イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ロイヤル・ウェディング前日、ユニオンフラッグがショーウィンドウを飾る町の中の盛り上がり

2018年05月18日 22時47分21秒 | 英国の、生活のひとコマ
今日は世界中の注目を浴びている、ロイヤル・ウェディング、プリンス・ハリーとメガン・マークゥの結婚式の日です!

(この記事は昨日、金曜日に書きました)

先週撮った、1ポンド均一店の祝賀パーティ(結婚式の中継を見た後、飲み食いするあつまり)盛り上げこものコーナー。


プリンス・フィリップのお面はないのかな?
なんだか、写真がふるくないですか、ウィリアムはもっと禿げているはずですが。

うちの近所の教会がチャリティー基金集めのパーティーをするみたいです。


ご想像のとおり、国中ちょっとしたお祭り騒ぎです。


以下は昨日撮った、ストックポート・タウンセンターの写真です。

古い建物の多く残る景観保存地域、リトル・アンダーバンク Little Underbank。

フォーマルウェアのお店です。


ショーウィンドウの上のほうに張り巡らされたユニオンフラッグのバンティング(三角をつないだ旗飾り)が見えませんね。

写真を撮る前に中に入って息子の卒業パーティ用の貸しスーツの下見をしてきました。
スコットランドのキルトに力を入れているようです。店主の紳士二人がソファーに腰かけてサンドウィッチを食べながらロイヤルウェディング特集番組を店内のテレビで見ていました。

ウェディング・ドレスがぎっしり展示してあるという二階には行きませんでした。

チャリティ・ショップは比較的ショーウィンドウのディスプレイに自由がきくようです。(バンティングがよく見えません)


どこも ボランティアが常時届けられる寄付品を好きなようにアレンジして 楽しんでいるようです。

このチャリティショップも長いことしまい込んでいたらしいウェディングドレスを引っ張り出してきてディスプレイしています。


ウェディング・ドレスの寄付がそうそうあるわけではありませんよね。

ロイヤル・ファミリーっぽいフォーマルウェアを苦心してディスプレイしています。




いかにもロイヤルウェディングが好きそうなおばさん。




イギリス中とてもたくさんのパブにフットボール(サッカー)中継のための大型スクリーンのテレビで結婚式の中継を見るために人が集まるはずです。

私は実はそれほど興味がないのです。と言っても、もちろん出かける予定もないので、家にいればテレビをしっかり見る、と思います。

息子は友達と映画を見に行きます。
(今はGCSAという、中高等学校卒業資格試験に相当する国家統一試験の最中なのですが)

夫はチェスの試合に行きます。帰ってきたらロイヤル・ウェディングではなく、今日午後に開催されるサッカーのFAカップファイナルのハイライトをテレビで見るでしょう。

家にいるのは私とホレイシオのみ。

1930年代の映画館、ストックポートのプラザ The Plaza


なんだか、戦争中の風景みたいです。
3年前の戦勝記念日にもこうやって旗が下がっていました。


戦争で負けた日本が日の丸をデコレーションにつかってここまで盛り上がるなんて、考えられませんよね。

もちろん左寄りの思想の人は眉をひそめてロイヤルウェディングに関心のないそぶりを貫いています。

ただ、メガンの経歴(離婚経験あり)人種、国籍(4分の1黒人のアメリカ人)とフェミニスト、ヒューマニストであることなどから、改革のきっかけになることを期待している、革新的な人たちもたびたびテレビに出てきて、ロイヤル・ウェディングに関して好意的な発言をしています。


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5 コメント

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アメリカン妻 (石関@☁曇りのち☀晴れるらしい)
2018-05-19 10:56:41
Are you alright, mate ? 正しいですか?これがイギリスではアメリカのHi, how are you ?にあたると聞きました。男性が使ってました。これはいくらなんでも聞き取れない(笑)。会ってすぐこれを言うらしいですね。昨日学びました。


さて!日本でもニュースになっていますよ。メガンさんはアメリカ人!私は勝手にイギリス人はアメリカ人が苦手と聞いていたので、ロイヤルファミリーに入るのがアメリカ人とは少し驚きでした。なにがともあれ、お二人が幸せであればと願います。式は日本時間で今夜とのこと。ニュース見なくては!
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ロイヤルウェディング (八幡@また曇ってきました)
2018-05-19 14:30:17
はい。わたくし全く興味がありません。
日本でもニュース番組の中で長々と特集してたりします。
国を挙げてお祝いするなんて、ロイヤルファミリーは人気があるんですねぇ。
しかし、エリさんの記事を読んで知りましたが、奥さんはアメリカ人なのですか。
ダイアナさんですら民間人だとして、そうとう貴族連中にイジメられたと聞きます。
世の中変わったのでしょうか。
とてもアメリカ人に貴族の生活ができるとは思えないのですが…。
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アメリカ人 (江里)
2018-05-20 06:48:59
イギリス人はアメリカが大好きですよ!
アメリカ人が自国のことをどう思っているかすごく気にする傾向があります。アメリカの映画やテレビドラマが大人気。反面、イギリスずきのアメリカ人が持つイギリスのステレオタイプは嘲笑の的に。ダウントンアビーを見てイギリスの階級社会に憧れてを抱くアメリカ人の現代っ子たちなど。
ダイアナ妃はもーのーすーごーいお金持ちの伯爵令嬢でした。日本ではシンデレラストーリーとして強調されてたのを覚えています。両親の母二人ともが皇太后の第一侍女だったというイギリス屈指の名門出身なのにロンドンで友達とフラットシェアして幼稚園で無資格の助手をしてたことから質素なイメージが日本で好まれたらしいですね。ロンドンの真ん中に母親に誕生祝いに現金で買ってもらった億ション住まいの腰掛け就職です!
石関さん、その挨拶文句どこで聞いたんですか?
挨拶にalright? と聞くのはよくありますが、千差万別、私はあまり聞かないような。人によって使う言葉が違うのはアメリカもイギリスも同様だと思います。イギリス人がアメリカ人の真似するときに「ハヤディーン How areyou doing?」という句がよく使われます。アメリカ人にしたらウンザリでしょうね。他にも言いようがあるのに!って。一人のイギリス人がそう言ってたからといって、みんなが使うイギリス独自の言い方だと決めるのは問題あり!
イギリスのことを知るにはイギリスのテレビドラマや映画を見るのが一番です。日本のテレビ局制作のイギリス特集は本当に偏っています!!!
ハリーポッターなどイギリスが舞台で総イギリス人キャストの映画でもアメリカ制作のものは眉に唾をつけてみてください!
ロイヤルウェディング、朝から見ちゃいました!
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アメリカ人はね... (石関@ハッピーロイヤルウェディング)
2018-05-20 08:14:34
私はネットで、イギリス滞在記などのいろいろな方々が載せてくれているものを読んだりしています。そのフレーズはオックスフォードに滞在された方が、その滞在先のホストファミリーの方が会う方会う方に使っていた、と、掲載されていましたね。人によって違うフレーズを使うというのも当たり前ですよね(笑)。
そうですか、イギリス人はアメリカに好意的なんですね♥良かった(笑)。
アメリカでイギリス発音の方に出会うと、アメリカ人は少し自分も丁寧な英語で対応しようとがんばります。ラフな感じではなく、少しかしこまります(笑)。アメリカ人はイギリス人を漠然とですが、丁寧で繊細なアングロサクソンととらえているふしはありましたね。そもそもアメリカでイギリス人をみかけるのは稀でした。ニューヨークなどは別でしょうね、各国からビジネスマンが集まってますからね。
メーガンは無事に挙式しましたね。式での牧師のメッセージやゴスペルは思い切りアメリカでしたね、すごーい!あんなに式にアメリカを入れるなんて!
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アメリカ式 (江里)
2018-05-21 16:45:58
ロイヤル・ウェディングでのゴスペルよかったですね。えーっと、ゴスペルはアメリカ独自のものと思ってる日本人が多いのでは?イギリスの黒人の教会でも盛んですよ!西インド諸島でイギリスのサトウキビ農園の奴隷だった人たちの子孫が大量に移民してきて、独自の教会活動をやってます。式でうたった人たちは有名なイギリスのゴスペル・グループです。
あのアメリカ人の牧師!前半、愛について普遍的な話をしているとき良いこと言うな~とおもっていたのですが、調子に乗って、キリストの愛とかにまで話が発展(キリスト教の牧師なんだから当然か)長すぎ、乗りすぎ、世界中で信者じゃない人が大量に見てるのに場所をわきまえれば.....?と思ったのは私だけではなかった!らしく、翌日の新聞のロイヤルウェディング特集では新郎新婦のみならず列席者の苦笑い、笑いかみ殺し、女王夫妻の説教中終始ぶっきらぼー顔写真のスナップが大量にのってました。パブで新聞の拾い読みをしたのです。うーん、アメリカっぽい興を添えたエンターテイメントって感じ。
イギリス人はアメリカ人を保守的でフォーマルだととらえてることが多いですよ。キリスト教信者が多いこと(原理主義っぽい人も多いらしい)、結婚とセックスや妊娠中絶に関する〈遅れた〉考え方の人がおおいこととか。(これも人それぞれですよね、都会と田舎でも違うはずです)イギリスにきて、子供も大人も、友人や恋人の親を断りなしにファーストネームで呼ぶことにおどろきました。アメリカでふつうに言っているらしい(そうなんですか?)日本でも挨拶英語としてならったHow do you do?がイギリスでは堅苦しくて笑われたり。You are welcome もしかり。あ、そういう意味でAre you alright ?が日常頻出フレーズとして印象に残っているのでしょう。確かによく聞きますが、かなりなれなれしい感じです。女性は子供ぐらいにしか使わないほうがいいかもしれません。
How' re you?ぐらいが妥当です。返事はAlrigh.You?。
呼びかけのmate, はかなりチャブっぽいです。チャブじゃないうちの夫なども見知らぬ若者、タクシーの運転手、バーマンなどに話しかけるときに使っています。男性が男性に対してのみ使える言葉ですから要注意!
イギリスに来たばかりの時にホームステイした時は、日本で習った英語と、まわりで話されている英語の表現の違いに戸惑いました。発音の違いは来る前から分かっていたから驚きませんでしたが。英語学校で、滞在先の宿泊家庭のことをホストファミリーではなく「bording house」 ,アメリカでは「ホストマザー」というらしい滞在先の奥さんのことをland ladyと呼んでいたのにも。はい、正しいイギリス英語です。ビジネスライク!日本にいた時、ボーディングハウスは「寄宿舎」のことだって習ったのに。わたしが滞在したイギリス南部の海岸地は夏に英語学校で栄える地域で(南海岸エリアのほとんどがそうでした)語学留学生の世話は家計の足しに、あるいは本業として収入目的でやっている家庭がほとんどで、当たりはずれが少なく、学生には好評だということでした。
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