ロード・マーシャル時事報告場

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名言の価値

2017-05-21 05:43:44 | Weblog
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」
中国/陳渉

日本人は上記の言葉を肯定的に受け止める。しかし、

「並外れた天才は、凡人に配慮する必要はない」
ドイツ/ヒトラー

とくれば「放送禁止もの」である。

微妙に似ている両者の違いは何であろう。
やはり発言者なのだろうか。
となれば、言葉というものは「どのような内容であっても発言者によって評価が180度変わる可能性がある」という不思議理論行き着く。

言葉が主役のはずなのに、発言者によってその言葉の価値が変わるとは、真に不思議な世界である。
これがまかり通っているから、

「ヒトラー=菜食主義者または禁酒者または禁煙者=悪」

という構図もダブルスタンダードで成り立つのであろうか。

しかしそれは本来おかしいことである。

ヒトラーがアルファベットで「A」を結構な頻度で使っていたから、「A」という単語は悪にしましょう、という空想的事象が世界的にまかり通っている。
この事実は、ドイツの喫煙率に明らかである。
ドイツでは「ヒトラー=禁煙」だったので、国を挙げて喫煙撲滅を掲げることは、国民の管理につながるとして結構反発されているのだ。

これらの事実から判ることは、中庸の徳などという事は現在の人類には程遠い段階であるという事である。

これまた国家社会主義的になるが、いっそのこと物は使いようということで、極端さには極端さで対抗して極端に対処していくことこそが、ベストではないにしろ現段階においてはベターな選択なのかもしれぬ。

「テロに対しては同程度のテロで対抗しない限り必ず成功する」
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