毎日が、始めの一歩!

日々の積み重ねが、大事な歴史……

今話題の「1日1食」生活

2016年01月22日 | 健康

今話題の「1日1食」生活を2カ月間続けてみたら何が起きた? 実践レポート!

 現在、芸能界をはじめとする各界著名人たちの間で広まりつつある生活習慣――それが「1日1食」生活だ。多くの有名人が、1日に1回しか食事を摂らないという食生活を送っている。
そこには、一体どのようなメリットがあるのだろうか。筆者も強い関心を持ち、2カ月間ほど試してみた。その体験も含めて、「1日1食」生活のメリットを探ってみることにしたい。

■著名人たちの1日1食生活

 本題である筆者の実体験に入る前に、まずは「1日1食生活」を実行する著名人たちを列挙してみよう。タモリ、ビートたけし、GACKT、西川貴教、元ピンクレディーの未唯らが1日1食だという。
俳優では、水谷豊や京本政樹。スポーツ界ではサッカー選手の小野伸二。さらに実業家としては、ジャパネットたかたの高田明前社長。海外に目を向ければ、なんと米国のバラク・オバマ大統領までもが1日1食だという。

 さて、このような「1日1食」生活を実行する人々を見ていて、ある「共通点」に気づいた読者もいるのではないか。それは彼らが皆、実際の年齢よりもずっと若々しく見えるという点だ。
このことは、少食がアンチエイジング効果をもたらすという根拠のひとつになるのではないだろうか。

 少食による健康法を呼びかけている医師の石原結實氏の著書『一日一食』(ビジネス社)によると、摂取カロリーを抑制する(半分にするなど)ことによって
動物の寿命が30~70%ほど延びることが各国の実験で確かめられてきたという。
そして、1日1食を含む少食や断食は、酸化による脳細胞の損傷を抑え、神経細胞の成長を促し、さらに糖尿病や動脈硬化を予防するうえ、脈拍・血圧も低く保ち、
ストレスに強くなるといったメリットがもたらされるという。また、米国の研究ではネズミに放射線を照射した実験で、満腹のネズミは100%の確率でガンになったのに対し、
腹5分のネズミではわずか0.7%だったという驚くべき報告もあるのだ。

■筆者も試してみた!

 では、ここからが話の本題、59歳の筆者による実体験だ。筆者は、若い頃からずっと朝食を摂らず、1日2食が普通の食生活だった。
その後、最近の数年間は、昼におにぎり1個という「1日1.5食」を続けてきた。筆者は身長170cm、体重60kgと、もともと痩せ型だった。
しかし、タイ人の妻と結婚して4年になるが、毎日のように脂ぎったタイ料理を食べさせられているうちに、気がつくと腹にたっぷりと、鷲掴みできるほどの贅肉がついてしまった。
そこで、若い時はともかく、歳をとってきたら、最低限の食事で足りるだろうと思い、「1日1食」生活を試行的に送ってみることにした。

 朝と昼は何も食べず、煎茶を1杯飲むだけ。夕食は普通のおかずに、ご飯を茶碗に1膳。ただし、土日だけは妻からの要望で家族とともに食卓を囲むことにしているため、1日2食となる。

© TOCANA 提供

 さて、昼食をやめてから数日間、夕方には足がちょっと疲れを感じるなどしたが、その後はすっかり慣れ、1.5食だった頃とまったく変わらない生活を送れるようになった。
数年来、1日4kmほどの道のりを早歩きしていた習慣も、難なく続けられている。しかも60kgだった体重が、1.5kgも減った。そして「1日1食」生活を2カ月間実行してみた筆者が強く実感したのは、以下のようなことだ。

・ 食べ物が以前よりも美味しく感じる・ 胃もたれが少なくなり、胃の調子が良くなった・ 腰痛などの不調も改善された気がする・ 空腹の方が頭が冴え、集中力が高まる

 前述の石原氏も書いているように、飽食の現代では、食べすぎによって健康を害する人々が多い。経費が一切かからない「少食」を実践することによって、
アンチエイジングや病気予防など多くのメリットがあるならば、試してみることも良いのではないか。

「1日1食」のほかにも、少食、ヴェジタリアン、ヴィーガンといった習慣を持つ人々が近年増えつつあるのも、ほかの人たちから効果を聞き、口コミで広まっていった結果かもしれない。
極端な例では、俳優の榎木孝明のように、30日間の「不食」を実行した人もいる。今後、ダイエット目的だけでなく、健康のための「食べないこと」「食事回数を減らすこと」がトレンドになるかもしれない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« プリウス | トップ | 記事のタイトルを入力してく... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

健康」カテゴリの最新記事