週の初めから、わりと暖かだった日々も去り、また明日からは厳しい寒さが戻って来て、どうやらまたも雪の週末となりそうです。
とほほ・・・です。(涙)
さて。
一ヶ月前に聴いたのに、記事が今頃になってしまいましたが、やっと記事をUPです。
ポール・マッカートニーの別プロジェクト、THE FIREMANのニューアルバムである、
『エレクトリック・アーギュメンツ/ELECTRIC ARGUMENTS』!
聴く前に入って来る情報で、これまでの実験的な音作りのTHE FIREMAN名義の作品2作(苦手!!)と違って、今回は全曲ポールのボーカル入り!!という事を知り、「それならば!」と期待していました。
個人的にはポールのボーカルが聴けてこそ、ポールの作品なのです。
しかし・・・ボーカル入れてしまえば、普通のソロアルバムと変わらない気がするしなぁ~と、変な疑問?も生じましたが。
これまでの2作と同様に、共同プロデューサーでもあるユースとの製作とはいえ、歌入りなら、どーしてFIREMAN名義でリリースするのかな?と思いました。
で、アルバム『エレクトリック・アーギュメンツ』です。
実際に聴いてみて、これまでのFIREMAN名義のアルバムのようなアンビエント作品、実験的なサウンド(私には理解出来ず意味不明・・・)は、ほぼ無くなっていると言えます。
やはりポールの歌声が入っているので、そうなるのでしょう。
こうなると、これはやはり、これはポールのソロ・アルバムと言ってもおかしくないのでは?!と思ってしまう、そんな立場の作品となっていると思います。
ネットで調べてみたら、それなりに評判は良いみたいなこのアルバム。
でも、どうなんでしょう・・・個人的には、普通の出来というか。
御大・ポールなら、これぐらいのアルバムなら、簡単に作れるような気がします。(苦笑)
以前のようなFIREMANの実験的な雰囲気は、アルバム終盤の数曲で感じさせる程度であり、やっぱりポールの歌声が入ると、思い切った実験的サウンドを試みる事は出来ないのではないかと。まぁ、個人的には、ボーカル入りの方が聴くには助かりますが。
こうなると、やっぱりFIREMAN名義じゃなくて、ポールの新しいソロ・アルバム・・・と言った方が、しっくり来るアルバムだと思います。(くどい!)
収録曲に関してですが・・・アルバムの中にいくつか散りばめられているポールらしい楽曲は、すんなりと聴けます。
アルバムの1曲目の「Nothing Too Much Just Out Of Sight」は、ポールらしいかといえばちょっと違うと思いますが、ポールのこんなヘヴィーな感じが好きな私は「おぉ!!」と思いました。鳥肌モノでした!
ポールとブルースって、あまりシックリとこない感じだけど(これまでもいくつかあるけれど)、これはやはりカッコ良い!!やはり、ポールが持っている音楽的資質の凄さを感じます。ほんと凄いです。
いやぁ、やっぱり気合い入れてシャウトするポールは素敵です!
このアルバムで、一番のお気に入りです。
1曲目のおかげで、正に掴みはOK!このアルバムに入り込みやすくなりました。
だけど、アルバムに対する期待感は高まったものの、やはり後が続きませんでした...。
イマイチ、個人的な嗜好とは合わないんだよなぁ...。
(前2作とは全く違っているので、ポールの作品として評価には値するのだけど)
他に、個人的に気に入った曲を挙げると・・・5曲目の「Highway」も、ロックしていて良いです。普通に、ポールのソロアルバムに収録されていてもおかしくない曲です。
そして、万人が認めると思われる、このアルバムの中では最もポールらしいポールの作品である、8曲目「Dance ‘Til We’re High」は、やはりポール節が素晴らしいので、ちょっと心にグッと来ます。
これは安心して聴ける、お勧めの一曲です。
後、3曲目「Sing The Changes」なんかも、ポールらしい1曲だと!
その他の、その8曲目までの収録曲は、個人的な好き嫌いは別として、曲の所々にポールらしい魅力があるのも事実で、「やはり凄いな、この人」と思わせるぐらいで、まだまだ現役だな!と思えます。
ただし、9曲目以降の曲、特に最後の3曲は前2作のFIREMANプロジェクトの雰囲気・影響を感じるので、いくらポールのボーカル入りとしても、どうもいまいち感情移入出来ません。
やはりどうも馴染めないのです、そのサウンドに...。
アルバム全体を通して聴いた感想は、個人的には可も無く不可も無く(不可の方が多いかな?)・・・と言った楽曲が多く、上記したようにアルバム終盤は退屈してしまいます。
でもまあ、アルバムに収録されている全13曲を、1日1曲のペースで作曲から録音・完成させて、このほどよい完成度!かつ、現在66歳の人間が今なおこんな音楽をやるなんて、やはり凄い事だと思いますね。
老いてなお盛ん!って感じでしょうか。とにかくアイデアが出まくって、やりたい事が多すぎるのでしょうね、今のポールは。
すっかり老け込んだ?私も、その姿勢を見習いたいものです。(苦笑)
THE FIREMAN名義としては、前2作に比べると文句無く充分に楽しめた、そしてポールのソロアルバムとして考えたとしても、決して悪くはなくそれなりに楽しめたアルバムでした。
まだまだポールのおっさん、やるなぁ!(しみじみ)
とほほ・・・です。(涙)
昨年末。
書店に入ったら、ついつい気になってしまった小説があり、買って読んでみました。
浅田次郎 「蒼穹の昴」 全4巻 講談社文庫
これが思っていた以上に面白かったので、一気に4巻突っ走ってしまいました。
浅田次郎って作家、以前記事にしたことがある『シェエラザード』という小説を読んだ事があるだけ。(それなりに面白かったです)
ハッキリ言って、小説の内容も個人的にあまり得意なジャンルじゃないので、気になったもののさすがに買う時にちょっと躊躇しましたが...
ハマった!!
読んでみるとそれを思わせない展開で、あれよあれよと読み進み、充分に満足感が。
でも、ラストの方でスローダウン、ちょっと尻つぼみ感もなきにしもあらず・・・だったけども。
でも、この「蒼穹の昴」いい小説だと思います。
久しぶりに小説読んだなぁ~という気持ちになりました。
って、小説の内容に触れてないじゃん。すみません・・・。(苦笑)
先日・・・と言っても昨年末にですが、お歳暮でお米を貰いました。
我が家としては、この贈り物は、非常に珍しいです。
そして、それが、何とあの...
新潟・魚沼産コシヒカリ!!
「おぉ~、かの有名な魚沼産コシヒカリ!!」
と叫びたくなるような、噂では聞いている、魚沼産コシヒカリです。
絶対に、そう絶対に、我が家ではお金を出してまで購入しないお米です。
まあ、魚沼産と言っても、当然ピンキリなのだろうけど、どうなんだろう?(伝え聞くところによると、普段食べている県産米の2倍近い価格らしいです)
そう思いながら、さっそく炊いて食べてみました。
「う~む...」
私の口には、普段食べているのと、そう変わらない気がする...。
普通の炊飯器で炊いているからか?
でも、家族は「普段食べているお米と全然違う!」というので、やっぱり美味しいのでしょう。
そして、この魚沼産コシヒカリを、知り合いにも半分ほど分けたけど、やはり全然違うとのこと。
う~む、お米好きの母親が言うのだから間違いないでしょう。
やっぱり、私が変なのか...。(その通り!)
違いがわからない、味音痴?な私。
日本人らしくなく、昔からパン好きで、あまり白米(ご飯)って好きじゃないのも関係してるのかも知れないけど、本当に違いがわからない...。
せっかくの魚沼産コシヒカリなのに、何か損した気分です。(涙)
寒さにマケズ、記事を更新です。
でも、パソコンのキーボードを打つ手が冷たくて、寒いです・・・。(涙)
コタツに入って、たまたま、1979年末に行われた『カンボジア難民救済コンサート』の映像を観ていたら、そこに登場したバンド、ROCKPILEが実にカッコ良く、やはりそのバンドとしてのカッコ良さに心がグッときてしまいました!
デイヴ・エドモンズにニック・ロウ!これはたまらない組み合わせです。
で、「Crawling From The Wreckage」!!
私、この曲がもう大好きです!たまらない1曲です!
元々は、同時期のパンク時代に大活躍したグラハム・パーカーの曲みたいです。
このROCKPILEの一員、根っからのロック野郎、デイヴ・エドモンズが、自らのソロアルバムでカヴァーして、シングルカットまでしています!(大してヒットしなかったみたいだけど...)
しかし、デイヴ・エドモンズのスタジオ・バージョンよりも、圧倒的にこの『カンボジア難民救済コンサート』での、ROCKPILEのライヴ・バージョンの方が素晴らしいです。
共に演奏は同じバンドメンバーらしいですが、スタジオ録音とライヴ演奏の差?!同じ曲でも、迫力が、全く興奮度が違います!!
思えば、初めてエアチェックした時から、よく聴いていました。確かこの曲何故か「脱出」という邦題が付いていました。(「カセットテープのインデックスにそう書かれてあるので・・・)
とにかく出だしからカッコいいの一言!
ずいぶん後になって聴いた、デイヴ・エドモンズのソロ・ヴァージョンは、これに比べるとやはりすべての面で落ちますね。
つい最近、グラハム・パーカーがこの曲を歌っているヴァージョン(再録?)を聴きましたが、こちらも、何ともつかみどころがない出来でした。
でも、独特の歌い回し、雰囲気が、えらく心に引っ掛かりましたけど。
ROCKPILEとしての唯一のオリジナル・アルバム『SECONDS OF PLEASURE』は、実に良いです!
このアルバムに「Crawling From The Wreckage」は収録されていませんが、収録されている全曲、シンプルなロックン・ロール&パブ・ロック的なサウンドが満載で、聴いていて楽しい雰囲気が伝わって来て、思う存分楽しめます。
特に「Heart」が大好きな私です。
確か、このアルバムが、CDという形で初めて買ったアルバムだったと記憶しています。もう20数年前かな。
そうそう、あれはTOWER RECORDSだったと思います。
TOWER RECORDSに入ったのも、多分初めてだったような気がします。まだCDとLPが、店の中で半々ずつ置かれて売られていた時代でしたね。
う~ん、懐かしい!
今年も、早くも10日。
昨日から、またも寒さが厳しくなり、参りました...。
寒いのが大の苦手な私、冬は大嫌いです!
と、嘆いても仕方ないですね・・・今の季節は冬なんだし。(涙)
さて。
思えば、このところクラシック音楽に押されて、殆んど聴いていなかったポール・マッカートニー。
それを思い出だした、急に無性に聴きたくなって、引っ張り出して来たアルバムが『プレス・トゥ・プレイ』・・・って、おいおい。
『プレス・トゥ・プレイ』を引っ張り出して来たわけですが、何が聴きたかったかと言えば「フットプリンツ/Footprints」という、アルバムの中でも割と地味な曲。
まぁ、アルバム自体がパッとしないという世評ですけど。(私は大好きですよ、アルバム!)
それも、何故聴いたかと言えば、先日の雪景色時に撮った写真にある足あと(=Footprint)から、ふとこの曲を思い出し、「これは記事になる!」と、半ば強引に聴いて記事にしました。(ネタ作りに苦労...)
ポール・マッカートニーのアルバムの中でも、間違いなく不人気な1枚に挙げられる、1986年に発表されたヒュー・パジャムとの共同プロデュースアルバム『PRESS TO PLAY』...。
でも、ひねくれ者の私は、このアルバムがけっこう好きだったりします。なので、ポールのアルバムの中でも、今でも時々引っ張り出して聴く事が多いわけです。
リズム重視のデジタルサウンドが、温かさが持ち味のポールらしくないけど、そんなに言われるほど悪くないアルバムと思うんだけどなぁ...。(涙)
でも、記事にしたこの「フットプリンツ」は、正直言うとそんなに好きではないのです。(おいおい!)
私の周りのポール好きの知り合いには、わりとポールらしい曲なのもありこのアルバムではけっこう人気がある曲なのですが、どうも私にはすんなりと馴染めません。
単に、私がこのようなタイプの曲が苦手なためでしょうが...。(汗)
このアルバムでポールの片腕として頑張った、10ccのエリック・スチュワートとの共作曲で、確かにポールらしい楽曲だとは思います。かつ、アルバムの中でも、良く出来た曲の方だと思います。
ただ・・・歌詞の内容から仕方ないと思うけど、曲を覆い包む雰囲気が沈んだ感じで、かつサウンドが硬質で冷たく感じどこか温かみが無いのもいまいちポールらしくないので、どうもそれが私がこの曲にのめり込めない原因だと思います。
でも、ポールのボーカルに絡む、アコースティック・ギターの美しい澄んだ音色等は、さすがに心に響くものがあります。
この冬の季節、それも雪が深々と降り積もる真夜中に、雪明りの中で聴くと、もの凄く心地好い気がします。
綺麗です。
でも、もの凄く切なくなりそうですけど・・・。
「フットプリンツ」・・・そう好きではないとは言え、たまに聴くとどこかホッとするものを感じる1曲です。
そして、聴くと何故か、童話「つるの恩返し」を思い浮かべてしまう、変な私です。(苦笑)