イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

宣言通り実行してみたラズベリーで作った贅沢なクランブル(うちの庭で取り放題)意外にさっぱり大成功

2021年10月03日 07時25分44秒 | 英国のお菓子とデザート
毎日庭になるラズベリーの消費に追われています。




プレイン・ヨーグルトを大量に買ってきて、朝食に、おやつに摘んできたラズベリーをどっぷり浸して食べています。


今回は以前の記事(うちの庭で大量に収穫できるラズベリーでラズベリー・クランブルを作って食べた話題)の追記です。
食べきれずに腐っていくうちの庭のラズベリーを使い切る!(目標にはまだ到達せず)まだ余っているリンゴも再び出番

その時は、グズグズのラズベリーだけではこしがなく食感が物足りなくかつ味がくどくなるのでは、という夫の強い提案を受けて自家栽培の青リンゴの薄切りを混ぜて作りました。

今回はラズベリーだけで作った純粋なラズベリー・クランブル raspberry crumble です。


市販のラズベリーを使うとかなり高くつくようですが、うちではタダでいくらでも手に入ります。
ウェッブサイトで見つけたレシピではラズベリー 500gと書かれていましたが、豪勢に600g使いました。本当は朝と午後に700g異常の収穫があったのですが。

ベーキングトレイにぎっちり敷き詰めたラズベリーに大さじ一杯の砂糖をまんべんなくふりかけて、トッピングのクランブルをぶ厚くふりかけます。

クランブルの作り方は;225gの小麦粉と細かく切ったバター110g、75gの砂糖をボールの中で、バターのツブツブがすっかりつぶれるまで混ぜ合わせます。

前回のアップルクランブルのレシピではしっとり湿ったパン粉のようなブツブツ状態だったのですが、このレシピではバターの割合が少ないせいかサラサラ気味です。180℃のオーブンで、40分焼いて出来上がり。



スプーンで掻きとって雑に盛り付けて...


ヨーグルトを添えて食べました。


カスタード・クリームを添えればもっと本格的です。
酸味のあるリンゴで作るアップル・クランブルよりも甘みの強いラズベリーだけを使うこのレシピは砂糖もバターも少なめです。

あっさりしていて、クランブルのサラサラした舌触りも成功でした。

子供のころからクランブルを食べつけている夫の評判は絶好でした。
はじめて食べた贅沢な(と言っても庭で取り放題のタダ!)ラズベリー・クランブルだったそうです!

トッピングのクランブルはいろいろな生フルーツにふりかけて手ごろなデザートを作るのに応用できます。

アップル・クランブルのレシピをのせた記事のリンクです☟
食べるのに飽きた、小さい酸っぱい自家栽培の青リンゴで作った(意外にも)日本でもよく知られているらしい英国の伝統的なデザート






コメント (2)
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ストックポートのカエル・イベント最後の一体のスポンサー、地元の名物エール醸造所があるリトル・アンダーバンク

2021年10月01日 04時38分33秒 | ストックポートとその周辺
特別な意図はなく、最後に一つだけ遅れてご紹介する巨大なカエルと子ガエルの二階建てアートワークの…



Froginson

ストックポートのタウンセンター中に設置された21体のカエルのアートを探して街をめぐるストリート・アート・トレイル、Stockport's Gigantic Leap は先週末に終了しています。
昨日に引き続き、終了後まだ設置されたままのカエルが寂しく微笑むオールド・タウン Old Town の写真をご紹介します。



(一部それ以前に撮った写真も混ざっていますが)

フロギンソンの名前は、この古い建物が並ぶ景観保存地域の短い通り、リトル・アンダーバンク Little Underbank の先にある、ストックポートの有名なエール醸造会社、ロビンソンズ Robinsonsに由来します。

もちろんフロギンソンの公式スポンサーです。

リトル・アンダーバンクをまたぐ陸橋、セイント・ピーターズゲート・ブリッジ Saint Petersgate Bridge からの眺めです。


ユニコーン-ロビンソンズ・ブリュアリー Unicorn Robinsons Brewery 通称「ロビンソンズ」で通っている醸造所がよく見えます。



創業は1838年。


ゆるい坂をちょっと上って...


左側に、大きな門があります。


この狭い通りをどうやって行き来するんだろうというような大きなタンクをひくトラックが出入りするところに行き当たりました。
タンクには出来上がったエールではなく、エールの材料が詰まっているのだと思うのですが、たしかではありません。
気になっていたことなので、裏にあるビジーターセンターによって、いつか聞いてみるつもりです。
出来上がったエールはイングランド北西部に数多くある、ロビンソンズ直営のパブへは普通の積み下ろし用トラックで配達するはずです。

イギリス独自のビールである生ぬるいエールは地元で醸造、樽詰めされ一定の距離内の直営パブでしか販売できないと聞きました。
日本で主流のラガー式ビールは全国/国外 販売が可能だそうですが。

1950年代まで、ウマがひく荷馬車で樽入りのエールを運搬していたそうです。
今でも裏の厩舎に、イベント用に活躍するマスコット的な存在のウマが飼われています。

ロビンソンズとウマについての以前の記事のリンクです☟
ストックポートのまちなかの大規模なビール醸造所、馬までいる

最近始まったらしいミューラル(壁画)で歴史ある町の殺風景な壁面を飾るストリート・アート計画の作品例がここにも!


それにしてもまた!なぜ「ガ」なんだろう?

古い街にはくっついていたとなりの建物が取り壊された後にむき出しになった外壁をよく見かけます。
そこでミューラルの出番なのですが、この壁面に必要なのか?!という疑問が残るもうひとつの例です。

あいだが開いてしまいましたが、今回はこの下の記事☟の続きなのです。

公式に秋が始まる英国。ストックポートの飽きがきたカエル・イベントと最近増えてきた壁画ペイント

ゆるい坂を上り続けて...


醸造所の大きな中庭を囲む別々の建物すべてが「ロビンソン」の所有です。


向かいには大人のおもちゃ屋なんかがまだ営業しているし...


ええっと...たしかまだ営業していたと思います。
この日は定休日でシャッターが閉まっていましたが。

何だか過去の記事のリンクが貼られて雑然としてきたので、アンダーバンクの古い街並みを美しく(多少ウソっぽく)改修してをオシャレなショッピングエリアの観光の目玉とする「ストックポートの町おこし」計画については、回を改めてまた。



カエルを全部紹介できて満足です。
コメント (1)
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