けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

「泣き虫弱虫諸葛孔明 第壱部」 酒見賢一

2014-12-14 | 本と雑誌
厳しい寒さが続いています。
今日も気温が上がらず、8℃・・・。午後から晴れ間が見えたものの、風もあって寒いのなんの。たまらない日曜日でした...。

また今度の水曜日辺りから、強烈な寒気が流れ込んで、これまで以上に寒くなるとか。
もう許して下さい!という感じです...。(涙)



12月に入り、寒くなったのもあってか?読書の方が、ちょっと停滞気味です。

いつもなら、通勤時間や、空いた時間、そして寝る前に布団の中でちょっと読むというパターンだったのが、この厳しい寒さで布団に入ると手を出したらかじかんでしまうし、かつ、現在、枕元に電気スタンドが無いのもあって、必然的に本を読む時間が少なくなっている状態です。
もっとも、あまり読む気になっていない・・・というのが正しいですが。(汗)


そんな、いつもの状態?の中、やっと1冊読み上げました。
今回、ちょっとずつ読み進めたのもあって、面白くないわけじゃないのに、珍しく読了するのに一ヶ月ぐらいかかりましたねぇ。




「泣き虫弱虫諸葛孔明」 第壱部  酒見賢一 著 文春文庫

この小説の存在を知ってから、「三国志」好きの私としては、前々から読んでみたいと思っていた小説です。

口喧嘩無敗を誇り、いじめた相手には得意の火計(放火)で恨みを晴らす―なんともイヤな子供だった諸葛孔明。奇怪な衣装に身を包み、宇宙の神秘を滔々と説いて人を煙に巻くアブナイ男に、どうしてあの劉備玄徳がわざわざ「三顧の礼」を尽くしたのか?新解釈にあふれ無類に面白い酒見版「三国志」待望の文庫化。
(内容紹介文より)


世の中の「三国志」好き、および、諸葛孔明好きにとっては、賛否両論ある、極端に好き嫌い分かれる内容の小説だと思います。
「何じゃ、これは!」と笑い飛ばせる人間は、この小説は充分に楽しめるし、「ふざけるな!」と思う人間には耐えがたい小説だと思います。

とにかく、くだらない!(笑)

これ、褒め言葉です。
私は、けっこう楽しんで読めました。

個人的には、作者・酒見賢一の、この小説での諸葛孔明のイジリ方、人物設定の仕方、文章、すべてが秀逸です。
熱心な「三国志」ファンからは、間違いなく「ふざけているのか!」と言われそうな文章、内容です。でも私は、こういう見方から、諸葛孔明及び劉備や関羽、張飛等の「三国志」登場人物を描くというのは、いや凄い!と思ったし、新鮮でした。


まぁ、正直、読みながら、その文章に「何か面倒くさい・・・」と思う事もたびたびあったものの、けっこう面白く読む事が出来ました。


ただ、文庫本化された第弐部も入手していますが、第壱部のそのくだらなさに毒されてしまい?読み疲れてしまって、流石にすぐに続けて読もうという気にはなっていないです。(苦笑)


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