イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

キンポウゲの咲き乱れる美しい丘陵地の放牧場でわざわざ来訪者を見に来るウシの限りのない好奇心!

2019年05月23日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
またウシの話題です。(すきなんです!!)


ピークディストリクトの古いマーケット・タウン、ベーカウェル Bekewell をからの帰途、上り下りの激しい美しい丘陵地に出ました。
ビュー・ポイントらしく、車をとめるスペースと、スタイルがあります。
スタイルは野原を抜ける公道に人を通すための垣根に設けられた仕掛けです。踏み段、互い違いに開け閉めできるゲートなど、家畜は通れないように工夫が凝らされています。

車をとめて、寄り道。

絶景。




渓谷を見下ろすスポットなのです。
それよりも私にとって興味深いのは、渓谷に向かって右手の、はるか向こうのなだらかな丘の途中に集まっているウシ!

塀沿いに歩いていけるのですが、サンダルばきでイラクサが茂る草地を歩くのはちょっと無理。
靴は車の中に脱ぎ捨ててきました。暑かったので。

そうしたら......


上の写真の左手前に写っている木をめぐる石垣の向こうでミーティングをしていたらしいチョコレート色のウシが私を見つけたらしく、遠くからはるばるタッタッタッ、という足取りでこっちに向かってきてくれました!!



さらにまた2頭!


結局1頭はなぜか、途中で引き返し、そばに来たのは最初に来たチョコレート色とモルト(小麦)色の2頭のみ。


モルトはどうやら水が飲みたかったらしいのです。

モルトがびちゃびちゃ音を立てて水を飲んでいる間、チョコレートは目の前でガシガシ音を立てて草を食べていました。


うーん、残念ながらさわれる距離には近づいてくれませんでした。

水を飲み終わったモルトは興味深げに私をしばらく見つめて.....(一番上の写真)

...行っちゃいました。


チョコレートも後を追って、なだらかな丘の途中のミーティングに戻ったようです。


何だったんだろう、何しにわざわざこっちまで来たんだろう?
ウシの好奇心は計り知れないですね。

満足した私たちは車に戻りました。


もう一台停まった車からでてきた若いカップルが眺望を楽しむために入れ違いに塀の中に入ってきました。

この二人はウシには興味がないようでした。
ウシたちも、もうこの人たちに会うためにもう一度やってくることはありませんでした。

ベーカウェルとベーカウェルの名前についてはどうしたんだって?
それは次回に。


コメント (1)
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