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分かるかな~9

2011年09月19日 | 詩・ポエム・文芸

平洋に点あり西洋に点なし。これ如何に   

 大西洋は、(ヨーロッパから見た)西の大きな海という意味で、太平洋は、世界一周をしたマゼランが、太平洋を渡った時に全く嵐がなかったことから、ここを「穏やかな海」と名づけました。
 それが英語になってPacific Oceanになって、Pacificを訳すと「泰平」というニュアンスになるので、それと似たような意味の「太平」になり、「太平洋」になったということだそうです。外国語由来です。

 大西洋アトランティックオーシャンアトランティックのオーシャンそうアトランティスが在った洋(大海原)なんです。アトランティスはジブラルタル海峡(地中海の西の果ての西の向こうの海にあった、と言う伝説なので、日本語に訳する時に「大いなる文明があった西の洋」。別に西大洋でもいいんでしょうが、そこは訳者のセンスでしょうか。

 太平洋パシフィックオーシャン。初めて世界一周したマゼランは、大西洋から南米最南端の海峡(マゼラン海峡)を通過して太平洋に出ましたが、その海峡は今でも荒ぶれる海域として有名です。
そこを抜けて水平線の見える大海原に出た時、そこは非常に穏やかでした。感激したマゼランは「なんと穏やかな海だ」として、「パシフィックオーシャン(穏やかな大海)」と名づけました(ポルトガル語で?)。もし台風にでも遭遇していれば「ストーム・オーシャン(嵐の大海))」と名づけていたかもしれません。そしたら「大嵐洋」とでもなっていたのでしょうか。

広大な海を名づける、太平洋は「太平の洋」。天下太平の太平です。大安洋でも平安洋でもよかったんでしょうが、これも訳者のセンス――。人間として境涯の小さな者にはできなこと 生命誕生の源とも言われる〝海〟 海の如く、大きな境涯を目指して
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