イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

不恰好な野菜が買える!最近のイギリスのスーパー事情

2016年09月16日 09時00分00秒 | 英国の野菜、果物
スーパーマーケット、セインズベリー Sainsburyで買った、脚のはえたにんじん4本。



イギリスのスーパーで売られている、お手ごろ価格帯の野菜は、昔から大きさが揃っていないものが多いのです。

大きなプラスチックの箱に投げ込まれた大小さまざまな野菜を袋に詰めて、レジで重さを量ってもらってお金を払います。

日本での野菜、果物の売り方を疑問視する動きもずいぶん前から報道されていますが、今はどうなったんでしょうか?
ほら、形や大きさが揃っていてきれいに並んで売られている、あの方法、本当に必要かなって思ってる人、多いでしょ。

といっても、イギリスでも、脚やイボのある野菜が大手スーパーの店頭に出回りだしたのはほんとうにごく最近です。。
イギリスでも、ウケが悪かったみたいなのです。

「規格外」の形のは廃棄処分にされることが多かったそうです。
あと、缶詰スープの材料などにまわされたり・・・

2014年ごろから、セインズベリーはじめ、大手スーパーが農産物の大量廃棄処分、無駄を考え直すキャンペーンに乗り出しました。


もちろん、環境保護グループや消費者からの強い要望があってのことです。

規格外の形の野菜を 業界では 「不恰好な野菜 ugly veg」とよんでいます。

不恰好な野菜を選んで買うと環境のことを意識した良識ある賢い消費者になった気がしてくるのは、キャンペーンが成功しつつあるあかし。

私はもともと変な形の野菜がすきなのです!
わざわざ、大きさがふぞろいのにんじんの大箱から脚のはえているのを選び出して袋に詰めました。

まっすぐなのと、値段は同じ。

そばにいたおばあさんはまっすぐなのを気をつけて選んでました。
怪訝そうに、私の脚のはえているにんじん探しも手伝ってくれました。


もちろん味は変わりませんが、煮物に使う時、皮をむくのがめんどくさいことに気がつきました。
きれいに洗って、むかずにすぱすぱ切って使いました。

他にも見つけたら買ってきて、写真を撮ります!

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おや?ネコちゃんがいない (八幡@若林の弟)
2016-09-16 10:11:56
クリックするネコちゃんがいません。

日本のスーパーは、相変わらず型にでもはめたのかというようなニンジンが並んでいます。
ある意味気持ち悪いですね。アンドロイドみたいで。
あいかわらず (kakowaka)
2016-09-16 12:43:57
エリさん、あいかわらず、へんな野菜、好きですねえ~。
古美研の時、えりさんが買ったへんなさつまいも、
もらいましたっけねえ・・・。

足が交差してるとかのめずらしいのを期待しています。
あ、ほんとだ (江里)
2016-09-16 15:42:54
ご指摘ありがとう。土下座マーマデュークつけくわえました。

へんな野菜、トマト、おナスにも興味深いものが多いようです。
日本で、へんな曲がり方が期待できるおきゅうりはイギリスでは期待薄。太くてまっすぐ。表面もスムースです。日本のは細くて真ん中が細めなので、曲がるのが自然。
日本でまっすぐが極端に好まれるのは、梱包、運送に便利だからで、もはや消費者の好みとは別、ともいわれていますがどうなんでしょ。イギリスみたいに、大袋で運送して店頭で大箱にぶちこんで出せば形は問題なくコスト安なのに。あ、本文に書かなかったけど、折れてるの、多いです。さすがにトマトやおナスなどデリケートなものは投げ込まずに積んでありますがやっぱり大きさは不ぞろい。
揃ってると確かにアンドロイド(いい表現)や工業製品みたいでキモチワルイ。
ふぞろいなリンゴ (Sandy)
2016-09-17 04:06:09
むかしふぞろいな林檎たち だったかな、そんなドラマがありましたが、ふぞろい万歳、野菜だって、動物だって 人間だってみんな違って当たり前。
わざわざ選んで曲がったのは買いませんが、皮をむくのが楽という基準ではにんじんはかいません。小さめな野菜を選ぶようにしてます。
りんごの形 (江里)
2016-09-17 15:54:29
「ふぞろいな林檎たち」楽しみに見てました。
最後のシリーズは見落としました。林檎たちのその後、というようなスピンオフシリーズだったと思います。どうなった下記に成るので、グーグルします。思い出させてくれてありがとう。
りんごに関しては、別に書く機会があると思って本文で触れなかったのですが、イギリスでも、形のいびつなりんご、収穫前に木から落ちてしまった無数のりんご、もちろん虫食いりんごなどは、流通からはねられます。りんごは話が別みたいです。でも昔から、サイダーや、今ではジュース、お菓子などの加工にと利用法があるので、無駄にはなってないみたいなんです。
それにしても日本の大きく粒ぞろいのツヤツヤ磨きがかかった、クッション性のある編み袋にひとつひとつ入って売られているあのりんごたち、高いですね~。おいしいけど、イギリスのように大小さまざま、量り売りにしたら安くて無駄がでないのにね。
EUのせいだ! (Chun)
2016-09-18 19:22:56
まっすぐのキュウリやニンジンしかスーパーにないのは、EUのせいなんだ!と農場のおじいさんが言ってました。
昔は、みんな曲がったキュウリでも平気だったのに、EUの規格のせいできれいな野菜しかしゅっかできなくなった!って。
規格外野菜のこと (UEDA)
2016-11-21 16:57:06
はじめまして。
規格外野菜の用途を検索していて、こちらの記事「不恰好な野菜が買える!最近のイギリスのスーパー事情」にたどり着きました。
私は、若手の専業農業者が主要読者の農業雑誌(季刊)を作っておりまして、記事を読んでワクワクしました。やはりヨーロッパは何歩も先を行っていますね。本格的なオーガニックとともに、いずれ日本にも波及する世界的な潮流だと思います。

記事を拝読して、お願いしたいことがあり、コメント欄で失礼とは思いましたが、ご連絡に使わせていただきました。
この「イギリスにおける大手スーパーによる農産物のムダをなくすキャンペーンと、消費者の反応」の記事を元に、本誌次号の野菜・果物特集に原稿をお寄せいただけないでしょうか。

日本では、田舎に多い農家の直売所を、都会のスーパー内にインショップの形で開くビジネスが当たって増えているのですが、農家が直接出荷して委託販売する形式にも関わらず、大きさや形は市場出荷の規格に合わせているそうです。そうしないと売れないのだと、その事業の社長が言っていました。イギリスの事情とはずいぶん隔たりを感じます。
ご存じかもしれませんが、ここ数年、日本の農業は大きな転換期を迎えています。農業者は守られる存在からの自立を促され、とくに若手の農業者ほど本当の意味でのグローバルな視点を持ちたいと考え、そうした人が創刊4年目の新参者で、まだまだマイナーなうちの雑誌を手にとってくれるようです。

以下に私のメールアドレスを記させていただきました。もしよろしければ、一度メールを頂戴できますと幸いです。
コメント欄に長々と失礼いたしました。
何卒よろしくお願い申し上げます。

ueda@ikaros.co.jp
イカロス出版株式会社
上田祥子
メール返信させていただきました (UEDA)
2016-11-23 17:44:06
メールをありがとうございました。
返信させていただきましたが、その際に件名を変えてしまい、また添付ファイルを付け、雑誌のサンプルページをアップしたストレージサーバへのリンクも貼ってしまいました。
もしかして、そちらのプロバイダで弾かれてしまうかもしれません。届いていないようでしたら、お手数ですがお知らせいただけますか?
よろしくお願い申し上げます。

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