品は、普通の少女だったり
仕事に頑張る女の子だったり、
スポーツ物だったりがほとんどでしたが

( 少女コミックの谷作品  )


1970年は、大阪万博で
浮かれまくってた時期だったからか
谷作品も
恋のローマでチャオ!
パビリオンの星
そして今回の作品と
国際色豊かな作品になっています。

と同時に恋愛の要素が多く
70年の3作品は、谷作品にしては
めずらしい内容なんじゃないかなぁ~。







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少年少女世界名作全集常連

2019年02月28日 18時30分25秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)

小公女 谷悠紀子









これは、1969年(昭和44年)
「こどもの光」1月号~5月号に
連載してた作品です。

この作品、少女コミック誌に
読み切りを描いてた時代に
描かれた作品なんです

・・・が・・・・

なんとなく 絵がおとなしめ
もっと前の時代に描かれた作品
のように思うんだよなぁ~。

絵の感じが、もう少し前の
少女フレンド時代の絵に
近いような・・・。

名前も 谷悠紀子 だし。


ま、そんなことはいいとして。



「小公女」は、意地悪にも耐え
清く正しく美しく成長して行く
女の子の話として有名ですね。
まさに少年少女に読んでほしい作品
として、学年誌にも載ってたりします。


コチラは 学年誌の絵物語(挿絵)として
里中満智子先生の描く小公女。

1970年 (昭和45年)








お洋服もピラピラで、谷先生描くところの
小公女とは感じが違いますね。


アニメでも「小公女 セーラ」として
放送してましたが
わたし、そちらは観た事ないんで
コメント出来ませーーーん



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私の本棚のさしすせそ

2018年12月10日 11時31分29秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)


図書の家さんのツイッターに出てたよん

谷ゆき子『さよなら星』が無事に復刻できたのは、
我楽多日記さんのおかげでもあります。
ありがとうありがとう我楽多さん!
(わかる人には泣ける「ハロー6ワイドショー」
についての過去日記もありますよ)
完全復刻第三弾!「さよなら星」

わーーーい
図書の家の小西さんにホメられた~

こちらこそ、谷先生の本を
こんなにも出してくれてありがとう

( って何でこんなトコで
お礼言ってるかと言うと
私、ついったー やってないんだ )



さて、
谷ゆき子(谷ゆきこ)本
発売記念恒例(?!)の
私の本棚シリ~~ズ


「ばびぶべぼ」「まみむめも」はコチラ
 あなたの本棚





私の本棚の「さしすせそ」









さ さよなら星 谷ゆき子
し 白いエグモント 池田理代子
す すみれ
せ 青春スマッシュ ひだのぶこ
そ 空が好き! 竹宮恵子


「すみれ」の表紙も谷先生です。

谷悠紀子時代の貸本です。

ボートに立っちゃイケマセン。





は、いっぱいあるんだ。


小学〇年生 とか
昭和のなんちゃら とか・・・

の本だけは
本棚に入りきれず なだれ一歩手前












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完全復刻第三弾!「さよなら星」

2018年11月16日 19時32分39秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)

 

同志のみんな!!

( 注・特に同じ志が無くても
同じ年の人みんなを勝手にそう呼んでます)



ついに我らの時代の



さよなら星
谷ゆきこ(谷ゆき子)


が復刻本として発売されたゾ


  

 


そう。
あのトラを飼うババァが出て来たり
バレリーナ目指してるのに
バレーボールやっちゃったり
チュチュを着て縄跳び持っちゃったりの
かなしみ少女 すずらんちゃん だ。



   

裏表紙もステキだ。
ちょこんと座るほしおくん。
裏とは言え表紙にしちゃう・・・
かなりツボだ。




バレエ星・まりもの星に続いて
もちろん今回もオビがゴンぶと






厚さだって負けてません。

「郵便受けに入らねーよー!」

今回も嬉しい悲鳴が止まりません。


凶器にもなりかねません。
コレで人を殴ってはイケマセン。




しかし



嬉しいねぇ


ホント。
まさかまさか自分が小学生の頃に
読んだっきりだった作品が
今40年以上の時を経て
こうして一冊の本になってくれようとは。

是非皆さん一家に一冊。
( 広辞苑・家庭の医学書・国語辞典
そして さよなら星・・・
きっと並べたら壮観ですよ )


「いや~我楽多さん。
このブログで「さよなら星」のあらすじ
UPしてたじゃないっすか。
それ読んで知ってるからいいわ」
なんて仰る方。

ダーメ!  ダーメ!!

こんなへっぽこブログで
知った気になっちゃぁ イケマセン。
ちゃんと買って、
ちゃんと一冊じっくり読んで、
「あ~ やっぱり我楽多のは
ポンコツだったなぁ」
と感じて下さい。

( 感じるだけでいいよ。
「ホントだ、ポンコツだった」
なんてコメントは書かないように!

でも、本を買って
初めてこのページに来た人は
私の「さよなら星」のトコも
読んでほしい  )


今回も「谷ゆき子の世界」「バレエ星」
「まりもの星」に引き続き
協力 という事で 我楽多 の名前も
載せていただきました。

こうして名前を載せていただく度に
思います。

「ブログネーム・・・
もっと真面目に考えりゃ良かった

と。

だってねぇ。
まさかねぇ。
自分のブログネームが、
こんな に載るなんて
思ってもいなかったからねぇ。

まぁ、今さら本名を
名乗る訳にもいかないんでね。
我楽多 で通しますよ


このブログの「ハロー6ワイドショー」や
「町から来た山猿」を「懐かしい~」
と感じながら読んでいてくれてた同志!
男子、女子 関係なく、思い出の
「さよなら星」を買おうぞ
そう。「さよなら星」で誌上同窓会だ


いーや!同志だけじゃない。
「白鳥の星」世代も「アマリリスの星」世代も
「え~谷ゆきこぉ?知らな~~い」
という若人も
「あら、懐かしい絵。
ウチの子供が読んでたわね」
という昔ヤングだったお母さんも
ぜひ 


昭和の香り漂う事柄、
ファッシナブルな服装や髪型、
谷ゆきこ(谷ゆき子)の素晴らしい画力、
そして復刻に際しての
大人の事情も汲みしながら
(さて、どこでしょう
ジェットコースターバレエマンガ

「さよなら星」

楽しんで下さい



 谷ゆき子の世界

 「バレエ星」完全復刻!!

 まりもの星 ついに発売!!



他にも谷作品の紹介なんか
いろいろとUPしてますんで。
よろしかったら読んでみてね


コメント (6)
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