俵万智さんの「ちいさな言葉」を読んでいます。
子供が言葉を覚える段階の様子がいろいろ書かれています。
言い間違いということがありますが、わざと言い間違えるということもありますね。
例えば、石塚さん(通称イシちゃん)が「まいうー」と言いました。
うまいということを、普段言ってるうまいだけでは、満足できなかったのか?
それともうけを狙ってか?理由はわかりませんが、そのように言って、流行らせました。
このちいさな言葉では、子供が「ブロッコリー」のことを「ブッコロリ―」といったそうです。
これには、笑いました。まるで、途中までぶっ殺すとでも言うのではないかと思います。
言葉というのは、面白い物だなと思いました。
話は変わりますが、----
総理大臣が、「未曾有」という漢字を「みぞうゆう」と読んで笑われました。
確かに、「みぞう」でしょう。
しかし、私は笑えませんでした。みぞうは知っていても、誰でも知識として落ちている部分があると思います。
ある県知事が、クイズ番組に出て、石川啄木の「一握の砂」を「ひとにぎりのすな」と読みました。
これは、「いちあくのすな」だろ?と思いました。
ある人が偉そうに話している時に、しまざきふじむらと何度も言うので、おいおい「しまざきとうそん」だろう?
と思いました。
そういうことは、知っていてほしいなあとは思います。でも、自分もそういう所があるはずです。
人のことを笑えないと思いました。