Fさんの県展制作が終了しました。
今まで、描いていた奥入瀬の風景とは違うので、結構苦労しました。
特に、手前の枯れ草の表現が難しく、同じ黄土色で平面的になってしまい、空間の奥行きがなくなったりしました。
枯れたススキのバランス、位置と大きさ、これがリズム感なのです。
草の間から見える地面の見え方、草が草に落とす影、これらが描けると奥行きも感じます。
影の色は、枯れ草でも少し青や緑を加えると自然になります。黄土色の影だからこげ茶と決めてしまうと
つまらないです。
構成は、空と遠景の木々、その下に建物などがある帯状の地面、崖のように下に降りる斜面、
下の枯れ草の黄土色の帯、近景の暗い地面という上から横の帯が並んでいる組み立てです。
そのような横帯の構成なので、横絵なのです。
その場合、考えることは、眼が横に流れ過ぎないように、縦に変化するもので眼を停めます。
それが、枯れすすきです。後ろの木々も大きさや形を変えて、リズムを作ります。
建物や何か器具のようなものが置かれている部分で、人間の存在を感じさせます。
洗濯物でも干してあるのかなと思わせることで、そこに生活がありそうに感じさせます。
平行な帯が上に行くほど遠いということを考えて空間を出すことが必要な絵です。
そのことでかなり苦労しました。良く頑張ったと思います。
今まで、描いていた奥入瀬の風景とは違うので、結構苦労しました。
特に、手前の枯れ草の表現が難しく、同じ黄土色で平面的になってしまい、空間の奥行きがなくなったりしました。
枯れたススキのバランス、位置と大きさ、これがリズム感なのです。
草の間から見える地面の見え方、草が草に落とす影、これらが描けると奥行きも感じます。
影の色は、枯れ草でも少し青や緑を加えると自然になります。黄土色の影だからこげ茶と決めてしまうと
つまらないです。
構成は、空と遠景の木々、その下に建物などがある帯状の地面、崖のように下に降りる斜面、
下の枯れ草の黄土色の帯、近景の暗い地面という上から横の帯が並んでいる組み立てです。
そのような横帯の構成なので、横絵なのです。
その場合、考えることは、眼が横に流れ過ぎないように、縦に変化するもので眼を停めます。
それが、枯れすすきです。後ろの木々も大きさや形を変えて、リズムを作ります。
建物や何か器具のようなものが置かれている部分で、人間の存在を感じさせます。
洗濯物でも干してあるのかなと思わせることで、そこに生活がありそうに感じさせます。
平行な帯が上に行くほど遠いということを考えて空間を出すことが必要な絵です。
そのことでかなり苦労しました。良く頑張ったと思います。