降版時間だ!原稿を早goo!

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「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★半沢直樹か、浅見光彦か。

2014年08月04日 | 新聞/小説

うわっ、読みたい小説ばかり書店に並んでいた!

まず、これ、読み始めた。
❶『銀翼のイカロス』池井戸潤さん(51)、ダイヤモンド社、本体1,500円=写真右
僕は、テレビドラマ日曜劇場「半沢直樹」(TBS系、2013年)もまったく観ていないし、
原作小説(半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』以上、文藝春秋刊『ロスジェネの逆襲』ダイヤモンド社)もまったく読んでいない。
てか、池井戸さんの本は、
江戸川乱歩賞受賞作『果つる底なき』(1998年)
直木賞受賞作『下町ロケット』(2011年)
ぐらいしか読んでいない。
だから遅ればせ、シリーズ最新作。

今度の敵は、巨大権力(←単行本オビから)。
実質破綻状態の「帝国航空」を再生させるため、東京中央銀行側の新担当となった半沢直樹(旧S銀出身)。
ところが半沢潰しとばかりに、旧T銀出身者が暗躍しはじめた。
さらには、国交相諮問機関である「帝国航空再生タスクフォース」がある野望のために、半沢らの民間銀行にトンデモない要請を突きつけてきた。
つ、つ、ついに、半沢は権力と全面戦争突入だぁ!
「あぁ~、面白い!(キャラクターがわかりやすいし、笑)」
「立てっ、闘えっ、半沢直樹!」
「さぁ行け、史上最大の倍返し!」
のだけど、
たしか半沢らの銀行も公的資金注入あったよね、それを忘れていませんかぁ……
と読みながら思った。

そして、次に、これ読みたい。
❷『遺譜(上・下)』内田康夫さん(79)、KADOKAWA・角川書店、本体各1,700円=写真左
サブタイトルが「浅見光彦最後の事件」じゃあ、読まなきゃならぬ。
ちなみに同作が115作目で、永遠の33歳だった浅見は(よーやく)34歳になる。
さらに、ちなみに「最後の事件」かどーかは「?」なのだ。