〈池田先生と共に 希望・勝利の師弟旅〉 未来を開く! 生命錬磨の夏2021年7月27日
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暑い夏にこそ、生命を磨き、人材を育て、希望の未来を開く。これが学会の伝統だ。
コロナ禍の今年も、各地で工夫し、真心を尽くして、創価ファミリー大会、また英語で寸劇を行う「E―1」や絵画展、作文・読書感想文のコンクールに取り組んでくださっている。
宝の未来部を励まし育んでおられる全ての方々に、最大に感謝申し上げたい。
御書に「物だねと申すもの一なれども植えぬれば多くとなり」(971ページ)と仰せだ。若き心の大地に良き種を蒔きゆく夏としたい。
◇ ◆ ◇
戸田先生は青年の「学ぶ心」を引き出し、そして「価値創造の力」を伸ばしてくださる人間教育者であった。
先生に師事し始めた19歳の時、私が雑記帳に書き留めたアメリカの哲人エマソンの言葉がある。
「何者も諸君を守護することは出来ない、独り誠実あるのみ、永遠に亙って誠実のみ」(※)
船が難破の危機に瀕しても、熟練の水先案内人が揺るぎなく「われと共に航する者こそ、陸地に達するなれ」と指揮を執るように、正義の信念に誠実に生き抜けと、エマソンは呼び掛けているのだ。
戦後の荒れ狂う社会の海原で、私は戸田先生という至高の精神の水先案内人に巡り合え、誠実を貫く正しき人生の道を教えていただいた。これほどの幸福はない。
そして今、大誠実の創価家族と共に切り開いてきた、平和・文化・教育の大航路を、21世紀の若き世界市民たちに託せることが、何よりの喜びである。
◇ ◆ ◇
未来部育成の先進のモデル地域が、堅塁・中部である。「E―1グランプリ」も中部から誕生した。
きょう7月27日は「中部の日」である。淵源となる45年前の記念幹部会では、御書を拝して、永遠に善知識の団結で広宣流布の大願に進みゆくことを皆で誓った。
「総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり」(御書1337ページ)
この時、6項目の指針を再確認し合った。
①勤行は朗々として正確
②指導、弘教は慈悲
③教学は日々の努力
④座談会は体験中心
⑤会合は8時半厳守
⑥組織は人間の和
――である。
◇ ◆ ◇
創価の「人間の和」は、法華経に説かれる「清涼の池」の如く地域社会に希望と安穏と活力をもたらすオアシスそのものだ。
皆、聡明に健康第一で、未来部の友と一緒に、一歩また一歩、成長し前進して、誓願の天地に地涌の生命力を満々と漲らせていこう!
※エマソンの言葉は柳田泉訳「代表偉人論」、『世界大思想全集21』所収、春秋社、現代表記に改めた。
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