独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

東アジア共同体を推進する民主党

2010年06月18日 08時50分40秒 | 日本
民主党の参院選マニフェストに次の項目が明記された(2010年6月17日現在)
「東アジア共同体」実現をめざし、中韓はじめアジア各国との信頼関係を構築。

あまりに簡略化された表現で、何のことかよく分からない。
その意味するところを理解するには、民主党がこれまでどのようなことを言ってきたか、さかのぼって調べることが必要だ。

最も民主党の主張が率直に表明されているのが民主党「憲法提言中間報告」2004年ではないかと思う。
その後発表されたこの種の文書では、表現が弱められたり、削除されたりしている。これは民主党の基本理念が変化したということではなく、単に票を確保する上で不利にならないように本心を隠したにすぎないと見るべきだろう。

そこから東アジア共同体に関連すると見られる一部を抜粋すると、

第1は、グローバル社会の到来に対応する「国家」のあり方についてである。

 そもそも、近代憲法は、国民国家創設の時代の、国家独立と国民形成のシンボルとして生まれたものである。それらに共通するものは、国家主権の絶対性であり、国家による戦争の正当化であった。これに対して、21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、まさに「主権の相対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している

(中略)
(6)外国人の人権
「地球市民」「連帯の権利」が主張されている現在の国際的な潮流に鑑みても、外国人の人権についてその保障を明確にするために、憲法に明文規定を設けるべきである。永住外国人の地方参政権を認めるべきである。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=601


ヨーロッパ連合EU をお手本にしようとしていることがわかる。そこから東アジア共同体なる発想が生まれるのだろう。

もっと具体的に言えば、民主党は中国や韓国との共同体を結成し、主権を共同体に移譲しようと考えているのだ。ルーピー鳩山がどこかに書いていたが、通貨を統一し、人の移動を自由化することになる。
そういう未来を想像するとき、私たちはそこに明るい希望に満ちた自分の姿を描くことができるだろうか。

私が描く未来は、
周りには中国人があふれ、
ゴミが道端に散乱し、あちこちにタンが吐き散らされた不潔な街並み。
失業者があふれ、暴力事件が頻発し、伝染病が蔓延する荒れ果てた社会。

日本という国家は中国に飲み込まれて消滅することになる。
日本民族は、チベットやウイグルのように、民族浄化により国家とともに消滅することになる。

民主党の東アジア共同体から見えてくるのは、一言でいえば、この世の地獄に他ならない。