家の近所の歩道わきの芝生に...
3種類のキノコが群生していました。
野生のキノコを見かけるのは珍しいことではありません。
今回ちょっと、探求心がわきました。理由はこれ...
白い斑点のある赤いカサがかわいい fly agaric (ベニテングタケ、上の写真の箱イラスト)が大好きな私に 娘が誕生日にくれた1そろい の「キノコ判別カード」。
標準のプレイング・カード(トランプ)よりかなり大きめ、しっかりしたつや消しの厚紙に美しい水彩画のイラストがプリントされています。
もらった時、夫は不安そうな顔をしました。私がキノコ採集を始めるのではないかと不安になったようです。
(ベジタリアンで、食べるものの種類が限られている夫はキノコが大好きです。日本のスーパーマーケットでキノコ類の種類の多さに興奮しました)
5,6年前アメリカ合衆国の老人ホームで、5人が毒キノコ中毒で死亡する事件がありました。「キノコ名人」で知られる入居者の1人が森で採ってきたキノコを入居者全員に供したという話でした。怖い怖い。
英国人の友達のお母さんで、食料品が配給制だった戦争中に森でキノコ狩りをしてお小遣い稼ぎをしていたという人がいますが今キノコを採って来て食べている、という人は身のまわりには全くいません。
カードのイラストとていねいに見比べながらスマートフォンで撮ったキノコの名前を探しました。
とにかく、食べられる種類かどうか知りたかったのです。食べられる種類だとわかったとしたら...どうするかは、その後で考えるつもりでした。
...なさそうです。
娘は、丸っこいのが Zambian slender Caesar だと主張しますが、絶対に違います。(ザンビア固有のキノコらしいです)
...調べたところ、英国で認知されたキノコは約15,000種。アメリカで出版されたこのカードのデックはトランプと同じ53枚だけ。しかも珍しくて絵になるキノコがたくさん含まれていて、ここらへんで見かけそうなキノコはあまり載っていないようです。
実用品というより、見て所有して楽しいプレゼント用の品みたいですね、(情報は正確らしいです)
インターネットでは、多数の「キノコ名人」たちが英国に生息する食べられるキノコの見分け方をていねいに解説しているサイトがたくさん見つかりました。本気でキノコ識別に取り組むなら、こっちのほうが役に立ちそうです。...「これかもしれない」と思われるものはいくつか見つかりました。
まあ、食べてもだいじょうぶそうです。
食べたらえらいことになる、一般に知られた「毒キノコ」は英国ではせいぜい10種類前後だそうです。
毒キノコの王者、その名も禍々しい death cap (和名;タマゴテングタケ)の判別方法にどのキノコ・ブロガーもかなりのスペースを割いていました。
キノコ・ブログに載っていた写真のデス・キャップの多くはクリーム色がかった白のありふれた見かけのキノコです。上の写真のイラストのような汚らしいグレーや、おいしそうなキツネ色のカサの個体もあるようです。
半分で成人1人を死に至らしめる驚異の猛毒を持つデス・キャップ!英国内で毒キノコによる中毒死の90%以上がデスキャップを食用キノコと誤食したケースだそうです。ヨーロッパ中いたる所に生息しているとか!
卵の形の丸い袋(ツボ)を破って生えてくるのと、カサの下のネズミ返しのようなツバがスカートのように広がっているのが特徴だそうですが...食用キノコとよく似ている、どのキノコ・ブロガーも「疑わしきは食せざるべし」というようなことを書いています。ごもっとも。
ご近所でのキノコ狩りはあきらめます。
たしか、ドーセット(じゃなかったかもしれません)の美しい田舎で、キノコ合宿なる催しを開催している高級ホテルがあったはずです。宿泊付きで内容は、ホテルのシェフと森でキノコ狩り+キノコ料理の講習会、試食会。
家で作ってみる機会のなさそうな野生のキノコ料理を習得したいとは思えませんが新聞広告を見た時、「森でのキノコ狩り」に強烈に惹かれた記憶があります。参加費はとんでもなく高額でした。
英国でー般的な市販のキノコ、ボタン・マッシュルーム button mushroomです。
これ、日本で「マッシュルーム」って呼んでますよね。mushroom は英語でキノコの総称です。
スマートフォンのカメラをかざすとキノコの名前と解説が出てくるアプリケーションも見つけました...信用できるのかな?
...やめておきます。
蒸し暑くなってくると 朝の 犬の散歩で
広島の 平和大通と 平和公園で
見かけるのですが
名前を調べたり 写真を撮ったりする間もなく
お掃除の方 が 方付けて くれています
Blogに反応したいのですが
智識が無くて 出来ません
余談ですがデスキャップは広島には生えません。日本では北海道だけに生息するそうです。ご安心あれ