先日、思いっきりピンポイントの方にしかわからない「小学六年生」の
「ハロー6ワイドショー」ネタで、一人でおおいに盛り上がらせていただきましたが。
今回もピンポイント・・・それも女子にしかわからないかもしれないネタです。
いや・・・女子も覚えてるかなぁ・・・?。
まぁ、いいや。一人でもおおいに盛り上がる
「小学〇年生」といえば、忘れられないのが谷ゆきこ先生のバレエまんが。
バレエまんがは多々あれど、わたしが最初に出会ったバレエまんが。
そして私が最初に出会った連載まんがだったように思います。
谷先生は、いろんな学年に「バレエ星」「かあさん星」「まりもの星」「バレリーナの星」等
いろんなバレエまんがを描いていました。
あまりにいろいろ描いてるので「あれ~私が見てたのは何だったっけ?」
と思っている方も多い事でしょう。
私と同年代の方は、ズバリ!「さよなら星」です。
主人公の名前はすずらんちゃん。
谷先生のまんがに出てくる人は、ほとんどが花の名前でしたね。
このすずらんちゃん、途中からバレーボールなんかもやっちゃってましたね。
バレーボールブームでした。
「さよなら星」は小学1年生から4年生までずっと続いて、かなりロングラン。
その中には、谷先生お約束の次から次へとたたみ掛けるような不幸が
繰り広げられておりました。
なにしろ表紙に「みんな よんでいる かなしい まんが」とあるくらいです。
ただのバレエまんがじゃないんです。かなしいバレエまんがなんです。
表紙の絵は、必ずと言っていいほど涙を流してます。
涙はなくても、もの悲しい顔をしています。
笑顔の表紙は見た記憶がありません。
小学二年生、1月号の表紙。
お正月。晴れ着でも涙。羽を持ってても涙。
誰が何と言おうと涙。
今から考えると、それはもぅもぅもぅもぅツッコミ所満載なまんがです。
でも、そんな「ありえねぇ~」な話でも楽しみにしていたし、
どうなるんだろう?とワクワクして次号を待っていました。
弟は死ぬ、妹は耳が聞こえなくなる(最後は死んじゃうんだっけ?)母は事故で意識不明、
自分も片足切断の危機、部屋を貸した変なババァは虎を飼ってた・・・。
こんなに次々と、不幸で、ありえねぇ出来事が起こったら、誰もが「最後はどうなるんだろう」
という思いを抱かずにはいられますまい。
さすが谷先生。
そんな読者の気持ちは重々承知です。
「最後は幸せになってほしい・・・」幼い少年少女のそんな願い。
さすが谷先生。
あっさりバッサリ切り捨てます。
まさかの主人公の死です。
それも息も絶え絶えの中で「実は私、心臓の病気だったのです」のカミングアウト。
「えぇ~~~今、それ~~」
かなり衝撃的な最終話でした。
「さよなら星」名物。片足なわとび二千回挑戦。
片足切断の危機にみまわれたすずらんちゃん。
バレエの先生から「片足のバレリーナめざせ!」(そんなムチャな)
そして命じられたのが「そのため片足なわとび二千回!」
バレエまんがには「意地悪な子」がつきものです・・・。
意地悪な子 セリフその1
「いくらうまいからって、あとからはいって来て、大きな顔をしてるわ。」
意地悪な子 セリフその2
「何さ、わたしは、あんな気どったおどりかた、大きらいよ」
意地悪な子 セリフその3
「りょう足なくなりゃいいんだわ。そうしたら、ぜったいおどれないから」
・・・おいおい、それは言いすぎやろ・・・
さっきの意地悪なバレエ教室の子達に
「ホントに片足で二千回とんだの?だったら今とんでみなさい」
と言われ片足でなわとびするすずらんちゃん。
目の前に、病気のママが幻となって出てきました。
意地悪な子のセリフがスゴイですね~
「・・・きっと、き〇がいよ」
今じゃ120%アウトですね。時代を感じます。
今も「〇〇先生へお手紙を書きましょう」というのはあるでしょうが、
あて先は多分全て出版社でしょう。
当時は何と!ご自宅の住所が書いてありました。
今じゃ信じられませんね。
住所をたよりに家へ行って「サインくれ」なんて言う輩はいなかったのでしょうか?
それとも、そんな人にも優しく接していたのでしょうか?
いずれにしても時代を感じます。
当時、谷先生のまんがの中に「えっ」とビックリする文字を見つけた事を覚えてます。
それは、バレエの発表会だったか公演だったか・・・何しろ配役表が貼ってある場面でした。
配役表ですから、役名の下に、その役をやる人の名前がかいてあるんですね。
その中に見つけたんです。
悪役=ワルーイ・ヤッツ
お茶目心なのか、ただ単にメンドクセェ的な事なのか、よくわかりませんが。
あんなに綺麗な、あんなに物憂げな、あんなに真面目なまんがを描く谷先生が
こんな面白い事書くなんて・・・と意外な一面を見た思いがしました。
谷先生のまんがを読んでいたのは何しろ幼い頃なので、内容はほとんど
断片的にしか覚えていません。
なので、ずっと前から「谷先生のまんががもう一度読みたい」
「復刻本で出ないかなぁ」という思いを抱き続けていました。
でも、いろいろと谷先生の事を調べてみますと、復刻本はかなり難しいようです。
と言うか、無理に等しいみたいですね。
悲しいなぁ。
もう一度、じっくり谷先生のまんがが読みたいです。
追記
さよなら星 について、もうちょっと詳しく知りたい方は
カテゴリー 「さよなら星」(谷ゆきこ)
の所を読んでね
「赤い靴」2番まで歌えるんですか?! スゴイなー!
きっと何回も聞き込んだんでしょうね~。
星シリーズは、うなつーさんのように
自分が読んでたのとは別の星シリーズも読んでた
という方が意外と多いんですよね。
でも、自分の学年誌のマンガより、ところどころ読んでたマンガの方が
覚えてるなんて、相当インパクトを感じたのでしょう。
スッキリしたと言っていただいて何よりです。
私も嬉しいデス
でも「さよなら星」は近所のお姉さんの家で
ところどころ読ませてもらいました。
正直なところ「まりもの星」はほとんど覚えていませんが
「さよなら星」はあまりのインパクトに忘れられませんでした。
特に片足バレリーナは子供心に強烈に刻まれています。
とはいえ全部読んでいるわけでもなく子供の事ですから
肝心なところは覚えていないのか読んでいないのか
「片足バレリーナ」というジャンルがその頃にはあったと
思い込んでいました。
ですからすずらんちゃんは片足バレリーナに憧れるあまりに
健康な足を切ろうとしている・・・・怖いですね。
長年の誤解が解けてとてもすがすがしい気持ちになりました。
片足なわとび2千回!
星になった弟くんが助言をくれるんですよね。
一度にやってもダメ、少しずつやらなきゃ・・・と。
ここへたどり着いて本当に良かったです。
ありがとうございました。
ちなみに「あかいくつ」のオープニング2番まで完璧に歌えます(笑)
このたび、弊社の新しいレーベル「立東舎(りっとうしゃ)」より、幻の作家・谷ゆき子さんの書籍『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』を出版いたしました(http://rittorsha.jp/items/15317420.html)。
「バレエ星」40ページ完全再現収録、カラー32ページ、貴重な貸本『虹』『すみれ』の表紙も可能な限り収録し、圧巻の収録図版点数です。花村えい子、里中満智子、高橋真琴各氏インタビューをはじめ、家族の証言などテキスト2万字超で掲載。ファンにはたまらない濃い〜内容となっております。
いま、京都国際マンガミュージアム(http://www.kyotomm.jp/HP2016/event/exh/taniyukiko.php)でも、谷ゆき子のミニ展示も開催されています! 近郊にお住まいのファンの方にはぜひオススメです。
そうなんですよね~。
昔読んでた学年誌や付録の事って ふと 思い出すんですよね~。
「かあさん星」については2013年5月20日のブログに 書いてます。
「さよなら星」は、カテゴリー「さよなら星」(谷ゆきこ)を(←虎を飼ってるババアが出て来ます)
他の谷作品は 懐かしのまんが(谷ゆきこ・谷悠紀子)に書いてますので
よろしかったら読んでみて下さいませ。
確かに谷先生のファッションセンスは素晴らしいと思ってはいましたが、
お姉様がデザイナーだったんですか?!
バレエをやってたので、よくモデルとしてポーズをとってもらった と言うのを読んだ事はあります。
バレエをやっててデザイナー・・・素敵なお姉様ですよね!
最近、雑誌の付録について考えていて、ふと、小学生雑誌の(かあさん星シール、すみれちゃんバッグ…)が脳裏に浮かび、検索してみたのです。
かあさん星を読んでいました。
主人公はすみれちゃん、妹は口がきけないターちゃん、お母さんは交通事故による記憶喪失で失踪…
でも、虎を飼ってるババア(笑)が出てくるシーンも覚えていて、そちらも別冊?かなんかで読んだ記憶がよみがえりました。(さよなら星?)
それと、私の記憶の中では、「すみれちゃんたちのお洋服がオシャレなのは、谷先生のお姉さまがデザイナーだからです。」とあったような?!
とにかく、もう、懐かしくて楽しくて…ありがとうございました。
キャッチフレーズの方が忘れられずにいたんですね?!
確かに谷先生のマンガは、いつも「かなしいバレエまんが」でした。
ライバルがあざみさんという事は、私の1コ上の年代です。
ひさこさんが読んでたのは「バレエ星」ですね。
かすみちゃん・あーちゃん姉妹。ライバルがあざみさん。後にバーバラというライバルも出て来ます。
確かに意地悪も「これ、命にかかわるぜ!」というようなスゴイ事してますよね。
縄跳びの記憶が無く、ライバルがあざみさんという名前だった記憶だけあります。階段から突き落としてたような(思いきり犯罪)。
衣装を裂いたり、トウシューズに画鋲入れたり、って谷先生の漫画が発祥なのでしょうか(笑)?
懐かしいお話を思い出させて下さってありがとうございました。
バレエはあの時代の女の子の憧れでしたよね^^v
でも最後がどうなったのかとか、細かい内容は覚えていないのです。^^;
学年が上がるたびに、似たような内容のバレエ物語が連載されていたような。
「かあさん星」という題名だったか・・
お母さんが行方不明とか、記憶喪失とか・・主人公(名前も覚えていません^^;)の家庭環境はかなり不幸だったけど、可愛らしくバレエの才能がありレッスンを続けるが、かならずお金持ちの子に陰湿ないじわるをされているのですよね。トウシューズに画びょうを入れられるとか><;
美しくも、暗いバレエ漫画だったと思いますが^^;今読み返したら、笑えるシーンも多いかもしれませんね。
一部をアップしていただき、ありがとうございました!
ますます読んでみたくなってしまいました。
「まりもの星」だったら私の2コ下世代かな?!
内容は違えども、谷先生の「絵」だけでも懐かしんでいただけたら嬉しいです。
まさかまさか文章を褒められるなんて思ってもいなかったので、チョーこっぱずかしいです・・・!!
あのバレエ漫画がまた読みたくて、探しているうちにこちらに辿り着きました。
懐かしい谷ゆきこ先生の絵に、我楽多さまの才能溢れる文章! あまりに楽しくて、猫と一緒に笑い転げてしまいました。 素敵な時間をありがとうございました(#^.^#)
まぁ・・・。このようなコメントをいただいて、私の方こそ やさしい気持ちになれました。
ありがとうございます。
バレエコンクールでの日本人の活躍はスゴいですね。
でも、インタビューを聞くと、その努力の凄さと言ったら・・・。
やっぱり、あれだけの結果を出すには努力努力なんですね。
谷先生の作品は、読んでただろう世代の人と話をしても、なかなか盛り上がらないので残念この上ありません。
ぜひ、またのぞいてみて下さいね。
お待ちしてます。
ローザンヌ国際バレエコンクール日本人活躍のニュース から小学館の学習誌に載っていたバレエ漫画を思い出し、こちらに辿り着きました。
恥ずかしながら谷先生のお名前も、漫画のタイトルも覚えておりませんでしたが、「片脚縄跳び2000回」の記憶は鮮明でした。
懐かしくてたまらず、大学生の娘に語っても反応が今ひとつで・・・
それはさておき、こちらに伺って、記憶のすり合わせが出来たこと、やさしい気持ちになれたことを感謝いたします。
またこっそり覗かせて下さい。
素敵なブログに出会えて今日は良い日になりました。
私も、谷先生のお姉さんがバレエをやってたので、絵を描く時にポーズをしてもらって描いてます・・・
と書いてあったのを見た記憶があります。
どこに書いてあったかなぁ~??
谷先生の絵は、キレイ・可愛いだけじゃなく、かなり正確な絵ですよね。
貸本時代(谷悠紀子時代)の絵も、画力がスゴイです。
アップされた画像を見ると、バレエのポーズはわりと正確なんですね。
実際にあるポーズを描いてる。
バレエ星世代でしたら、私の1コ上の世代ですね。
バレエ星は1969年(s、44)小学一年生1月号~1971年(s、46)小学四年生12月号
に連載されてたようです。
谷先生の学年誌の連載の中では一番長かったようです。
主人公がかすみちゃん。
意地悪なライバルであざみさんやバーバラとかが出て来たマンガですね。
UP出来るような内容をGetしたら、UPしますね~。
まあこの人の漫画はひっぱるひっぱる。
小学1年生から始まって5年生になっても終わらない。
この頃、最終回ってどうだったのか?と気になってます。
誰かご存知ないですかね。