毎日が、始めの一歩!

日々の積み重ねが、大事な歴史……

フェイスブックやLINE   トラブル急増 昨年度7千件

2015年06月14日 | デジタル・IT

SNS消費者トラブル急増 昨年度7千件、中高年層に拡大

 フェイスブックやLINE(ライン)といった会員制交流サイト(SNS)が絡む消費者トラブルが2014年度に急増し、全国の消費生活センターに寄せられた相談件数は過去最多の7370件に上ったことが13日、消費者庁への取材で分かった。約5千件だった13年度に比べて2千件以上も増えた。

 消費者庁や国民生活センターは、スマートフォンやタブレット端末の普及でSNSが身近になり、不慣れな人がトラブルに巻き込まれやすくなっていると分析。若年層だけでなく、40~60代の相談の増加が目立っており「幅広い年代に被害が広がっている」と注意を呼び掛けている。

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Apple Watch

2015年06月11日 | デジタル・IT

この秋、Apple Watchはこう変わる

この秋、Apple Watchはこう変わる: Apple WatchにwatchOS 2が搭載されるとどう変わるのでしょうか© ITmedia_HealthCare 提供 Apple WatchにwatchOS 2が搭載されるとどう変わるのでしょうか

 Appleが開催した開発者向けの年次会議「WWDC 15」で、Apple Watch向けのOS、「watchOS 2」が発表されました。2015年秋には無償のアップデートとして配布予定なので、すでにApple Watchを持っている人は、もれなくこの新OSの恩恵にあずかれることになります。

 現在のApple Watchの姿は、基本的にはiPhoneがないとほとんどの機能は利用できず、言ってみればサブディスプレイや周辺機器のような存在です。もちろん、周辺機器としての良さはあり、iPhoneを見る回数が減ったり、米国に限られますがApple Payの決済が手軽にできたりしますが、Apple Watchを使うことで何かが劇的に変わる、ということはまだあり感じられません。

 ですが、watchOS 2がリリースされると、このApple WatchとiPhoneの関係は大きく変わります。Apple Watch単体でも動作する、ネイティブアプリの開発ができるようになるからです。Apple Watch用アプリは、おそらくiOS向けのアプリとセットで提供されるという形は踏襲すると思われますが、iPhoneが近くにない環境でもさまざまな機能が利用できるようになるのには大きなメリットがあります。

 ネイティブアプリが登場すると使い勝手どう変わるのか、具体的なシーンも想定しながら考えてみたいと思います。

●単体で利用できる機能が少ないApple Watch

 今Apple Watchを使っている人の多くが感じているであろう不満、それは、Apple Watch単体で利用できる機能が少ないことではないでしょうか。

 Apple Watchを機内モードにしてみればすぐに体験できますが、iPhoneと通信できなくなると、Apple Watchは時刻の表示とスケジュールの確認、アクティビティの計測、心拍数の計測、ワークアウトの計測、タイマー、ストップウォッチ、アラーム、世界時計、受信済みメッセージやメールの確認、転送済み音楽の再生以外の機能が利用できなくなります。

 これでもデジタル時計程度の機能は利用できるわけですが、普段できることと比べてしまうと不自由に感じます。特に、アプリは一切の情報更新が止まってしまいます。

 またiPhoneと通信できる状態でも、Apple WatchからiPhoneに戻る連係が不十分で、満足のいく操作感が得られなかったり、情報の更新に案外時間がかかったりする部分も、少なからず不満を感じる部分です。

●ネイティブアプリ対応で利便性が大きく向上

 こうした状態が、ネイティブアプリの登場によって大きく改善されます。

 理由は簡単です。Apple Watchのアプリは、現在その処理をほぼすべてiPhoneで行っています。つまり、Apple Watchはリモコンとディスプレイだけの状態なのです。これが、watchOS 2になると、Apple Watch内で処理が行えるようになります。また、既知の(設定済みの)Wi-Fi環境があれば、そこでインターネットにアクセスして情報を得ることも可能になります。つまり、iPhoneがなくてもできることが飛躍的に増えるわけです。

 例えばグランスに設定している情報は、必要に応じて更新されるようになります。マップやナビゲーション機能は、位置情報のキャリブレーションができていれば、都市部ではiPhoneなしでもある程度利用できるようになるでしょう。

 現在はiPhoneと一緒に持ち出さなくてはいけない、サードパーティーベンダー製のアプリでも、スポーツアクティビティの計測ができるようになるのもポイントです。お気に入りのアプリを使って、なおかつiPhoneを持たずに、身軽に運動ができるようになります。特にApple Watchのワークアウトに登録されていないスポーツ、テニスやボルダリングなどの運動が、iPhoneなしでも正しく計測されアクティビティに反映されるようになるのは、モチベーションの向上にもつながると思います。

 スポーツアプリなど、ヘルスケア系ネイティブアプリは、Apple Watchとの相性が非常にいいと考えられます。心拍計や加速度センサーの情報が直接取得できるようになるので、運動量の把握も専用器具を別途購入することなく可能になります。睡眠の計測など、現在活動量計が必要なシーンも、watchOS 2登場以降は、アプリとApple Watchだけで実現できるようになるでしょう。

 ニュースアプリの更新も、iPhoneがなくても利用できるようになります。watchOS 2では、Apple Watchで受信した情報をiPhone側に送ることもできるようになるので、通信が途切れている間にApple Watchで受信した情報を元に、iPhone側で最新情報を表示するといったことも可能になります。なるべくリアルタイムに正確な情報が欲しい、天気の情報も、watchOS 2登場以降は多くの気象情報会社がサービスを提供してくれることは間違いないと思います。

●Apple Watchの使い方にも変化が現れる可能性

 このように多くのことがApple Watch単体でできるようになると、Apple Watchの使い方自体も変わる可能性があります。

 現在のApple Watch用アプリは、iPhoneアプリのサブセットのような位置付けのため、だいぶ簡略化されているとはいえ、画面が小さい割に機能が多く、タッチ操作やDigital Crownでのスクロール操作が非常に多く残っています。

Apple Watch側で処理できることが増えれば、機能が増えることは当然考えられますが、一方で、この小さなデバイスに最適化した使い方、例えば複数のアクションを1アクションにまとめて実行するような、操作を簡略化する方向も出てくるでしょう。

 現在はメニューをたどって実行する必要がある機能が、グランスのボタンから簡単に呼び出せるようになったり、通知から実行できるアクションが増えたりすることは容易に想像できます。いかに少ないアクションでユーザーが目的を果たせるようにするかは、今後Apple Watchアプリの大きなテーマになるはずです。

 Apple Design Award 2015を受賞した「Workflow」というiOSアプリは、ドラッグ&ドロップで複数のアクションを組み合わせて実行できる命令が作成できることで人気です。例えば直前に撮ったスクリーンショットを添付したメールを作成する、あるいは現在地近くのコーヒーショップを探す、といったよく使う一連の操作が自動化できるのですが、Apple Watchのネイティブアプリでは、これに近い世界が目指されるのではないでしょうか。

 watchOS 2では、Siriも強化され、音声でアプリを実行することは可能になるので、決して絵空事ではないと考えます。

 例年、秋というと新しいiPhoneやiPadが発表される時期でもあります。そのタイミングでApple Watchの新しいモデルが出るかどうかは分かりませんが、少なくとも現行のApple Watchに新OSがもたらされ、機能が向上することは間違いありません。しばらくApple Watchを使ってみたけど、なんだか飽きてしまったな、という人もいるかもしれませんが、新OSが出るまでは、手放すのを待った方がいいかもしれません。

 思い起こせば、「iPhone」が初めて登場したときも、ネイティブアプリの開発環境は提供されておらず、多くの機能はWebブラウザのSafariで実行するような製品でした。それが「iPhone 3G」に合わせて登場したiPhone OS 2で大きく変わり、ネイティブアプリの開発が解禁されたことで、さまざまな用途が広がり、今のiPhoneがあることは多くの人が知るところです。

 Apple Watchも、ネイティブアプリの開発解禁によって、今は想像もできないような進化が約束されたと言っても過言ではないでしょう。

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改正道交法

2015年06月01日 | 政治

「危険行為」摘発2回で自転車講習 新制度、きょうスタート

改正道交法が施行され、信号無視した男性を制止する警視庁の警察官=1日午前、東京都港区

 自転車で危険な乗り方をした運転者に安全講習を義務付ける新たな制度が1日、全国でスタートした。改正道交法の施行令で酒酔い運転や信号無視など14項目を「危険行為」に指定し、14歳以上で3年以内に2回以上摘発された運転者が対象。

 警視庁はこの日、都内の交差点など97カ所で、悪質な運転者の一斉取り締まりを実施した。

 新制度は運転者が「加害者」になる深刻な事故を防ぐのが狙い。危険行為はほかに、歩道での歩行者妨害やブレーキのない自転車の運転など。携帯電話を使いながら運転し事故を起こした場合も摘発の可能性がある。

■札幌で啓発活動

 新たな制度がスタートした1日、札幌手稲署などはJR手稲駅(札幌市手稲区)前で、自転車利用者向けに啓発活動を行った。

 同署や手稲区職員約30人が、安全講習の受講対象となる歩道での歩行者妨害など14項目の危険行為を示したチラシを手渡した。

 イヤホンで音楽を聴きながら事故を起こした場合も対象となりうる。この日はイヤホンを付けて自転車に乗っていた利用者も目立ち、署員が「危険なので外して」と指導した。同署の寺岡昌司交通1課長は「改正を機に、ルールをしっかり守ってほしい」と話した

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改正道交法  大阪

2015年06月01日 | 政治

 「改正道交法」初日から取り締まり、自転車「甘く考えず」 大阪


「改正道交法」初日から取り締まり、自転車「甘く考えず」 大阪: 改正道交法施行の初日、自転車に乗る人にチラシとグッズを配って広報活動を行う警察官ら=1日午前、大阪市北区(恵守乾撮影)


© 産経新聞 提供 改正道交法施行の初日、自転車に乗る人にチラシとグッズを配って広報活動を行う警察官ら=1日午前、大阪市北区(恵守乾撮影)

 危険運転を繰り返した自転車運転者に安全講習を義務づける改正道交法が施行された1日、自転車事故の発生件数が全国ワースト(4月末現在)の大阪で、府警などが広報啓発活動や取り締まりを実施した。

 午前9時半から、大阪市北区扇町の北区民センター前で、大阪府警曽根崎署員ら15人が道交法の改正内容をまとめたチラシや自転車用ライトを通行人らに配布。同区内の交差点では、自転車運転者に対する指導や取り締まりを行った。

 自転車に乗っていた北区長柄東のパート社員の女性(63)は「雨の日にはつい、傘を差したまま運転してしまったこともある。これからは雨具を準備するか、乗らないようにしたい」と話した。

 朝から強い日差しが降り注ぎ、日傘を差して自転車に乗る人も目立ち、署員らが注意を呼びかけた。府警によると今年1~4月、自転車が絡む事故は府内で4060件発生。このうち、死亡事故は23件に上り、いずれも全国ワーストになっている。

 大阪府警自転車対策室の吉川恭子室長は「自転車が死亡事故を招くこともある。甘く考えず、交通ルールを守ってほしい」と話した。

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魔法の5行エッセイ

2015年06月01日 | 文化

英語がペラペラになる「魔法の5行エッセイ」 ハーバード流「非ネイティブ」の英語勉強法

あなたの発言を待たれています。2人の笑顔が曇らないよう、きちんと話せますか?(写真:Taka / PIXTA)© 東洋経済オンライン あなたの発言を待たれています。2人の笑顔が曇らないよう、きちんと話せます…

 ビジネスシーン、学校など、今やどこでも「英語を話す」ことが求められているが、英語を話すための近道は「英語を書く力」を鍛えることにあるらしい。これは意外に感じられるが、ハーバード大学をはじめとする世界に冠たる教育機関では、標準的な学習法だとのこと。グローバル時代を生き抜くための ハーバード式英語学習法(秀和システム)の著者であり、自身も外資系企業勤務後にハーバード大学でMBAを取得し、現在はビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)経営学部で教授を務める青野仲達氏に話を聞いた。


 書けない英語は話せない

 

© 東洋経済オンライン 提供 ハーバードの非ネイティブが実践する「英語学習」メソッドを、本邦初公… ――「英語を話す」ためのいちばんの近道が「英語を書く」ことだというのは、意外ですよね。

 今、英語学習法というと、とにかく「英語を話す」ということからスタートすると思うのですが、実は英語を話す前に書く力を鍛えるほうが、はるかに効率がいいのです。

 というのも、英語を話すことより、英語を書くことのほうが、ハードルが低いのですね。書くときは、しっかりと時間に余裕を持って自分の考えを整理することができます。一方、話すとなると相手が目の前にいるので、ゆっくりと考えている暇もありません。

 逆に言えば、そもそも書けない英語は、どんなに頑張っても話すことができないのです。ですから、英語を話したいのであれば、まずは書くことから始めるほうが入りやすいですし、何より簡単なので、挫折しにくいのです。

 ――ハーバードといった世界的に有名な教育期間でも、「書く」からスタートしているのでしょうか?

 はい。ハーバードのビジネススクールには、英語を母国語としない「非ネーティブ」の学生を対象に、「英語で生き抜く技術」を教えるプログラムがあります。その最重要項目が「エッセイの書き方」なんですね。

 ここで言う「エッセイ(essay)」は、日本語の「随筆」ではありません。気ままに思いついたことを書きつづったものではなく、相手に伝えることを前提に「自分の考えを整理して書いたもの」です。

 エッセイの書き方を習得すると、それまでは自信なげにうついむいていた人も、理路整然と話すようになっていくのです。欧州出身者も、中南米出身者も、アジア人も同じです。

 ――話す前に、自分の考えを整理する必要があるのですね。ただ、エッセイと聞くと、少し難しく感じられますが。


 たった5行で書けるエッセイ

 そうですね。本格的なエッセイとなると難しいのですが、エッセイの基本的な部分はたったの5行で書くことができます。たとえば、「私は夏が好きだ」ということが言いたいのであれば、こんなエッセイが書けます。

 I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)

 The days are longer.(日が長い)

 We can dress down.(楽な服装ができる)

 I can travel with my family.(家族と一緒に旅行ができる)

 My favorite season is summer.(私の好きな季節は夏だ)

 特に難しい単語や文法を知らなくても、こうして自分の考えを伝えることができます。

 ――なるほど、これならすぐに実践できそうですね。何かコツのようなものはあるのでしょうか?

 5行のエッセイを書くのは、とても簡単です。次の3つのルールに沿って書いていくだけです。

 ルール1 結論を書く

 「要は何が言いたいか」を書きます。「私は◯◯が好きだ」「◯◯はこうあるべきだ」という表現を使うと、うまく結論を導くことができます。たとえば、「夏が好きだ」と言いたいのであれば、シンプルに次のように書けばOKです。

 I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)

 ルール2 理由を3つ挙げる

 結論を述べたら、理由を3つ挙げます。結論の後に理由を挙げるのは、それが自然な流れだからです。理由を3つにするのは、「それくらいがちょうどいいから」です。ひとつや2つだと頼りないけれど、「3つあると安心」という心理が人間にはあるからです。

 夏が好きな理由は人によってさまざまだと思いますが、あまり難しく考えず、思いつくままに書いていきましょう。たとえば、こんな簡単なものでOKです。

 The days are longer.(日が長い)

 We can dress down.(楽な服装ができる)

 I can travel with my family.(家族と一緒に旅行ができる)

  ルール3 結論を繰り返す

 結論を述べ、理由を3つ挙げたら、最後にまた結論を繰り返します。結論を繰り返す方法は2つあります。ひとつ目は「反復」です。これは、単純に結論とまったく同じことを書きます。この場合だと、単純に次のように書けばいいわけです。

 I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)

 もうひとつは「換言」です。1行目の結論と同じことを、言い方を換えて書いてみます。「夏がいちばん好きだ」は、「好きな季節は夏だ」と同じ意味ですので、最初の結論は次のように言い換えることができます。

 My favorite season is summer.(私の好きな季節は夏だ)

 「最初に結論を述べる」「理由を3つ挙げる」「最後に結論を繰り返す」。たった3つのルールですが、自分の考えを伝えるための次のようなエッセイが完成します。

 I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)

 The days are longer.(日が長い)

 We can dress down.(楽な服装ができる)

 I can travel with my family.(家族と一緒に旅行ができる)

 My favorite season is summer.(私の好きな季節は夏だ)


 5行エッセイで作る「自分の意見」

 

――とてもシンプルな方法ですね。これは英語学習だけでなく、「自分の意見や考えを整理する」のにも役立ちそうですね。

 そうですね。英語が話せない人の特徴として、そもそも「話すことがない」というものがあります。日本では空気を読んだり、あいまいさを理解する気遣いがよしとされます。

 しかし実際に世界へ出ていくと、つねに自分の意見が求められますし、意見は明確な理由がないと通りません。つまり、ロジカルであることが要求されるのですね。そうした意味で、さまざまなトピックについてこの5行エッセイを書いておくと、「自分の意見」が持てるようになるはずです。


 文法や単語の勉強は「最重要」ではない?

 

――5行エッセイを書いていれば、「文法」や「単語」、「発音法」の勉強はしなくてもよいのでしょうか?

 しなくてよいというわけではないのですが、文法や単語の勉強というのは、個別にやるべきものではありません。

 5行エッセイを書くうえで、これは英語で何と言うのだろうと立ち止まることが必ずあると思います。その際は、ネットなどを使って、単語や文章を調べることができます。

 たとえば、「サッカーが好きだ」と書きたいのであれば、「サッカー 好き 英語」と調べれば、Web辞書の例文を調べることができます。そうして5行エッセイを書くうえで、つまり自分の考えを伝えるうえで、必要な単語や文法を調べるだけで十分です。

 むやみに単語を2000個覚えたり、英文法をすべて暗記するのは時間がかかるうえに、それを使う機会が訪れないので、頭に残りません。

 5行エッセイであれば、それは自分の考えや意見ですし、何より自分で書いたものなので、使った単語や文法はしっかりと頭に残ります。おまけに海外では自分の意見が求められることが頻繁にありますので、使いながら覚えていくこともできます。


 5行エッセイを会話やスピーチで使う

 

青野 仲達(あおの ちゅうたつ)ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授。早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業後、外資系企業勤務を経てハーバード大学経営大学院にてMBAを取得。2004年に株式会社GABA(Gabaマンツーマン英会話)を設立、代表取締役社長として2006年に東証マザーズ上場。現在は大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)で英語カリキュラムの設計に携わる。  ――5行エッセイを書いていれば、「文法」や「単語」、「発音法」の勉強はしなくてもよいのでしょうか?    しなくてよいというわけではないのですが、文法や単語の勉強というのは、個別にやるべきものではありません。    5行エッセイを書くうえで、これは英語で何と言うのだろうと立ち止まることが必ずあると思います。その際は、ネットなどを使って、単語や文章を調べることができます。    たとえば、「サッカーが好きだ」と書きたいのであれば、「サッカー 好き 英語」と調べれば、Web辞書の例文を調べることができます。そうして5行エッセイを書くうえで、つまり自分の考えを伝えるうえで、必要な単語や文法を調べるだけで十分です。    むやみに単語を2000個覚えたり、英文法をすべて暗記するのは時間がかかるうえに、それを使© 東洋経済オンライン 提供 青野 仲達(あおの ちゅうたつ)ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教… ――実際に、この5行エッセイを会話やスピーチに応用することは可能なのでしょうか?

 もちろんです。書いた5行エッセイは何度も音読・暗誦してください。そうすることで、一つひとつの英文が頭の中に残っていきます。たとえば、「コーヒーが好きだ」ということについて、次のような5行エッセイを書いていたとします。

 I like coffee.(私はコーヒーが好きだ)

 It tastes and smells good.(味や香りがいい)

 It keeps me awake.(眠気が覚める)

 It is good for health.(健康にいい)

 Coffee is my favorite drink.(私のお気に入りの飲み物はコーヒーだ)

 食後に会話がコーヒーの話題になったときに、書いておいた5行エッセイの中から「It tastes and smells good.(味や香りがいい)」と言ってみるだけでも、会話がつながっていきます。

 大切なのは、普段からさまざまなトピックについて、5行エッセイを書き、自分の意見を整理しておくことです。そうしてしっかりと準備をしておくことで、世界中のどこへ行っても通じる形で、英語が話せるようになるはずです。

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