「脳のなかの幽霊」V・S・ラマチャンドラン著(山下篤子訳)角川書店を読みました。
切断された手足に感じる幻肢痛、自分の体の一部を人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず、偽者だと主張する青年など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに、脳の仕組みや働きについて考える本。
内容は高度ですが、一般の人にも分かりやすい比喩をあげたり、すぐに実験できる例を紹介したり、またユーモラスな語り口なので、脳神経学になじみのない人でも読みやすい一冊。
昨日テレビ番組「世界仰天ニュース」でも幻肢痛をとりあげていました。
(本物のラマチャンドラン博士が見られました!)
今まで「気のせい」で片付けられていた幻肢痛のメカニズムをつきとめ、その簡便な軽減策まで考え付いたなんて本当に敬服してしまいます。
ほかにも想像妊娠についてや、神秘体験をする傾向がある側頭葉の障害、視力障害による幻覚、自分自身をすらだます麻痺の否認などなど、さまざまな脳の不思議をとりあげていて興味深かったです。
切断された手足に感じる幻肢痛、自分の体の一部を人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず、偽者だと主張する青年など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに、脳の仕組みや働きについて考える本。
内容は高度ですが、一般の人にも分かりやすい比喩をあげたり、すぐに実験できる例を紹介したり、またユーモラスな語り口なので、脳神経学になじみのない人でも読みやすい一冊。
昨日テレビ番組「世界仰天ニュース」でも幻肢痛をとりあげていました。
(本物のラマチャンドラン博士が見られました!)
今まで「気のせい」で片付けられていた幻肢痛のメカニズムをつきとめ、その簡便な軽減策まで考え付いたなんて本当に敬服してしまいます。
ほかにも想像妊娠についてや、神秘体験をする傾向がある側頭葉の障害、視力障害による幻覚、自分自身をすらだます麻痺の否認などなど、さまざまな脳の不思議をとりあげていて興味深かったです。