「コケの謎 ゲッチョ先生、コケを食う」盛口満著(どうぶつ社)を読みました。
コケ病にかかり、街や森の風景がすっかり違って見えるようになってしまったゲッチョ先生の、初期症状から慢性化までの物語。
ゲッチョ先生がまずコケに惹かれたのは、コケ屋(コケにはまった人)に聞いた、その「まずさ」。
「「コケはね、標本を入れておく紙包みのほうが虫に食われても、コケ自体は虫に食われないんです。植物標本には、普通、防虫剤が欠かせないでしょう。でも、コケの標本には防虫剤なんて必要ないんです。」
「えーっ」と驚く。それほど「まずい」のか。」
実際にコケを食べたゲッチョ先生、どんな味がしたのか?はぜひ読んでみてご確認ください。私にはちょっとチャレンジできないかも・・・。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
コケは水中で育つモと地上で育つ植物の間にある、生き物で言えば両生類のような存在。
コケには匂いがある。
コケを見る人は、目には見えない「湿気」が見える。
沖縄独特のアーバン・モス(都市部に生えるコケ)の生態。
東京の裏庭にも、南極にも生えているギンゴケ。
ゼニゴケの受精と繁殖。
ゲッチョ先生のコケの師であるキムラさんの言葉が味わい深いです。
「コケの名前がわかるかどうかは、どうでもいいことです。
コケを見ていて、何でこんな所に生えているの?という発見がおもしろいんです。」
でもそれは深いコケの知識に裏打ちされて初めてわかる「おもしろさ」でもありますね。
難しい専門用語はできるだけ少なく、読みやすい工夫がされていて、門外漢の私にも楽しく読むことができました。
ゲッチョ先生が一般人→コケが気になる→コケがかわいく、あるいはかっこよく思える
まで、徐々にコケ病の症状が進む様子が面白いです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
コケ病にかかり、街や森の風景がすっかり違って見えるようになってしまったゲッチョ先生の、初期症状から慢性化までの物語。
ゲッチョ先生がまずコケに惹かれたのは、コケ屋(コケにはまった人)に聞いた、その「まずさ」。
「「コケはね、標本を入れておく紙包みのほうが虫に食われても、コケ自体は虫に食われないんです。植物標本には、普通、防虫剤が欠かせないでしょう。でも、コケの標本には防虫剤なんて必要ないんです。」
「えーっ」と驚く。それほど「まずい」のか。」
実際にコケを食べたゲッチョ先生、どんな味がしたのか?はぜひ読んでみてご確認ください。私にはちょっとチャレンジできないかも・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
コケは水中で育つモと地上で育つ植物の間にある、生き物で言えば両生類のような存在。
コケには匂いがある。
コケを見る人は、目には見えない「湿気」が見える。
沖縄独特のアーバン・モス(都市部に生えるコケ)の生態。
東京の裏庭にも、南極にも生えているギンゴケ。
ゼニゴケの受精と繁殖。
ゲッチョ先生のコケの師であるキムラさんの言葉が味わい深いです。
「コケの名前がわかるかどうかは、どうでもいいことです。
コケを見ていて、何でこんな所に生えているの?という発見がおもしろいんです。」
でもそれは深いコケの知識に裏打ちされて初めてわかる「おもしろさ」でもありますね。
難しい専門用語はできるだけ少なく、読みやすい工夫がされていて、門外漢の私にも楽しく読むことができました。
ゲッチョ先生が一般人→コケが気になる→コケがかわいく、あるいはかっこよく思える
まで、徐々にコケ病の症状が進む様子が面白いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)