「第九軍団のワシ」ローズマリー・サトクリフ著(猪熊葉子訳)岩波書店を読みました。
サトクリフのブリテン三部作の一作目。(この後「銀の枝」「ともしびをかかげて」とつづきます。)
ローマ軍団の百人隊長マーカスは、ブリトン人との戦闘で戦車の下じきになり、栄光あるローマ軍人としての生涯を断念します。
傷心のマーカスは、叔父のアクイラのもとへ。彼はそこで出会ったエスカとともに、行方不明の軍団の象徴〈ワシ〉を求めて旅に出ます。
北にむかった4千人が消えた第九軍団。マーカスの父はその軍団の大隊長でした。
父を含めた軍団の失踪の真相、ローマ軍の象徴ワシはどこにあるのか。
マーカスとエスカは身分を隠して北への旅に出ます。
そこで出会う人々、異なる文化、原始的な祭り、南に帰る道のけわしさ。
氏族の神域「生命のありか」の描写は恐ろしかったです。
エスカとマーカスが助け合う旅の様子がとてもよかった。
冒険物語と歴史小説の両方が楽しめる一冊です。
サトクリフのブリテン三部作の一作目。(この後「銀の枝」「ともしびをかかげて」とつづきます。)
ローマ軍団の百人隊長マーカスは、ブリトン人との戦闘で戦車の下じきになり、栄光あるローマ軍人としての生涯を断念します。
傷心のマーカスは、叔父のアクイラのもとへ。彼はそこで出会ったエスカとともに、行方不明の軍団の象徴〈ワシ〉を求めて旅に出ます。
北にむかった4千人が消えた第九軍団。マーカスの父はその軍団の大隊長でした。
父を含めた軍団の失踪の真相、ローマ軍の象徴ワシはどこにあるのか。
マーカスとエスカは身分を隠して北への旅に出ます。
そこで出会う人々、異なる文化、原始的な祭り、南に帰る道のけわしさ。
氏族の神域「生命のありか」の描写は恐ろしかったです。
エスカとマーカスが助け合う旅の様子がとてもよかった。
冒険物語と歴史小説の両方が楽しめる一冊です。