絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

Fさんの構図の研究

2012-09-05 | 構図の研究
Fさんが秋の展覧会に向けて、構図の研究をしています。
今日は、20枚くらい取材した写真を見せてくれました。

使えそうなものが、二つほどありましたが、その内の一つをご紹介します。



ドラム缶をメインにしたものです。ちょっと面白いものです。
ただ、この場合の問題点は何でしょうか?

これは、日の丸と私は言っています。ど真ん中に一つだけなので、日の丸みたいです。
安定し過ぎて動きがありません。そこで私は、これに杭を加えてみたらどうでしょうと言って、描き込んでみせました。



左に一本、右に二本、そして有刺鉄線で結んでみる。
これによって、ど真ん中にポツンとあるだけではなく、杭の並びで動きが出て来ました。
また、日の丸の原因は、ドラム缶の上の空間と下の草で隠れた部分の面積が似ていることも原因なので、ドラム缶の下の部分をもう少し見えるようにしたら良いと考えました。草の間からもう少しだけドラム缶の部分を見せるのです。

これに更に演技を加えるなら、手前の草が単調なので葉っぱ形をした草を加えたら尚良くなるでしょうと話しました。

こういうことが構図の工夫です。絵になるには、ドラム缶だけでは役者不足です。
脇役を加えることで絵にしていきます。ある意味静物画のモデル組みと同じです。

リズムとバランス、そして横絵なので、横への流れを作る。
こういうことが絵にするということなのです。
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村上春樹さんの本 読了

2012-09-05 | 読書
児玉のセルディにある村上春樹さんの本を全て読み終えました。



この棚にある本を全て読みました。いま、貸し出し中でここにない物もあります。
1Q84のBOOK1とBOOK2は、貸し出し中みたいです。それとも、私のために取り寄せてもらったので、本館に返されたかな?

最後は、「めくらやなぎと眠る女」でした。




これは短編集で、他の本に入っているものがたくさんありました。だから一度読んだ物を再度読んだりしましたが、
全ては読まず終わりにした物もあります。

村上さんの本は、他にももっとあるのでしょうけれど、一応自分ではここにある本を全て読もうと思ったので、目標は達成できました。
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