水産北海道ブログ

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日本沿岸ニシン漁獲状況(1月末現在) 450トンと前年比6割、近年では平均以上

2016-02-06 22:31:50 | ニュース

 1月10日から解禁された日本海沿岸のニシン漁(刺し網、定置網)は、1月末現在で450トンとなっている。大型ニシンが早くから獲れた前年同期の6割程度だが、過去10年間の1月中の平均漁獲量(360トン)を上回っている。

 管内別では、後志が202トンで前年と同量。石狩が248トンで前年の半分程度にとどまった。日本海沿岸のニシン漁は20日過ぎから本格化したが、低気圧や時化で操業が大きく制約された。道総研中央水試の調査では、序盤の7年魚(2009年級)主体の大型魚から4年魚(2012年級)に中心が移っている。

 2月に入り、小樽と厚田でニシンの群来が報告され、湾内への来遊と産卵が進んでいる。漁獲は海況と4年魚の来遊しだいと見られるが、2月の中旬から盛漁期を迎えると関係者は期待している。

ニシンの群来が見られた石狩市厚田区安瀬(やそすけ)の浜(写真提供・石狩振興局水産課)


農林水産物の輸出が過去最高の7,452億円 水産物は2757億円で18%増 ホタテが主導

2016-02-06 22:27:20 | ニュース

 農林水産省は2月2日、平成27年(2015)の農林水産物・食品の輸出額が対前年比21.8%増の7,452億円となり、3年連続の過去最高を記録したと発表した。中間目標の7,000億円を1年早く達成したことから32年(2020)の「輸出目標1兆円」の前倒しをめざす。水産物の目標は3,500億円。

 このうち、水産物は2,757億円で前年対比18%増。ホタテ貝が591億円・7万9,779トンとトップで金額32.3%、数量42.5%の増加。中国、米国、ベトナムが輸出先の上位を占めた。次いでサバが179億円(55.4%増)・18万6,025トン(75.7%増)、ブリが138億円(38.2%増)・7,944トン(25.6%増)、サケ・マスが72億円(37.0%減)・2万362トン(46.2%減)の順。


2016年2月5日発行/北海道漁協系統通信6139号

2016-02-06 22:23:11 | 系統通信

道議会水産林務委員会
桧山でニシンの大量種苗放流による資源復活めざす

オホーツク海毛がに漁業協議会全体会議
前年同の許容漁獲量1,300トン、宗谷・網走に各650トン配分

27年札幌市中央卸売市場の水産物取扱高
9200トン、1,012億円で数量8.7%減、金額0.5%増

道漁連が高性能ホタテ穴空け機の販売を今春開始
従来機を遙かに凌ぐ1分あたり最大166枚の貝の処理が可能
砂原・森・落部・八雲町の4ヶ所から先行販売

平成27年度えりも以西海域マツカワ漁獲状況(12月末)
累計実績133トン・1億7千万円 前年度超える

農林水産物の輸出が過去最高の7,452億円
水産物は2757億円で18%増 ホタテが主導