Straight Travel

日々読む本についての感想です。
特に好きな村上春樹さん、柴田元幸さんの著書についてなど。

「世界ウルルン滞在記」メキシコ(2005.1.30放送分)

2005-01-31 | 児童書・ヤングアダルト
「世界ウルルン滞在記」(2005.1.30放送分)を見ました。
今回の滞在先はメキシコ合衆国オアハカ州南部のフチタン市。
モデルの木村綾子さんがサポテカ族の家族と暮らします。

この町は母系制社会。成人式などの行事は女性だけ。
外で働くのは女性、そして家事も女性。
男性はサポート的な仕事に従事し音楽・芸術をたしなむ人も多いそうです。

どのお母さんも太い腕で家族を支えていてたくましい!
ムシェと呼ばれる「女性になりたい男性」が偏見無く受け入れられ、
むしろお母さんには喜びとされてているのも新鮮な驚きでした。

「この町ではどの女性も自分で考えて商売するのよ」といわれ、
木村さんが自分でつみれとさつまあげを作って売りに行き、
完売して思わず涙ぐんでしまった姿には私もじーんとしました。

それにしてもところ変われば男女の役割も変わる。
ほんとに世界は広いなー。

「世界の絶景100選 Ⅲ」(2005.1.29放送分)

2005-01-30 | トルコ関連
「世界の絶景100選 Ⅲ」(2005.1.29放送分 フジTV 21時~)を見ました。
今回の絶景は5つ。
1.アイスランドのオーロラ
2.イタリアフィレンツェの夕景
3.アルゼンチンの氷河
4.ペルーのマチュピチュ遺跡
5.南アフリカ共和国の喜望峰

アイスランドはブルーラグーンと呼ばれる温泉やゲイシールという間欠泉、
アポロの乗組員が月面歩行訓練をしたという溶岩の大地などがあるものの、
ほとんど見所は無い、本当に荒涼とした土地。テントを張って極寒の中オーロラを待ちます。
初日から、というわけにはいきませんでしたが、無事オーロラ出現。
始め白っぽい帯が空にあらわれ、緑色に変わりカーテンのように揺れ動くオーロラ!
映像で見てもこんなにきれいなのだから実物はさぞかし、と思いました。

フィレンツェでは夕方16時過ぎに鐘が一斉に鳴る時間があり、
そこを狙って花の大聖堂の頂上に登りました。

アルゼンチンではロス・グラシアレス国立公園内にあるペリト・モレノ氷河へ。
高さ60m、ビル20階分に相当するという巨大な氷河。深いブルーがとてもきれいでした。

ペルーのクスコまでは日本から50時間かかるとか!?
マチュピチュを見下ろせるというワイナピチュに登山。
その高さ300m、最大傾斜60度、標高も高くとても苦しそうでしたが
頂上から見下ろす遺跡、そして虹は印象的でした。

最後は南アフリカへ。
インド洋沿いはシューゼンバーグという10kmにも渡る白砂のビーチ、
アフリカ・ペンギンのいるボルダーズ・ビーチと見所いっぱい。
ダチョウの目玉焼きは直径60センチ、すごい。
太平洋沿いはランバーツ・ベイという2万羽のカツオドリの生息地があります。
ハウト湾ではロブスターや生牡蠣に舌鼓。
そしてふたつの海が交じり合う喜望峰。
菊川怜さんが「中学の授業で見た地図にのっていた場所に来るとは思わなかった」と
話していましたが、私も実際に行ったら同じ感想を抱きそう。

私が見たかった絶景はオーロラと南アフリカのペンギン!
でもオーロラはとても寒そうだったので、ペンギンに一票かな。

「高橋克典 ちいさな島の大冒険」(2005.1.29放送分)

2005-01-30 | トルコ関連
「太平洋最後の楽園へ!高橋克典 ちいさな島の大冒険」(2005.1.29放送分)を見ました。
グアムからコンチネンタル航空で「アイランド・ホッピング号」という、
太平洋の小さな島々をめぐる航路があり、そこをめぐる旅です。利用者は主に島民というローカル路線。

飛行機はグアムを出発しチューク州を経由し、ミクロネシア連邦のポンペイ州へ。
ここはミクロネシアの首都のある火山島。
カピンガマランギ村で木彫りを見たり、滝壷のプールで泳いだり。
ポンペイの胡椒はとても有名だそうで、雨と太陽が育む天然の味だそうです。
キチ村では伝統芸能のカマテップという儀式を見ます。
サカオという地酒はハイビスカスの葉と胡椒の根を絞ったもの。
高橋さんは「苦いトロロ。舌がぴりぴりする」と言っていました。

次に飛行機はコスラエ州へ。
美しい海は網をいれて1分で大漁。地元の魚ロロと蒸したパンの実がごちそうです。
ジャングルの中にある果樹園(?)はバナナの枝をばきっと折って収穫、とてもワイルド。
島民はキリスト教徒で、日曜のミサでは村中の人が教会に集まります。

最後に飛行機はマーシャル諸島共和国のマジュロへ。
ここは首都がある島で珊瑚礁でできた島。
細い幅の陸地がつづき、右も左も海。特異な地形です。
養殖されたシャコ貝がとても美しかったです。

最初の島までは東京から5時間足らずとか。
手付かずの自然が沢山残っていて、これから注目の旅行先では?と思いました。

「東野・ぐっさん初体験世界制服ツアー・欧州編」(2005.1.29放送分)

2005-01-29 | トルコ関連
「東野・ぐっさん初体験世界制服ツアー・欧州編」(2005.1.29放送分 TV朝日 13:55~)
を見ました。昨年3月に放送されたものの再放送です。
旅行先は雪景色のハンガリーの首都ブダペスト。
2年に一度行われる国際サーカスフェスティバルに吉本興業が出資しているため、
日本から特別ゲストとして山口さんが参加。
ほかに東野幸治さん・dream・森三中の大島さんがブダペストを旅します。

民族舞踊が見られるお店ではハンガリー名物の長い管から直接飲むワインを体験。
すぐ酔っ払ってしまいそう。
世界一美しいといわれるシャンデリアがかかったマクドナルドにはハンガリー限定メニュー。
カマンバートは揚げたカマンベールチーズにラズベリージャムがついたもの。
ラーントット シャイトシュは揚げチーズバーガーです。
また高級レストラン・カルパチアでは名物フォアグラがおいしそうでした。

一行は国立のサーカス学校に体験入学。国立というところがすごい。
翌日はブダペスト南駅から電車で4時間のケストヘイ駅へ。
そこからバスで行く有名なヘーヴィーズ温泉湖。湖全体が温泉で、その広さ4万7000㎡!
でも真冬のため水温24度。寒そうでした・・・。

ぐっさんのパフォーマンスは大成功。
さまざまな国の人が参加しているフェスティバル、ダイジェストで見ただけですが、
みごたえがありそうでした。


「パンをめぐる旅」スーザン・セリグソン著(河出書房新社)

2005-01-29 | 柴田元幸
「パンをめぐる旅」スーザン・セリグソン著(市川恵里訳)(河出書房新社)を読みました。
著者はNY生まれのユダヤ人ジャーナリスト。
料理人やパン職人とは違う、その国の文化をコミにしたパン好き。
そして取材する「パンが生まれる現場」がマニアックで面白いのです。

近所の主婦がパン屋に「自分のパン種を焼いて」と頼みに来るのがあたりまえのモロッコ。
オーガニックパンづくりが哲学にまでなっているNYのパン職人。
人のぬくもりがあったかいヨルダンのパン屋。
巨大なオートメーションのメイン州の食パン工場。
アイルランドのシンプルなソーダブレッド。
厳格な決まりに基づいて作られるユダヤの祭日用のパン。
観光客は入り込めない、ニューメキシコ州の祭りの揚げパン。
インドの物静かな召使のつくるパン。
三年はもつという科学的な米軍パン。
アラバマ州のビスケット・パン。
フランス・パリのパン祭り。

なかでも興味深かったのがNYのパン製造所で作られる
ユダヤ教の過越祭の種なしパン「苦しみのパン・マツァ」。
パンが発酵しないように細心の注意を払い、大声で祈りを唱えながら
パンをつくるなんて初めて知りました。

さまざまなパンと文化が紹介されて興味深い一冊。
それぞれのパンの写真があったらもっといいのにな~。


「水曜どうでしょう」ヨーロッパ・リベンジ(2005.1.28放送分)

2005-01-28 | エッセイ・実用書・その他
「水曜どうでしょう・リターンズ」ヨーロッパ・リベンジ(2005.1.28放送分)の
第六夜を見ました。
トロンハイムに一泊した一行。
フィヨルドぞいを北極圏まで北上、ナルヴィクへ行く強行ルートを選択。

連続テレビドラマ「フィヨルドの恋人」も始まり、
ムンクさんと鈴井さんの恋模様も気になる・・・。

そして結局短パンのまま北極圏を越えてしまった大泉さん、
キャンプで無事朝を迎えられるの??

第七夜につづきます。


「Railway Story」(2005.1.28放送分 TVK19時~)

2005-01-28 | トルコ関連
「Railway Story」(2005.1.28放送分 TVK19時~)を見ました。

ミュンヘンからザルツブルグ、ウィーンを経由しブダペストまでの鉄道の旅。
オーストリア鉄道は駅もきれいで、客車も2等のコンパートメントでも
とてもゆったりしていて旅が楽しめそう。
車窓は緑豊かな草原。停車駅の街の簡単な案内もあり。
また、ウィーンでは路面電車と地下鉄も紹介されました。
99年にWOWWOWで製作された番組だそうです。

私も2003年にオーストリアを旅行し、鉄道を利用しました。
どの駅にも花が飾られていてとても美しい国でした。
管理者のチェコ・オーストリア旅行記はこちら。

http://yokohama.cool.ne.jp/straighttravel/cheko1.htm


「絶景の楽園」(2005.1.26放送分)

2005-01-26 | 日本の作家
「絶景の楽園」(2005.1.26放送分)を見ました。
オーストラリアの南・タスマニア島(旅人:赤井英和さん)、
南イタリア(旅人:愛華みれさん)、
アフリカ・カメルーン(旅人:日比野克彦さん)、
タヒチ・ボラボラ島(旅人:はなさん)が今回の旅行先。

タスマニア島では深い森の中にヘンティ砂丘という白い砂丘があります。
旅行時期が春だったため島には薬用のポピー畑が咲き乱れています。
大きいものは1m以上になるという世界最大のザリガニとりにチャレンジしました。

南イタリアの旅はアルベロベッロのトゥルッリから始まります。
有名なとんがり屋根の家はモルタルを使わず、石を積み重ねるだけで屋根を
作っているそうです。夜は屋根にライトが灯ってきれいでした。
少し足を伸ばして世界遺産の街マテーラに移動。
紀元前の住居跡も残る岩の街。ビザンチン時代の岩の教会は異様な姿。
断崖の町ポジターノでは夜明けの海から街を眺めました。

カメルーンは250以上の部族が暮らす国。
バンジュンという村でバミレケ族のお祭りを見学。
原色の衣装がゆきかうとても楽しい踊り。それを眺める王と70人の妻。
ディンブロム村ではトゥルッリのようなとんがり屋根の家。
家の中央には金庫とよばれるのぼり穴があり、保存食を貯めておくそうです。
カメルーンの聖地とよばれるルムシキでは指を立てたような不思議な岩山を見ます。
別の惑星におりたったような光景です。

ボラボラ島はさまざまな青と緑の美しいラグーン。
ティアレという白い花はつぼみのうちに摘んで首飾りをつくります。
削ったココナッツの果肉に蟹のみそと乾燥させたティアレを混ぜた
自家製モノイオイルは髪にとてもよいそうです。


「カメレオンのための音楽」トルーマン・カポーティ著(早川書房)

2005-01-25 | 柴田元幸
「カメレオンのための音楽」トルーマン・カポーティ著(野坂昭如訳)(早川書房)
を読みました。
この本はカポーティの生前出版された最後の著作です。
短編6編と、実在の事件を下敷きにした中篇「手彫りの柩」、
「会話によるポートレート」が7編(対マリリン・モンローなど含)収められています。

私が一番面白いと思ったのは「手彫りの柩」。
田舎町の殺人事件の担当刑事をカポーティの友人に見立てたリポート。
ある日届く手彫りの柩に入った一枚のポートレート。
その柩が届いた人物は必ず死に見舞われる。
被害者達の共通点は川の流れをめぐる争いにあった・・・。

犯人がクウィン氏だったかどうかは謎のままですが、戦争の英雄であり、地元の名士である
人物が警察の怠慢とあいまって捜査をまぬがれるということはありそうな話です。
「冷血」では犯人は銃殺刑に処せられましたが、この事件は犯人不在のまま。
この話が実在の事件をもとにしているという点もこわかったです。

「世界ウルルン滞在記」中国・紹興(2005.1.23放送分)

2005-01-24 | 児童書・ヤングアダルト
「世界ウルルン滞在記」(2005.1.23放送分)を見ました。
滞在先は中国、紹興(しょうこう)酒づくりの名人三兄弟に唐沢美帆さんが弟子入り。

紹興は水路の街で水がとてもきれい。
工場で大量生産される酒と異なり、自家製の麹をつかって甕で熟成させる
紹興酒はとてもおいしそう。
最後に砂糖をこがして黒い色をつける工程は初めて知りました。

紹興酒は私は独特のクセがあってあまり好きではないのですが、
三兄弟+家族は食事ごとに茶碗でガブガブ。
あんなに飲みなれたら日本酒を「薄い酒」というのもさもありなん・・・と思いました。