「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成25(2013)年3月13日(水曜日)通巻第3901号 <前日発行>
上海の黄浦江に豚の死骸が3300頭、新しい伝染病か
中国の豚飼育は4億7000万頭、サーコウィルスの猖獗
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上海の中心部へ30キロ、揚子江の黄浦江にぷかぷか浮かんでいたのは豚の死骸の群れだった。付近の住民は伝染病を懼れ震撼した。
夥しい豚の死骸は3月8日午後から発見され、11日までに3300頭が確認された。豚の死骸の収用に手間取り、多くは下流域つまり上海市の中心部へ流れている。
投げ込まれたのは浙江省嘉興市といわれ、当該地区の防疫関連所轄責任者は「伝染病ではなく凍死だ」などと嘯いた。
上海市民2300万人の命綱は、生活用水でもある揚子江の水である。
ひどく汚染されており飲料水に使えないとはいえ、工業、農業用に死活的資源である。先月にも上海の河川にベンゼンが不法投棄によって流れ出し、20名が入院する騒ぎとなったばかり。
土壌もこれらの地下水で汚染され農作物にも悪影響がでている。
中国では2007年にも豚の黄熱病が発生し、50万頭が処分された。13年1月には広東省で948との豚が伝染病と認定され処分された。上海のスーパーでは豚の価格が下落しているらしい。
アメリカでも、ほぼ同様の報道がある。
http://www.theatlantic.com/china/archive/2013/03/2-800-dead-pigs-in-a-shanghai-river-how-did-this-happen/273892/
先日の WHAT'S NOW !! で面白い話があった。「2013/03/05 プチ文化革命」
http://www.nc-kyo.com/watchtvprogram_what%27snow.html
水牛の話だ。
ミズギュウと読むらしい。
牛をして血抜きをする際に、心臓部にホースを挿入して水を圧入するのだそうだ.
水の中には防腐剤やプラスチック粉末が添加されていて、牛肉の体積が3倍にふくれあがり、プラスチックの働きで収縮しないのだとか。
こうして、牛肉を3倍の価格で売ることができるというわけだ。
この話がネットで広がり、牛肉の消費も落ち込んでいるらしい。
支那人の悪知恵はとどまるところを知らない。
ニセ卵とか、メラミン入りミルクとか、水牛とか、ニセの金塊とか、支那のすぐれた科学技術力が遺憾なく発揮されている、というわけだ(笑)。
支那はすでに人間の住む所ではなくなっている。
空気も、水も、食品も、土壌も、経済も、政治も、汚れきっている。
何よりも激しく汚染されているのは支那人の精神であり、道徳である。それこそがあらゆる汚染の元凶なのだ。
家族を伴って出向中の日本人の気持ちは小生には理解不能だ。
妻子を危険にさらして平気なのか?
なぜ家族を帰国させないのか?
<2013年3月13日>
24時間もたたないうちに豚の死骸が倍増した。
当局の発表によると、5916頭に達した。
水質汚染を防ぐために急ピッチで回収作業が進められている。
死骸は体全体であり、内臓が露出していないため、汚染は限定的とみられる。
川は2300万の上海住民の飲料水の水源であり、当局は頻繁に水質検査を実施しており、今のところ水道水は安全だという。死骸からウイルスが検出されたが人間には感染しない模様だ。
http://www.businessinsider.com/dead-pigs-found-floating-in-chinese-river-2013-3
<2013年3月15日>
川に投棄された豚の死骸が7500頭に達した。
http://www.businessinsider.com/floating-chinese-dead-pigs-rise-to-over-7500-2013-3