イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

20年近くも住んだ後、突然始めた家のメインテナンス工事、大きな音と見慣れない人が出入りしてネコのストレスは最大限

2021年10月15日 05時36分37秒 | 英国の、生活のひとコマ
昨日から、家に工事の人が入っています。


ドリルでバスルームの床に穴をあけるなど、騒々しい工事の間中、リヴィーはリビングルームでお裁縫をしていた私のそばを離れませんでした。




どの家も約10年ごとにメインテナンスをし続けなければ不動産の値打ちが下がるらしいのですが、うちは長年、放置しっぱなしでした。

1971年にたてられた中途半端にモダンなこの家は18年前に購入しました。
内装の状態のあまりよくない家を比較的安い値段で手に入れたのはラッキーだったはずです。

キッチンは増改築して広く、私の好みに合わせて個性的にしましたし、クルマが2台とめられた汚らしいガタガタのコンクリート舗装の前庭の半分を細長い花壇にして、クルマをとめるスペース(ドライブ drive といいます)をレンガ風のコンクリート・タイルで敷き詰めました。(...クルマは1台しかとめられなくなりましたが見た目が向上しました)........職人を雇って大掛かりなタッチアップをしたのはこれぐらいですね。

ペンキを塗るなど表面上の見栄えは自分たちでちょくちょく手を入れてやっています。

英国ではボロい家を安く購入して住みながら手を入れて買った時よりも高値で手放すのが普通です。
日本では人が住んだ家屋、マンションは中古として新築よりも必ず安い値段で取引されるそうですが、全く逆なのです。

手入れの行き届いた古い家(400年、500年たっている家も全く珍しくありません。)は高嶺の花です。

子供が2人ついに家を出た今、部屋数の多いこの家を売って、便利な街の中の小さく機能的なフラット(マンション)に移ることも先々の考慮に入れて、重い腰をあげて見栄えの悪いぼろっちくなった部分の修復に踏み切ったわけなのです。
売りに出す時に買いたたかれないためなのはもちろん、この先数年、私たちがこの家に快適に住み続けるためにもとても大事なことだからです。

それはともかく...

1) 電気工事






2)木工、3)床貼り、4)庭の板塀のパネル1枚だけ取り換え、5)湿気を防ぐ措置、6)素人には難しい場所の壁のペンキ塗り、7)立て付けの悪いドアの修繕などなど、それぞれ別の専門職の人に来てもらうととんでもなく高くつくはずです。

夫が見つけたのはこの便利屋さん1人。


器用にすべてをひとりでやってくれます。
おしゃべり好きで、以前に日本人女性の恋人がいたとか聞いてもいないことをペラペラしゃべり、動物好きで休み時間に話がはずみましたが、夫に言わせれば電気の配線に関してはちょっぴりたよりない人なのだそうです(いえ、専門でもないのに便利屋料金でよくやってくれました)

いちばん最初の(お尻が少し見えている)写真ではバスルームの床下に階下の天井にはめ込むハロゲン灯の配線工事をしてくれています>

その人が連れてきたお友達が窓の周りの湿気とりとカビの除去...


...とバスルームのビニール床貼りを担当してくれました。

それまでバスルームの床を覆っていたビニール床をベロンとはがして玄関ホールの床に広げてあります。



家に寄りつかない怖がりネコのティブ。


それでも庭でこわごわと家の中のようすをうかがっていました。

便利屋さんたちが帰って、静かになった家の中でやっとくつろぐことができた2匹です。




今日作業が予定されている空き部屋から持ち出されたガラクタがいっぱいのリビングルームはネコにとって居心地がとてもいいようです。

昨日は私は出かけたりいろいろ忙しくあまり作業の写真が撮れませんでした。
家の工事等で人を雇う際、トラブルに備えて事前事後の写真を撮っておくのが普通なのだそうですが、そのことにも気が回りませんでした。

工事の経過は以下次号。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする