水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

道議会水産林務委員会 水産予算の概算要求で「漁業収入安定対策」に721億円

2019-09-05 16:17:48 | ニュース

 道議会水産林務委員会(三好雅委員長)が3日午後から第5委員会室で開かれ、令和2年度水産業・林業関係国費予算の概算要求の概要、日米貿易交渉に関する緊急要請の実施について報告を受けた。

 中田克哉水産林務部長によると、農林水産省予算の概算要求額は2兆7,307億円で前年年度比118.2%。そのうち水産基盤整備は867億円と同122%を要求している。水産公共事業の概算要求(北海道関係分補助・直轄)は、水産基盤整備が288億3,000万円で同122%。農山漁村地域整備交付金が118億2,700万円と同110.5%。

 令和2年度の農林水産関係税制改正要望では、農林漁業用軽油に対する石油石炭税(地球温暖化対策のための課税の特例による上乗せ分)の還付措置の3年間延長を求める。

 水産庁予算の主要事項では、「漁業収入安定対策事業」が721億7700万円を計上し、前年度を652億9300万円の大幅増となっている。計画的に資源管理等に取り組む漁業者を対象に、漁業共済・積立ぷらすを活用し、収入額が減少した場合の減収補てんを行う。水産政策の改革に伴う新たな資源管理システムが先行導入される魚種(サバ類など)は、漁獲規制強化による損失が見込まれ、それを補てんする経営対策の費用が嵩むことを想定したものとみられる。


網走管内サケ・マス漁獲状況(8月31日現在) マス約66万尾と前年比18%、金額も4億円と23%にとどまる

2019-09-05 16:17:22 | ニュース

 網走管内(雄武〜ウトロ漁協)のサケ・マス漁獲状況は、8月末までにマスが66万尾と前年同期の18%、不漁だった前々年の78割程度となっている。平均目回りは約1.7㎏と前年、前々年を上回っている。

 網走海区漁業調整委員会によると、8月31日現在の管内カラフトマス漁獲状況は、66万822尾、1,113㌧、4億948万円で、前年に比べ尾数は18%、重量は22%、金額は23%。近年では不漁だった前々年に比べて尾数76%、重量78%、金額84%といずれも下回っている。平均目回りは1.68㎏(前年1.40㎏)、平均㎏単価368円(同354円)と前年を上回っている。

 混獲のサケは30万6,184尾、1097.6㌧、6億2,299万円と前年に比べ尾数は171.4%、重量205.1%、金額170.5%。平均目回り3.58㎏(同3.00㎏)、平均㎏単価567.6円(同683.4 円)。


ロシアの今漁期漁獲量335万㌧(8月21日)極東で150万㌧、うちスケソウ110万㌧と増加

2019-09-05 16:16:01 | 系統通信

 道機船連によると、ロシア漁業者による今漁期漁獲量は、漁期開始から8月21日までに335万㌧となり、前年同期を1.9%上回った。極東では241万㌧が漁獲され、前年同期を6.1%上回った。このうちスケソウは139万㌧で、同じく7万3,440㌧上回り、マダラも11万2,880㌧で2万6,690㌧上回っている。一方、北部海域は35万1,100㌧で23.3%前年同期を下回り、マダラも24万2,400㌧と前年同期を3万6,140㌧下回っている。


2019年9月3日(火)発行/北海道漁協系統通信6428号

2019-09-05 16:13:57 | 系統通信

2020年度水産予算概算要求
前年に続き3,000億円の大台、成長産業化に向けた重点支援など

JF道女性連役員との共済推進協議会
女性疾病入院特約「りぼん」ヒット、加入率2%アップ
ガン入院無制限・新チョコー普及へ全道キャンペーン第2弾

道市場協会が役職員研修会を開催
水産フードシステムの変化と魚離れをテーマに講演

日高・胆振のシシャモこぎ網漁終漁日を今秋から統一
シシャモ資源安定へ栽培魚種としての位置づけを

釧路地区組合長会が密漁防止啓発パレード

「今日はお魚!」北海道おさかなポスター展

豊漁の秋 全道各地で食のイベント目白押し