降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★『逃走』は50円だった=8月のブックオフ買取価格❷止

2014年08月10日 | 新聞/小説

【きのう8月9日付の続きです。
2014年7月のブックオフ買取価格は7月28日付見てね!】


読み終えた本がたまって邸宅と書斎が傾きそーなので(←嘘ぴょん、一度言って見たかっただけ)、
近くのブックオフに持っていった。
新刊書店で山盛り平積み中の、池井戸潤さん『銀翼のイカロス』(ダイヤモンド社、本体1,500円=写真)は、買い取り額は490円だった。
単行本の買い取り最高額は、現在のところ 490円(←同最低額は100円)。
新書は、レーベル問わず(美本なら)一律70円。
お断り=ブックオフの買い取り価格は、店舗の地域性などで多少の変動がある、と聞きました。
また、僕が持ち込んだのは、汚れナシ・ページ折れナシ・書き込みナシの〝美本〟のつもりです(笑)。


【文庫部門】
結論を先に書くと、
7月に出たばかりのホヤホヤ新刊でも、
角川文庫でも岩波文庫でも講談社学芸文庫でも、
レーベル問わず(美本なら、ね)一律50円!

(あまりに古くて、たくさんの紙魚(シミ)がついていたり、何かの液体で汚れたりしたものは買い取り不可のよーでした。
僕の隣カウンターで、ご老人がバイト学生くんに向かって
「なぜ、これほどの名著が買い取り不可なんじゃ」
とご立腹のご様子だったけど、
赤茶色に変色し、紙魚だらけの、スピン(紐しおり)付き旧・旧・旧版ほとんど廃棄物的K文庫では次に買う人いないよねぇ、と思ってしまった........)。

講談社文庫7月新刊『逃走』薬丸岳さん(44)本体660円
→買い取り価格 50円

単行本版とは大幅に違う、全面改稿だから、ほぼ書き下ろしではないか。
ノンストップで読めたけど、薬丸さんの作品、切実すぎて僕にはちょっと息苦しい.......。

集英社文庫6月発売『我が家の問題』奥田英朗さん(54)本体560円
→買い取り価格 50円

ユーモア系より、『最悪』『邪魔』系の犯罪小説の方が好きなので...........。

幻冬舎文庫8月新刊『逃げる中高年、欲望のない若者たち』村上龍さん(62)本体500円
→買い取り価格 50円

わずか140ページ余だから、すぐ読めた。
龍さんの近著は〝中高年〟ものが多い。文藝春秋の連載小説『オールド・テロリスト』も今月号で完結した。年内に単行本出してほしい。
............ほか、12冊持ち込み。


とりま、単行本・新書とともに、それなりの金額になり、
中古の伊集院静&黒川博行さん文庫数冊と、コンビニでMEVIUS スーパーライト2箱&ミネラルウォーター2本、喫茶店でケーキセットを飲食できたから、まぁいいかぁでございました。