我楽多(がらくた)日記

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さよなら星 14 最終回

2014年12月24日 22時16分47秒 | 「さよなら星」 (谷ゆきこ)

大っっ変 お待たせいたしました 

コレをUPしなければ年を越せねぇ


きっと皆さまも

最終回を見なきゃ年を越せねぇ

って思いだった事でしょう。


さよなら星 谷ゆきこ 最終回でゴザイマス。


すずらんちゃんは、そして妹のゆりちゃんは
どうなるのでしょうか・・・




   

1972年 (S.47) 小学四年生 11月号 表紙

( 花束を抱え、涙を流しスポットライトを浴びるすずらんちゃん。
まさに舞台人の美しき姿です )




イギリスでの舞台の初日を明日にして、舞台稽古にも熱が入ります。
そででは、ゆりちゃんと藤先生も、「きっと成功する」と見守ります。
そんな時、「あぶない、はしらが!」 という声が。
   



柱が倒れて、絵里にぶつかりそうになったのを見て
とっさに ゆりちゃんが絵里を跳ねのけます。
   




叫び声を聞いて駆け寄ると、絵里を助けて犠牲になった
ゆりちゃんが倒れていました。
   




抱き起すすずらんちゃん。
   




でも、ゆりちゃんは絵里とすずらんに優しい言葉をかけると
死んでしまいました。
   




これでは明日 踊るのは無理だろうと代役を立てようとしますが
すずらんちゃんは、踊らせてくれるようお願いするのでした。
   




次の日。
初日の幕が開きます。
客席には、すずらんを我が子とも思い出せないはずの
パパの姿もありました。
   




舞台は大成功です。
鳴りやまない拍手がひびきます。
ところが、舞台裏では すずらんちゃんの様子がおかしくなってます。
   




皆駆け寄り、医者だ!救急車だ!病院だ! と大変な事になりました。
でも、すずらんちゃんは それを止めて言いました。
「ここで死なせて下さい」

そして 「ずっと前から心臓が悪かったの」 と告白します。
   




驚く藤先生。
そこへ誰かも名乗らず花束が届きます。
「きっとパパからだわ」 と喜ぶすずらんちゃん。
   




意識が遠くなって行く中、ある知らせが届きます。
   




すずらんちゃんに 「エトワール第一スター、女性ぶとう手のしょうごう」 が
贈られた事を伝えます。
喜ぶすずらんちゃん。
   




バレリーナとして最高の名誉だと喜ぶ藤先生。
すずらんちゃんは 静かに目をとじました。
ママの声が聞こえて来ます。
   



ゆりちゃん、ほしおくんの声も聞こえて来ます。
「みんないっしょなのね。待っていてね。
わたしも、すぐ行くから」

長い、つらいバレリーナへの道を かなしみにたえて
歩いて来たすずらんちゃん・・・。
すずらんちゃんも、今、さよならして、
あの遠い空の星となるのです・・・・。
   




    おわり 

1972年 (S,47) 小学四年生 10・11月号



      


さぁ。
どうです?
まさかの北川家全員死亡です。
まさに さよなら星 です。

私が当時(小学四年生)コレ(最終回)を読んだ時の事は 
いまだにハッキリ覚えてます。


心臓が悪かったなんて、
これっぽっちも触れてなかったじゃないかーーー!


なにかい?
心臓が悪かったのにバレエ踊ったり、バレーボールしたりしてたのかい?
そりゃあムチャだよー。






この「さよなら星」 覚えてる所はしっかり記憶にあるのですが、
すっかり記憶から消え去ってしまってた事も多々ありました。

まず、藤先生の存在。
「えっ?!あんなにすずらんちゃんのために尽力してくれた先生なのに?」
「あんなに長い事出て来てた人物なのに?」
えーえー そうでございますとも。
その藤先生の事、ワタクシ すっかり 忘れてしまってました。
なぜなんでしょうね?
小学生にとってはオジサンは興味なかったのかな?
( いや、そーゆー問題じゃないだろ



あと、ゆりちゃんの死亡。
ゆりちゃんって死んじゃったんだね。
全然覚えてなかったよ・・・
すずらんちゃんの死が強烈過ぎて陰にかくれちゃったのかな~。
ま、あっけなく死んじゃって、コマ数も少なかったから
あんまりインパクトがなかったのかもね。

あと、ずっと前にあった ゆりちゃんの誘拐事件。
あれも記憶になかった。



谷先生は、「さよなら星」のように「〇〇の星」という
星シリーズ (と私が勝手に命名)を学年誌に描いてました。
その中でも、こんなに死んじゃう人が多いのは
この「さよなら星」以外にはありませんね。

他は結構バレエ道を突き進んで行くマンガが多いです。 
主人公もハッキリと ものを言う言う女の子だったり。
そんな点からしても、この「さよなら星」は他の
星シリーズとは雰囲気が違ってたかもしれませんね。

でも、ほしおくんが 自分はもうすぐ死んじゃう とか、
高熱で寝たきりのゆりちゃんがイギリス行きを知ってた とか
ママの姿が現れ声が聞こえる とかの不思議現象。
テレパシー って言うんでしょうかね?
そんな現象は、このマンガに限らず、
ほかの星シリーズにもよく出て来ます。
家族の絆の強さを示すものとして
神秘的に描かれていたのかな~とも思います。





あとね、私が不思議に思う事。
すずらんちゃん。 

学校は・・・?

すずらんちゃんが学校へ行く場面は、連載3年間の中で
たった1場面なんです。


   

1970年 (S,45) 小学二年生 5月号


でも これ 幼稚園バスを見て 
「ゆりちゃんもママが帰って来たら行けるわ」 
と会話してるので、「すずらんちゃんはこれから学校へ行くんだな~」
と思っていたのですが・・・
よーく見ると、「学校へ」とは一言も言ってないんですよね。
それに、何か背負ってはいますが、これも よーく見ると
ランドセルとは限らない。
すずらんちゃんて年齢も不詳だから
「 学校はどうしてるんだろう?」 と当時から不思議に思ってました。

まぁ、バレエ少女のマンガだから、学校は全面カットなんでしょうね。



トラを飼ってる老夫婦が出て来たり、
片足縄跳び2000回とか、
いきなりバレーボールを始めたり
幼いながらも 「 なんじゃこりゃ 」と思う展開も、
今から考えると、小学一年生、二年生という小さい子供を
このマンガに飽きさせないように 引き付けておくための
手段だったのかもしれないなーと思います。


私と同年代で、この「さよなら星」を読んでた方に
「あぁ、思い出した。 このマンガ読んでた
「うろ覚えだったのがハッキリした」
「懐かしい~
そう思って頂けたら。
「さよなら星」世代じゃない方にも、これを読んで
自分が読んでた谷ゆきこ先生のマンガを思い出して頂けたら
とても嬉しいです



それでは 1970年代学年誌に連載してた

かなしいバレまんが

またの呼び名を

ジェットコースター マンガ 

さよなら星





これにて終了~~






 

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さよなら星 13

2014年11月04日 22時53分35秒 | 「さよなら星」 (谷ゆきこ)

はい お待たせいたしました。

さよなら星 谷ゆきこ 13回目でございます。


絵里の 「パパが待ってる」 の言葉を聞き、
外出禁止の決まりをやぶりパパに会いに行く
すずらんちゃんとゆりちゃん。
絵里の言葉は本当だったのでしょうか?
舞台には立てるのでしょうか?



   

1972年 (S,47) 小学四年生 9月号表紙








パパを待ちますが、なかなかパパは来ません。
もう時間が無いからと、嫌がるゆりちゃんを連れて帰ります。
   




急いでバスを降りたすずらんちゃんでしたが
ゆりちゃんがいないことに気付きます。
   




ロンドンの街で迷子になってしまったゆりちゃんを心配しつつ
レッスンに戻ってみると、絵里が すずらんちゃんの役を踊ってました。
絵里のしくんだたくらみだったと知ります。
   




先生は 「規則をやぶったすずらんの代わりに絵里に踊ってもらう」 
と言います。
   




そこへ迷子になってた ゆりちゃんが戻って来ました。
「連れて来てもらった」 という人を見ると、それはパパでした。
   




事情を知った先生は、すずらんちゃんに役に戻る事を許します。
そして、ウソを言った理恵と、だまされたとは言え
規則をやぶったすずらんちゃんにバツとして
1週間 毎朝稽古場の掃除を命令します。
そこへ毎日キレイな花束が届くようになりました 。
   




花を届ける人は誰なのかをさぐりに花屋へ行く絵里。
おつかいに来てると言う犬を見て、
その犬はすずらんのパパの犬だとわかります。
   




犬の後をついて行くと、そこはすずらんのパパが
新しい家庭を持っていた事を知ります。
   




明日は いよいよ公演の初日です。
   



リハーサルにも熱が入ります。
藤先生は 「もう自分が教える事は何もない」と見守ります。
   



 つづく 


1972年 (S,47) 小学四年生 8・9・10月号





さすがの天然ちゃんのすずらんちゃんでも
今回の事は絵里の たくらみ だったとわかります。

でも、当然の事ながら、稽古場の掃除は
絵里はさぼり、すずらんちゃんだけが一生懸命掃除します。
けなげですね~。

それにしても、迷子のゆりちゃんがを連れて来たのが
パパだったなんて・・・
何という奇遇でしょう

「本当はこの人がパパなのよ」と言いたかったでしょうね・・・。


パパの新しい家庭。
あんなに薔薇の花が咲いてて・・・。
パパの家・・・豪華ですね。
パパは記憶喪失のうえ外国人で目が不自由な人。
どんな仕事をしてるのでしょう
もしかして奥様がお金持ち



さぁ、次回は ついに最終回です!!
この先、すずらんちゃん そして ゆりちゃんに待っているのは
幸せ? それとも不幸・・・?
すずらんちゃんとゆりちゃんの運命やいかに・・・。
泣いても笑っても あと1回!!
最後を 知ってる人も、知らない人も 

次号を ・・・ 待て!!





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さよなら星 12

2014年09月19日 22時05分14秒 | 「さよなら星」 (谷ゆきこ)

お待たせしました!


さよなら星も残すところあとわずか となってまいりました。

回を重ねるごとにUPするのが遅くなって行く~
まだか?まだか?とお持ちの方。
すみませんね~





絵里が留学して来て、堂々のライバル宣言。
そして藤先生が病気と知ったすずらんちゃんは
この後イギリスでどんな境遇にあうのでしょうか?!





   

1972年(S,47) 小学四年生 7月号 表紙





ひとり考えたくてテームズ川のほとりを歩いていると、一人の男性に声をかけられました。
   




その男性は自分が日本人なのか、この国に来てどのくらい経つのかも
わからないと言います。
ただ、過去の思い出につながるものは これだけだと
写真の入ったロケットを見せてくれました。
それは、すずらんちゃん、ゆりちゃん、ほしおくん の写真でした。
そしてそれは、すずらんちゃんも同じものを持っていたのでした。
   




自分のパパだと気付いたすずらんでしたが、すっかり変わってしまった姿に驚き
「どうして私がわからないの?」と思いました。

そこへ 「パパ」 と言って駆け寄る女の子。
転んでしまいますが、この男性はどこにいるのかわかりません。
目が見えなかったのです。
   




女の子の母親は、すずらんを見て すぐにロケットの写真の少女だとわかりました。

女性は言いました。
男性は、3年前 事故に遭い、失明して記憶も失くしてしまった。
その病院で看護婦をしてた自分はあの人を愛してしまった。
私はあの人が記憶を取り戻すのがこわい。
記憶を取り戻したら、日本の家族のもとへ帰ってしまうかもしれない。と。

   




あんな可愛い子からパパを取り上げるなんて出来ない。
あの人たちの幸せをこわす事なんて出来ない。
と思ったすずらんちゃん。
写真の女の子は自分ではないとウソをつきます。
そして去って行く三人の後姿に「パパ」と寂し気に叫ぶのでした。

そんなすずらんの姿を木の陰からみつめる絵里。
   




ある日突然、公演の配役が発表になりました。

この公演は特別に力を入れているため 稽古の期間中、
無断で休んだり、遅刻した人はメンバーから外されてしまいます。
   
 



翌日からきびしいレッスンが始まりました。

先生に呼ばれ、部屋に行くと そこには藤先生とゆりちゃんがいました。
藤先生は風邪をひいただけだと知り、ホッとするすずらんちゃんでした。

   




それからも きびしいレッスンは続きます。
休憩時間に絵里がすずらんちゃんへ、
パパが来て、もう遠い所へ行くと言ってた。
と伝えます。
   




二度と会えなくなるのでは・・・という思いから、外出禁止にもかかわらず
レッスンまでには戻ると言って外出してしまいます。
   




すずらんちゃんが規則をやぶって外出したことを知り
先生は 「役をおりてもらう」 と怒ります。
   



   つづく 


1972年 (S,47) 小学四年生 6・7月号より


6月号は、まるまるパパとの再会の話です。
まさかね~、遠い遠い異国の地で偶然にもパパと逢っちゃうなんてね。
それも記憶喪失で失明してて結婚もしてて子どももいた・・・なんて言ったら
少女の心痛 いかばかりかと・・・


ところで、このパパ。
素敵なイギリス紳士と言った感じですが。
覚えてます?
さよなら星10 での あらすじ の中のパパ。
こんなでしたよ。



   


これじゃぁ、すずらんちゃんもパパとは気付かないわなぁ~


まぁ 思いますに。
この時点では この後パパなんて登場する予定がなかったか、
回想場面とは言え 以前どんなパパを描いたか谷先生がすっかり忘れてしまったか。
このどちらかかと・・・。


パパがイギリス紳士のようならば、すずらんちゃんも美しいレディーへ
変わって来てるような気がします。

ゆりちゃん達との再会の場面。
髪はアップにし、刺繍の入った清楚なノースリーブ(色はきっと白だわよ!)
シンプルなブラウスだからこそ大きなリボンが引き立つスカート。
華美にせずとも 美しい子は十分美しい という典型ですな。

配役表を見つめる姿も美しいですね。
胸に両手をあてて・・・。
こんなポーズ、そんじょそこらの女子じゃあ そう簡単には出来ませんゼ。
腕にはハートのブレスレット。
さり気ないおしゃれも怠りません!


さて、その配役表ですが。
よーーーーーく見て下さい。

イギリスなのに日本語・・・?
いやいや、そんなんじゃ ありゃしません。
配役ですよ。
よーーーーーく見て下さい。


悪魔(ロット・バルト)ワルーイ・ヤッツ


悪魔 の役を 悪いヤツ がやるんです

当時これを見た時は驚きましたね~~。
こんな 真面目で 悲しくて おフザケ無し のマンガなのにーと。

この配役は、40年以上ずーーーーーっと忘れられずにいました


さて。
遠いイギリスの地で偶然にもパパと逢ったすずらんちゃん。
パパとの再会は叶うのでしょうか?
そして 先生の怒りをかってしまったすずらんちゃんは
この先どうなるのでしょう?


次回、お楽しみに 




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さよなら星 11

2014年07月23日 18時10分47秒 | 「さよなら星」 (谷ゆきこ)

大変 大変 お待たせいたしました。 

さよなら星 谷ゆきこ 11回目です。


テレーズ先生の、日本公演に出演して称賛を浴びたすずらんちゃん。
さぁ、そのあとはどうなったのでしょう。




   

1972年(S,47) 小学四年生 5月号 表紙





素晴らしい踊りを披露したすずらんちゃんでしたが、
幕が閉まると足に痛みが。
絵里の意地悪のせいで痛めた足がひどくなってしまい
絵里が代役になってしまいました。
   
( この小憎たらしい顔は、代役になった絵里だよ~。
すずらんちゃんじゃないからね~ )



すずらんちゃんの評に対し、代役の絵里の公演評は
「すずらんの気品とテクニックにはとうていかなわず
今一歩というところ・・・」 
悔しがる絵里。

一方、すずらんちゃんは、足はよくなったものの、
ゆりちゃんの病気は一向に良くなりませんでした。


そんなある日、すずらんちゃんに イギリスから
特別出演してほしいと手紙が届きました。
   



バレエへの道が一歩大きくなるのをきっかけに、
弟のほしおちゃん、そしてママ と一人ずつさよならして行く・・・。
今度はゆりちゃんがさよならしてしまうのでは・・・と心配で決心がつきません。

そんな時、何も知らないはずのゆりちゃんが、イギリス行きはどうなったの?と尋ねます。
ゆりちゃんの勧めもあって、すずらんちゃんは特別出演を引き受ける事にしました。
  



イギリス行きを決心すると、また高熱を出してゆりちゃんが苦しみ出しました。
お医者さんから、2・3日眠り続けるだろうけど大丈夫 と聞き
すずらんちゃんはイギリスへ旅立ちました。
   



イギリスに着くと、早速レッスン場へ。
そこへ 日本から電話が来ました。
もしや ゆりちゃんが・・・! と不安になるすずらんちゃんでしたが、
ゆりちゃんは元気になったという知らせでした。

でも、ばあやさんが突然亡くなったという悪い知らせもありました。
   



やっぱり誰かがさよならして行く・・・。
ばあやさんはゆりちゃんの身代わりになったのかもしれない・・・。
そんな事を思うすずらんちゃん。

バレエを見てもらうと、先生は
あなたの踊りは観客の心を暗くする。日本に帰りなさい 
と怒りだしてしまいました。
   



みんながさよならして行く悲しみが出るのなら、これ以上バレエを続けるのは。。。
でも踊りたい。日本に帰るのはいや・・・。
そう思い、レッスン場でひとり 何もかも忘れ踊るすずらんちゃん。

その踊りを見ていた先生は、明日からレッスンに出る事を許してくれました。
   



そんなある日。
新しく留学して来た人が紹介されました。
絵里でした。 
   



また一緒にレッスン出来ると喜ぶすずらんちゃんでしたが
絵里は あなたから役を取り上げるために来た と言うのです。

そして、日本では藤先生が病気で寝たきりだと・・・。
藤先生もさよならしてしまうのでは・・・と不安になるすずらんちゃんでした。
   



     つづく 

1972年(S,47) 
小学三年生 3月号  小学四年生 4月号・5月号 より


なんと意外な盲点!
ばあやさんがさよならしてしまうなんて・・・!

もう、こうなると次は誰が死んじゃうのかと
すずらんちゃんでなくてもヒヤヒヤものですね~。

イギリスに着いた すずらんちゃんの全身ショット。
この時代は、このようにポーズする全身イラストがよく載ってました。
私なんか よく 色を塗って、切り抜いて、裏に紙を貼って補強して、
お人形遊びのメンバーに加えたりしてました。
ま、そこまではしなくても、ぬりえ として遊んだ人も多いのでは?

それにしても、あんなに意地悪された絵里の再会を喜ぶすずらんちゃん・・・。
すずらんちゃん て、今で言う ちょっと天然さんなのかなぁ~ 


今回の表紙ですが・・・白黒です・・・。
残念な事ですが・・・
この先、最終回までカラーの表紙はありません

谷先生のカラーイラストは素敵なのに・・・。
ホント、残念です。


さて、今回から舞台はイギリスへと変わったすずらんちゃん。
この先、絵里も加わって どのような展開になるのでしょう?!

次回をお楽しみにっ



 

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さよなら星 10

2014年06月09日 22時21分56秒 | 「さよなら星」 (谷ゆきこ)

今や 着々と増えつつある(ホントか?!) さよなら星ファンの皆様。
お待たせしました。

さよなら星 谷ゆきこ 10回目でございます。


悲しい事ばかり起こるすずらんちゃん。
とうとうママもさよなら星となってしまいました。




1972年(S,47) 小学三年生 3月号 表紙



ママが亡くなり悲しんでる所に、看護婦さんが
「東京の伊沢バレエ団から、テレーズ先生の舞台出演が決まったから
1月3日に伊沢バレエ団まで来るように」と電話があった事を伝えます。
いい知らせなのに、また何か悪い事が起こるのでは・・・と考える
すずらんちゃんに、
「おかあさんから最後のクリスマスプレゼントだと思えばいい」 
と藤先生が励まします。
   



お正月。
二人は藤先生と ばあやさんと 迎えます。
   



3日に伊沢バレエ団を訪ねると、
そこには以前駅でぶつかった女性がいました。
彼女が伊沢バレエ団の伊沢八重子先生でした。
テレーズ先生が、テレビ出演の理由を知り大変残念に思ってたので
テレビ局に話して、代わりの子を出してくれたのでした。
   



自分がやるはずだった役を取られた絵里。
稽古の日 「都合により一週間稽古を休みます」
とウソの張り紙をして すずらんちゃんをだまします。
   



お墓参りへ行っていた すずらんとゆりちゃん。
帰ると 藤先生から舞台出演を取り消されたと聞き驚くのでした。
   



張り紙が絵里のウソだったことがわかり、
すずらんちゃんは無事 舞台に出られることになりました。
   





それから毎日もうれつなレッスンが始まりました。

いよいよテレーズ先生の日本公演第一日目。
出かけようとしたら、ゆりちゃんに熱があるのに気付きました。
まさか ゆりちゃんまでさよならしてしまうのでは・・・ 
と心配する すずらんちゃん。
   



本番5分前。
すべり止めをつけて
「なんだか いつものすべり止めと違うみたい」
   



すべり止めは、絵里が違うものとすり替えていたものでした。
すずらんちゃんは、すべって階段を転げ落ちてしまいます。
   



代役をたてようとしますが、大丈夫だとわかり
そのまま開幕しました。
   



すずらんちゃんの踊る場面は わずかでしたが、
その見事な踊りは、観客も出演者も
思わず息をのむほどでした。

テレーズ先生の日本公演は大成功でした。
   





         つづく 



1972年 (S,47) 小学三年生 
1月号、2月号.3月号より





いつも いつも 悲しい事で終わってしまうので
今回はハッピー な事で締めくくってみました。


前回の、突然のテレビ出演降板。
台本を見ただけですずらんちゃんだとわかる女性。 
こういう訳だったんですね。

絵里は、いろいろ意地悪をします。
結局バレちゃうのにね・・・!
でも、自分がやるはずだった「一番下のお姉さん」役を
すずらんちゃんに取られ、お付きの人になっちゃったのは
可愛そうな気もするけど・・・。
でも、だからって意地悪はダメよねー!

テレーズ先生に言われなければ、
衣装も靴も何かしてやろうとしてたんだね(笑)


このテレーズ先生の公演の様子は覚えてますね~。
何しろ、すずらんちゃんの舞台衣装姿がカワイイ
ドレスもだけど、縦ロールの髪型が・・・
「可愛いな」と思った事、覚えてます。
(縦ロール好き)


あと、トゥシューズにすべり止めをつけるという事も
この時初めて知りました。




さて、今回はお正月号から始まる・・・ということで
本誌にも よく知らない人のために と
すずらんちゃんが、今までのあらすじを話してくれてます。

そこに、こんなカットがありました。


   


これ だれ???!!!

どうやら すずらんちゃん達のパパ・・・みたいなんですが・・。
今までパパは出て来た事が1度も無いし、
これから先に出て来るパパは・・・
まぁ、いいや。
パパに触れるのは のちのち・・・という事で。


初の大舞台で拍手喝采を受けたすずらんちゃん。
でも、谷先生のマンガはジェットコースターなみです。
次回はどんなどん底へ 真っ逆さまに落とされるか?!

お楽しみに (いや、だから、この表現はいいのかっ?!)








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