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池田先生の会長就任60周年「記念映像上映会」

2020年07月14日 | 妙法

池田先生の会長就任60周年「記念映像上映会」を各地で開催  2020年7月14日

池田先生の第3代会長就任60周年の記念映像から
池田先生の第3代会長就任60周年の記念映像から
 池田大作先生の第3代会長就任60周年の「記念映像上映会」が、10日から始まった。

 
 新型コロナウイルスの感染防止に万全の対策を取りながら、各地の会館等で順次、開かれる(開催日時・単位・参加人数は各県・区で決定)。
 
 記念映像のタイトルは「指揮は われにと――不滅の第三代会長就任式」。今回、初めて公開される貴重な写真や音声などもあり、第2代会長・戸田城聖先生の後を継ぎ、一人立たれた池田先生の真情と広布伸展の軌跡に迫る。
 
 創立90周年の「11・18」へ、師の闘争に連なる実践を約し合い、新たな出発を切る契機となろう。
 

 

恩師の遺言“一歩も退くな!”
 

 1960年(昭和35年)5月3日、東京・両国の日大講堂――。
 恩師・戸田先生が逝いて2年。全学会員が待ちに待ったその日が訪れた。
 初夏の陽気に包まれる中、全国の代表約2万人が集い、池田先生の第3代会長就任式が挙行されたのである。
 
 「若輩ではございますが、本日より、戸田門下生を代表して、化儀の広宣流布を目指し、一歩前進への指揮を執らせていただきます!」
 
 青年会長による広布誓願の大師子吼。瞬間、大鉄傘を揺るがす雷鳴のような拍手が沸き上がった。
 
 先生は続けた。“恩師の七回忌までに、300万世帯を成し遂げたい”と。
 そして、学会歌「威風堂々の歌」が響き渡り、歴史的な式典は幕を閉じた。
 
 以来、池田先生は全国・全世界を駆け巡り、折伏の大旋風を起こした。池田門下の弟子たちは「一歩前進」を合言葉に、師弟共戦の闘争で続いた。
 
 62年(同37年)11月、学会は目標を上回るスピードで300万世帯の弘教を成就。会長就任10周年を迎える70年(同45年)1月には、755万7777世帯に。恩師の時代の実に10倍の陣容へと発展を遂げた。
 
 同年4月、戸田先生の十三回忌法要で、池田先生は「750万世帯の達成」を恩師に報告。“「一歩も退くな!」との戸田先生の遺言を強く胸に刻み、勇気凜々、再びの前進を”と訴えた。
 
 本年は、池田先生の会長就任から60周年の大佳節。“恩師への誓いを果たさん”と決然と立ち上がった先生の闘争に連なり、今再び、我ら池田門下の師弟誓願の大行進を開始する時である。
 民衆の幸福と安穏のために! 世界の平和と前進のために!
 


 

師弟の大行進を今再び
 

 上映会では、記念映像に先立って、原田会長の指導の動画が流された。
 
 会長は、コロナ禍の中、奮闘する「無冠の友」をはじめ全同志に心から感謝。そして、学会創立90周年の「11・18」、さらに100周年の2030年へ、池田先生の心を学び、先生の心をわが心として、今再びの前進を開始しようと訴えた。

感染防止対策を徹底しながら、各地で行われている上映会。横浜平和講堂では南横浜総県金沢総区の友が視聴した(12日)

感染防止対策を徹底しながら、各地で行われている上映会。横浜平和講堂では南横浜総県金沢総区の友が視聴した(12日)
 

 12日午後に横浜平和講堂(横浜市金沢区)で行われた上映会には神奈川・南横浜総県金沢総区の友が出席。参加者は語った。
 
 「戸田先生の不二の弟子として、報恩の誠を貫かれる池田先生の姿を拝見しました。先生が60年間、どのような思いで戦い抜いてこられたのかに接し、“弟子のあるべき姿”を学びました。私も池田門下生として、師弟不二の心で勝利の旗を打ち立てます」(壮年部)
 
 「池田先生の命懸けの闘争に、熱いものが込み上げてきました。特に、恩師の十三回忌法要の場面での、先生の“師を思う弟子の一念”に触れ、胸を打たれました。どんな困難な状況でも、常に心に師匠を抱き、『一歩前進』していきます」(女子部)

 

 

 

 

記念映像上映会での原田会長の指導 記念映像上映会での原田会長の指導 2020年7月14日

  • 人間革命の劇を師と不二の心で  新しい生活様式の中で新しい広布の活動へ

 一、池田先生の第3代会長就任60周年を慶祝する記念映像上映会の開催、誠におめでとうございます。
 
 新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって長期間の活動自粛を余儀なくされましたが、この間も「無冠の友」の皆さまをはじめ、広布のため地道な行動を貫いてくださってきた全ての皆さまに、まずは衷心より御礼を申し上げます。
 
 感染状況を注視しながらの活動再開となりますが、これからも、「さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし」(御書1169ページ)の御金言の通り、信心しているからこその聡明さで、ともどもに無事故と健康に細心の注意を払い、新しい生活様式の中での、新しい広布の活動に、仲良く、また、たくましく取り組んでまいりたいと思います。
 
 一、さて、これからご覧いただく記念映像では、1960年5月3日の池田先生の会長就任式、その前後の広布史が描かれています。
 
 「わが運命 かくもあるかと 決意せば 惑うことなし 恐れることなし」
 
 これは、先生が第3代会長に就任されるにあたっての真情をお詠みになり、ずっと執務室に掲げてこられたお歌です。
 
 池田先生が、どのような決意で戸田先生から妙法の松明を受け継ぎ、この60年、どのような覚悟で広布の指揮を執り続けてこられたのか。学会創立90周年を迎える本年の「11・18」へ、さらには創立100周年の2030年へ、今、再びの前進を開始するにあたり、私どもは、先生のお心を学び、先生の心を心としてまいりたい。
 
 一、池田先生は小説『人間革命』で、師弟の真髄について、次のように記されました。
 
 「師の意図するところが、現実に現れるか、現れないかは、弟子の実践の姿を見れば容易に判断のつくことである。師の意図が、脈動となって弟子の五体をめぐり、それが自発能動の実践の姿をとる時、初めて師弟不二の道を、かろうじて全うすることができる。師弟に通い合う生命の脈動こそ、不二たらしめる原動力である」
 
 「多くの弟子たちは、その困難さを避ける。師の意図に背く考えは、さらさらないものの、師の意図を、ただ教条的にしか理解しない」
 
 「直面した現実を特殊な事態ととらえ、信心という根本を忘れ、浅薄な世間智を働かせて現実に対応しようと焦る。ここに至って、師弟の脈動が断たれていることに気がつかない」――このように「単なる師弟の道」と深淵なる「師弟不二の道」の決定的な違いを教えてくださいました。
 
 かつてない困難に直面した今こそ、「単なる師弟の道」をゆくのか、それとも「師弟不二の大道」を歩み抜くのか。一人一人が自身を見つめ、自身に問い掛けながら、新たな挑戦を開始してまいりたい。
 
 そして、師弟が脈動する、我ら池田門下の祈りで、智慧で、実践で、必ずや一国の宿命の転換を成し遂げ、さらには全人類の宿命の転換をも可能にする、壮大なる「人間革命」のドラマを、ともどもにつづりゆこうではありませんか。

 

 

 

 

〈明日を照らす〉 テーマ:恩に報いる 〈明日を照らす〉 テーマ:おんむくいる 2020年7月14日

 
 
壮麗な城郭から「羽州の名城」と知られる上山城(山形県上山市)。堅固な土台の上に人生の勝利は築かれるⒸPIXTA
 

 「世に四恩あり之を知るを人倫となづけ知らざるを畜生とす」(御書491ページ)――恩を知り、恩に報いることこそ、人としての道です。
 池田先生は「恩に報いる生き方のなかに、真実の偉大さがあり、人間としての完成がある」「最高の報恩の道を教えたのが仏法である」と教えてくださいました。
 今回の「明日を照らす」では、「恩に報いる」をテーマに学んでいきましょう。

 

開目抄
 

 仏法を学せん人・知恩報恩なかるべしや、仏弟子は必ず四恩をしって知恩報恩をいたすべし(御書192ページ)

 

●皆への感謝が向上の力に

 

 【通解】仏法を修学する人が、恩を知り、恩を報ずることがなくてよいはずがない。仏弟子は、必ず四恩を知って、知恩・報恩の誠を尽くすべきである。
 ◇ 
 日蓮大聖人は、「開目抄」「報恩抄」をはじめ、諸御抄で、恩を知り、恩に報いる大切さを教えられています。その基盤となっている考え方に“森羅万象は互いに支えあって存在している”という縁起の思想があります。
 経典における「報恩」の原語は、サンスクリット(古代インドの文語)の「クリタ・ジュニャー」と考えられています。「なされたこと」(クリタ)を「知る」(ジュニャー)という意味です。
 多くの人々のおかげで今の自分があることに感謝できる自分に成長し、今度は自分が皆のために尽くしていく――。真の「報恩」とは、人間性豊かな感情の発露としての振る舞いであるといえるでしょう。
 大聖人は「大恩に報いるためには、仏法を学び究め、真の智者となって、恩ある人々を導いていかなければならない」(御書293ページ、趣意)と、民衆救済の誓願を立てられ、妙法弘通の御生涯を貫かれました。
 この御本仏のお心を受け継ぎ、万人成仏の法を自ら実践し、友人に弘めているのが、私たち創価学会員です。全ての人の幸福を願い、世界に希望の光を送っていく――これこそ人間性輝く報恩の生き方です。
 池田先生は「報恩の人生に、行き詰まりはありません。父母や師匠をはじめ、今の自分を築かせてくれた一切の人々への感謝と報恩の決意が、自身を向上させる原動力となります」と教えられています。

 

清澄寺大衆中
 

 恩をしらぬ人となりて後生に悪道に堕ちさせ給はん事こそ不便に候へ(御書895ページ)

 

●師弟の道を貫こう

 

 【通解】(退転した女性門下が)恩を知らない人間となって、後生に悪道に堕ちることがかわいそうでならない。
 ◇ 
 日蓮大聖人は、知恩・報恩の大切さを説くとともに、不知恩・忘恩の輩を「不知恩の畜生」(御書204ページ)と厳しく糾弾されています。
 大聖人が佐渡流罪に処せられた時、疑いを起こして信仰を捨てただけでなく、大聖人を賢しげに批判する門下が現れました。
 そうした輩に対し「こうした愚か者たちが、念仏者よりも長く阿鼻地獄にいるであろうことは不憫としか言いようがない」(同960ページ、通解)と述べられています。
 退転者の本質について、大聖人は「臆病で、教えたこともすぐ忘れ、そのうえに欲が深く、疑いが多い者たち」であるとし、「漆の塗り物に水をかけて、空中に振って水が落ちるようなもの(教えたことが何も残っていない)である」(同1191ページ、通解)と喝破されています。
 創価学会の歴史を振り返ってみても、戸田先生の事業が最大の苦境に陥った時、それまで大変にお世話になり、口を開けば「先生、先生」と慕っていたにもかかわらず、手のひらを返したように先生を罵りながら去った者がいました。そうした中、必死に戸田先生を支え守ったのが池田先生です。
 不知恩・忘恩の輩を退け、知恩・報恩を大事にするまっとうな社会を築いていくことは、民衆の境涯を高めていくことにもなります。
 どんなことがあろうとも、感謝の心を忘れず、師弟の道を断固、貫いていく――。不退転の生き方こそ、真の報恩の道にほかならないのです。

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