東京都北区議会で25日、「筆談ホステス」だったことで知られる斉藤里恵区議(31)が、初めて一般質問に立った。耳が不自由でスムーズに話せない斉藤区議は、パソコンに入力した文章を音声変換しスピーカーで議場に流す方法で、障害のある児童への教育や、子育て支援の取り組みなどについて尋ねた。

 白のスーツで登壇した斉藤区議は、持参したノートパソコンを二つのマイクに近づけ、事前に打ち込んだ内容を音声にして流した。障害者でも連絡ができるように、区施設の夜間受付に電話だけでなくFAXを設置する考えがあるかなどを質問し、区側は「適切に対応したい」と答えた。