けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

桜の思い出を語ってみる

2006-04-11 | 日記・エッセイ・コラム

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先週の金曜日に、自宅近くのごく普通の公園というのが寂しい限りですが、独り花見に行って来ました。
桜を観ながら、缶ビールを飲む・・・ささやかな幸せでした。
でも、満開の桜は綺麗でした。
日本人に生まれて良かったと思います。




桜の思い出というと、真っ先に思い出すのは大学の入学式の日に見た桜です。
何故か、この時の桜が一番記憶に鮮明に残っているのです。


大学からは、駅前からスクールバスに乗らないと、公共のバスなど通っていないので、寮まで4キロ強ほど歩くことになるのですが、何を思ったか天気も良かったので歩いて帰ることにしました。
見渡す限り、正に田園風景の中、ゆっくりとぼちぼち歩いて帰りました。

天気は快晴で暖かく、春の風が気持ち良かったです。春独特のあの雰囲気!街中とは全く違いました。
今までずっと街中に住んでいたので、この田舎の雰囲気が本当に新鮮でした。
長い距離を歩くのが嫌にならなかったです。

そして途中、満開の桜を観ました。
風が吹くと、ひらひらと舞い散る桜。


自然と立ち止まりました。
そして、当時吸っていた煙草に火をつけて、しばしその満開の桜を見上げていました。
向かい側には、菜の花畑が広がっていて、鮮やかな黄色に染まっていました。
自然の豊かさ、美しさに、すっと心が洗われるような気持ちになりましたね。


桜なんて、春になればどこででも観られるものです。別に珍しいものではありません。
でもこの時の桜は、印象深かった・・・感慨深いものがありました。


この私、高校時代から大学に入るまで、色々あって随分と回り道してしまったからでしょうか。(その回り道のおかげで、今の私がいるのですが)
風に舞う桜吹雪に身を包まれて、生きている幸せを感じました。良かったと思いました。
満開の桜は、再び希望を与えてくれました。


その地区の名前も知らない場所の、恐らくその近くに住むわずかな人達しか見ないであろう、ごく普通の桜並木。
しかし、この時の桜は、今までで一番綺麗でした。
本当に綺麗でした。
生涯忘れられないでしょう。



こうして記事を書いていたら、再び桜を見に行きたくなりました。



                                                    

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