絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

15歳の寺子屋 ひとり遊びのススメ

2012-09-09 | 読書
茂木健一郎さんの「15歳の寺子屋、ひとり遊びのススメ」を読みました。

薄い本なので、一日で読めました。



茂木さんの20歳までを振り返ってという内容でした。

ーーーーーーーー
印象に残ったことを箇条書きにしてみます。

1、チョウが好きで研究家みたいだった。
2、巨人の星に影響された。
3、本の虫だった。
4、教科書が配られると、半日でほとんど全部読んでしまった。
5、学力抜群で、常にトップ、東京学芸大学の付属へ入学。
6、中学のとき、生徒会長になった。
7、高校一年で、論文を投稿したら、その副賞でカナダへ留学。
8、東京大学の理科1に合格、その後、法科も合格、大学院はもう一度理科へ。

ーーーーーーーーー
先日、高校生クイズ選手権を見ていたら、その高校生たちがあまりに博学なので驚きましたが、茂木さんもまさにそのような子供だったのでしょう。

読んでいて、自分もダブル部分がありましたが、しかしレベルが違いますね。

一年間に200冊は読んでいたそうです。そんな子供がいるんですね。
今日、図書館に行ってみて、小学生くらいの男の子が中で本をみていました。
もしかすると、茂木少年のような子かもしれません。そう思ったら、おそろしい子供かもしれないなあと思って、簡単に上から目線で見られない気がしました。

私が共通する部分は、巨人の星に影響されたという部分です。
私の子ども時代に重なります。スポーツ根性ものの代表で、「思いこんだら、試練の道を」という歌で育ちました。
ただ、その割に、茂木さんは部活で活躍したという内容がありませんでした。水泳の話が少し載っていた程度です。
勝った負けたの話はありません。巨人の星に憧れた子供が本を読んでいるかなあと不思議に思いました。

私の印象では、教室で本を読んでいる子の印象は、おとなしい女の子というイメージです。
私が本を読み始めたのは、高校からですから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

この本の一番のテーマは、ひとり遊びのススメです。
茂木さんは、ひとりで遊べる子供だったそうです。
野球ゲームも自分で作って、自分で実況中継をして一人で遊べたそうです。

その部分は、私も共通する部分があります。
私は画用紙に国立競技場のようなセパレートのコースを描いて、画鋲をランナーに見立てて遊びました。
もちろん、その中の一人が私です。

100メートル、200メートル、400メートル、リレーなど。
短距離の選手として、走らせシュミレーションするのです。
そして、アナウンサーの声が頭の中で展開されています。

  位置について、ヨーイ、ドン! きれいに一斉にスタートしました。
  菅野選手、やや出遅れています。前半はセーブしているのでしょうか。
  50メートルを過ぎたあたりで、ギア―を切り替えたのか、俄然トップに躍り出ました。
  最後は、ぶっちぎりの優勝です。

簡単に言えば、そんな感じです。

それを一々、足の速い小学校の仲間を選手に見立てて、予選から決勝へと進んで行くのです。
決勝では、東京オリンピックで金メダルをとったヘイズ選手もいます。そして、最後はそのヘイズ選手に勝ってしまうというストーリーです。

まあ、このようなひとり遊びがいいと茂木さんは言います。
どんな小さなことにも、新鮮な何かを見つけ出して、その中で遊べる。

美術で言えば、どんなつまらないようなところにも、潜んでいる何かしらの美がある。それを見出すということでしょうか。

ーーーーーー
赤毛のアンを読んだとか、漱石の「三四郎」を何十回も読んだとか、そういう部分も共感が持てました。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVD 顔の描き方講座

2012-09-09 | DVD紹介
DVD顔の描き方講座を作りました。

デッサン会で指導していて、全体は描けるのに、顔がどうもという人が多いので、
顔の描き方をしっかり知ってもらおうと思い、講座を開きました。



こういうDVDがあればいいなと思うものを作りました。

顔がなかなか上手く描けないで苦労している人にはお勧めです。

また、初心者にはぜひ知ってほしいことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする