イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

冷凍庫に眠るクリスマスのあまりものターキー、1月の半ばの華麗な最期(カレーではなくキャセロール)

2018年01月18日 18時38分15秒 | 英国の食べ物、飲み物
今回は、前回予告した通り ボルトン Bolton の町についてお伝えするつもりだったのですが、都合により、予定を変更、昨日の料理について書きます。

イギリスのクリスマス料理の定番、クリスマスのターキー(七面鳥)


クリスマスの翌日、冷蔵庫から取り出したあまりもののターキー。


一か月もたたないうちに冷凍庫に保存しておいたほぐしたターキーを使い切るチャンスがやってきました。


ターキー・キャセロール Turkey casserole

いつも使うのは、チキンですが、冷蔵庫と冷凍庫に詰め込まれた残り物を使い切るために、あるものだけを使って、作りました。

4時間ほど室温で放置、シャリシャリ手で砕ける程度に解凍されたのが上の写真の状態です。

小麦粉をまぶしてパプリカ(辛くないトウガラシの粉)と油でこんがりいためます。フライパンから出しておいておきます。

(しなびかかっていた)サラダ用のレタス、(完全にしなびた)セロリ、ニンジン、(玉ねぎがないのでかわりに)サラダ用のスプリングオニオン(根元が丸い、細いネギ)と赤ピーマンの角切りをターキーの脂と風味の残る同じフライパンで炒め、ターキーといっしょにキャセロール鍋に移します。

トマト二個をチキンストック(熱湯で溶かした即席のチキンスープの素)半リットルで煮潰し、キャセロール鍋に注ぎ、蓋をして、180度で熱したオーブンで 1時間。

時間はかかりますが、手順は ものすごく簡単です。
野菜は何をいれても いいみたいです。ジャガイモをいれると、別にジャガイモを調理する手間が省けます。
(じゃがいもは すべての伝統イギリス料理に必須のつけ合わせです)

冷凍食品のチーズ・パイを食べるベジタリアンの夫も つけ合わせとして食べられるように、薄切りのジャガイモを別にソテーにしました。

できあがり。






クリスマス当日のローストターキーと 翌日からの「あまりものターキ―漬け食生活」について書いた記事のリンクです。☟クリックして読んで下さい。


恒例!クリスマスのロースト・ターキー、七面鳥の丸焼きディナー

クリスマスが終わっても新年までは半端なお祭り気分・・・その2


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目撃!羊の大脱走!14世紀の国宝級の価値のある大広間のある邸宅の庭園をうろつく間抜けな群れ

2018年01月18日 09時00分00秒 | 英国の動物
週末、マンチェスターの北の町、ボルトン Bolton に行きました。



土曜日と日曜日に、ボルトン郊外のホテルでチェスの試合に出場した夫の車に同乗して。
チェスの試合観戦をしたわけではなく、ボルトンの町で車を降りて、ひとりでいろいろ見物しました。

日帰りです。ストックポートの自宅から、高速道路を車で40分ぐらいかかりました。直線距離で28キロだそうです。

今回の話題は、ボルトンの町や1日ずつ分けて行ったどちらも第一級保存指定建築の中世の邸宅、ハリース・ウッド Hall i'th Wood とスミスィル・ホールの話題ではなく・・・

2日目、日曜日に行ったスミスィル・ホールの庭園に乱入してまた静かに出て行ったヒツジの群れについてです。

スミスィル・ホールは、ボルトン市が管理する、入場無料の、中世の邸宅です。第一級保存指定建築。



スミスィル・ホールに関しては、またあらためて・・・(☝この写真は、駐車場に面した、入り口、見た目はリッパですが19世紀の建て増しです)

受付の人と話をしていたら☝写真右側にある窓からちょっとびっくりな光景が目に入りました。

駐車場に乱入してきた、羊の群れ!


かつては、この邸宅に属する牧場村だったこのあたり、今は自然公園として開放されています。

その一角にある、入場料を取って一般公開もしている農場からかたまって脱走!

受付の女性と私は同時に外に出て、門の外に追い戻すはずだったのですが・・・

ぐうぜん居合わせた小さな子供が大きな声を上げたからか、こうふんして・・・



邸宅裏の、庭園に群れになって侵入してしまいました。



一糸乱れぬとまでは言いませんが、かたまって移動する団体行動がすごいです。






黒いセーターの受付の女性は、羊の群れのあとをおいながら、携帯電話でどこかに連絡を取っています。


野次馬は、私と子連れの2家庭。

林に入ります。



行き止まり





さまざまな種類のヒツジが入り混じっています。


手前のヒツジが、人懐っこいんです。



ヒツジは臆病で頭の悪い動物として知られています

この時も、見知らぬ場所に来て、集団心理でおびえが仲間同士伝播したのか右に左にうろうろする様子がかなりバカっぽかったのですが、いったん群れの動きが止まると行き場のない群れの、全員がピタっと落ち着きました。

羊の群れの中に立ってる私、夢のよう。

人懐っこいヒツジは頭を私の足に摺り寄せてきます。


かわいい。ヒツジ臭い脂っぽい羊毛の中に手をぐっと突っ込んでみましたが、嫌がりません。

受付の人によれば、一般公開している農場のヒツジなので、入場者に触られたり手からエサをもらったりに慣れているんだそうです。

リーダー格のヒツジの合図があったのか、全員そろって、邸宅の横の、別のサイドの駐車場へ抜ける狭いゲートへ向かいます。







駐車場へ出たところで連絡を受けた農場のスタッフが、トラクターであっという間に農場に追い戻していったということです。

残念。羊の群れの動きと中世の邸宅を遠景から眺めて堪能していた私が遅れて駐車場に入った時には、もうすべて、終わっていました!

次回は、2軒の中世の邸宅と、ボルトンの町の様子を少しお伝えします。

☟ストックポート日報発刊数か月後に、ボルトンを訪ねた時の記事を書いています。リンクを下に貼りました。☟

マンチェスター郊外の町、ボルトン その1  ・

マンチェスター郊外の町、ボルトン その2



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