絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

栃木のTさん 人物デッサン

2012-05-14 | 通信指導
栃木のTさんが描き進めてくれました。

かなりの注文を出しましたが、その都度、私の注文に答えてくれました。



すばらしいデッサンになりました。特に髪の毛で苦労していました。
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ふしぎなキリスト教

2012-05-14 | 読書


これを読み終えました。
社会学者が書いたものなので、とても面白かったです。

キリストは、ヨセフとマリアの子供で大工だった。
おそらく奥さんも子供もいた。
ユダヤ教のおかしい所を指摘して捕えられ死刑になった。

こう書いてあって、びっくりしました。
そうか、そう考えるのが、最も分かりやすい話だなと思いました。

マリアの処女懐胎、さまざまな奇跡、復活などは、その後、神の子と信じさせるための創作?。

それが歴史的事実としては一番分かり易い。

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キリスト教信者には、とても言えないようなことをどんどん考えて解明していくように感じました。

しかし、だからと言って「キリストは人間だった。神ではない」とは決めつけていません。

まず、人間だったということが入れ子の最後の中身だと言って、そこから考えようとしています。
外側の箱にいろいろなものが着いて、一番外側の箱が今の神の子キリストになったと。
果たして、どの箱が本当のキリストか?


本には書いてありませんでしたが、読み終えて純粋に考えてみると、神はキリストをマリアに産ませる必要はどこにもないですよね。アダムを作ったようにキリストを作れたはずなのです。なぜそうしなかったのか?どこにも書いてありません。
ノアの箱舟の時も、ノアの家族だけ残したのはおかしいですね。他にも神を信じていた人はいたのではないか?その人たちを救わなかったのはなぜか?人間が全てダメならなぜ全員を殺さなかったのか?ノアの家族がいなくても新たにアダムとイブを作れたはずです。そんなことを考えました。

マリアの処女懐胎は、当然のこととして語られているので、いままで、そこを否定することをあまり考えませんでした。
ただ、マリアさんがヨセフと出会う前に妊娠したのなら、催眠術でもかけられて、他の人から妊娠させられたのだろうということを考えていました。催眠術をかけられたのなら、マリアさんが身に覚えがないということもあり得ると。マリアさんが大ウソつきでなければということですが。

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この本は、一年間大学の宗教学でキリスト教を学ぶより、はるかにためになると推薦の言葉で書いている人がいました。
私もそうだなあと思いました。

キリスト教のことを学ぶことは、美術史を学ぶには欠かせないことです。
絵画の歴史は、大部分が宗教画ですから。





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