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ブラック・ホーク・ダウン・アンインストール・イタリア

2014-06-10 20:14:16 | Weblog
標記の件、いろいろ詰め込み過ぎたが、まずは↓のニコニコ動画を見て頂きたい。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2917611

空中機動が失敗した一例である。
なお、史実をもとにした映画である。
空中機動失敗といえば、映画「遠すぎた橋」もそうだが、今の私にはブラック・ホーク・ダウンの方が似合っている。
なぜなのか。

HoI2でイタリアはドイツに宣戦を布告。
しかし、ヘリボーンや機甲作戦によるドイツ首都早期占領作戦「熊焼き作戦」が失敗し、航空機兵60個師団を含める、戦車・機械化師団を含める機動軍の大部分を喪失。
だが一方でフランス方面においては、イタリアの経験を重ねた歩兵・砲兵部隊の大規模攻撃によってドイツ軍の歩兵主力を包囲殲滅。
お互いがお互いの重要な脇役的兵力を消耗する大損害を被った上に、イタリアはアルプスの上がほぼがら空きに、ドイツはルール地方がほぼがら空きになるという、すさまじい「殴り合いの応報の結果」がもたらされた。
お互いとも大部分の兵力を消耗しており、さらにイタリアはドイツ軍集結地に核ミサイルの使用を決定、手元の5発中3発を投射した。

僅か3ヵ月間の戦いで、イタリア軍は消滅した装甲・機動軍はもちろんの事、補充兵だけでも30個師団分は超える出血を強いられた。もちろんドイツ軍もただで済むわけではなく、また核の効果もあって、互いに数百万人ずつの損耗を出した結果となっている。結果は上記のとおり、イタリアは本土北部が危機にさらされ、ドイツはルール工業地帯へのイタリアの進撃を押しとどめられない、実に不毛な戦いとなってしまった。
海軍でも戦いは続いており、イタリアはブリテン島を制圧したドイツ軍を徹底的に海上封鎖。結果、ドイツ軍のブリテン島陸上部隊は補給切れに陥っている模様。これを打開すべく進出したドイツ海軍もイタリア海軍にコテンパンにされ、もはやドイツブリテン軍団は孤立、ガダルカナルもかくやという補給切れに陥ってしまっていた。

ここでいったん状況を整理してみよう。
敗因の第一は、ベルリン直行を急ぎ過ぎて、側面がおろそかになっていたという単純な問題である。とはいえ、側面には戦車9個師団、機械化歩兵9個師団の2個軍を置いていたので、これを突破されたとなると、事実上イタリアに打てる手はない。
ブルガリア、セルビア、ユーゴスラビアといった同盟国・属国がドイツの援助を受け、さらにドイツ軍の通行許可を与えていたルーマニアに押されたのも、問題であった。しかし、こちらもやはりイタリアには属国に軍事的壁を作る余裕はない。
結局のところ、指揮官の能力と人口とを主とした根本的問題だったのである。
残る核弾頭は2発。
プレイを続行するか、やり直すか悩ましいところではある。特に緊急機動部隊として緊急性の高い戦場へ本来は増派したり、敵の抵抗力がなくなった後に使うべき航空機兵を、ベルリン攻略を焦るあまり先遣隊としたことは(もちろん、戦車や機械化歩兵も独立軍としてベルリンを目指していた)、大きな悲劇となった。上記ブラック・ホーク・ダウンのような情景が、敵のRPGがパンツァーファウストで、随所で見られたことであろう。
なんという事か。
一撃必殺を期するはずが、お互いの大消耗合戦になったのはまた、第一次・第二次大戦に似ていてどこか歯がゆいものでもあるな。
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