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パウエルFRB議長、「利下げ急がない」姿勢強調か-議会証言に注目 2024年3月3日 10:45 JSTブルームバーグ

2024-03-03 21:37:20 | 日記

パウエルFRB議長、「利下げ急がない」姿勢強調か-議会証言に注目
Kate Davidson、Craig Stirling
2024年3月3日 10:45 JSTブルームバーグ

米雇用統計、中国全人代、英予算も今週の注目材料
ECBとカナダ中銀が決定会合、政策金利は据え置きの見込み

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は今週の議会証言で、根強いインフレ圧力を最新の指標が示す中で利下げを急いでいないとのメッセージをあらためて強調するとみられる。

  パウエル議長は6日に下院金融委員会、7日には上院銀行委員会で半期に一度の金融政策報告に関する議会証言に臨む。議長を含め金融当局者のほぼ全員がここ数週間に、米経済の底堅さを背景に利下げ開始時期の決定には忍耐強く臨めるとの見解を示している。

サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は利下げを急ぐ必要はないと強調


  パウエル議長は2月に放送されたCBSニュースの番組「60ミニッツ」で、「拙速に行動することの危険性は、仕事がまだ完了しておらず、過去半年間に得られた非常に良い数値がインフレの先行きを巡る本当の指針でないことが後から分かる場合だ」と話した。

  2月に発表されたインフレ加速を示す一連の指標によって、利下げに対する当局の慎重な姿勢はここ数週間で正当化される形となった。ただ、金利の行方が11月の大統領選および州知事選、連邦議会選などに与える影響を懸念する民主党議員が金融当局の姿勢に不満を抱いている可能性はある。すでに利上げによるインフレ抑制効果が見え始めている状況下で、経済にマイナスの影響を及ぼすリスクを負ってまで政策金利を高水準に維持する理由について、民主党議員はパウエル氏を問い詰めそうだ。

  指標面では8日に発表される2月の米雇用統計に注目が集まる。エコノミスト予想によると、非農業部門の雇用者数は前月比で20万人の増加が見込まれている。1月は同35万3000人増と、1年ぶりの大幅な伸びだった。失業率は前月と同水準の3.7%が予想されている一方、平均時給の伸びは鈍化したとみられている。

  6日には地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。また、2月の供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数、1月の貿易収支や雇用動態調査(JOLTS)求人件数などの発表も控える。

  そのほか、中国では5日に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。英国の予算も含め各国の政治的な動向が注目される。欧州中央銀行(ECB)とカナダ銀行(中銀)の金融政策決定会合では、据え置きが見込まれている。

Central Bank Rate Decisions This Week

Source: Bloomberg

Note: Mapped data show rate decision schedules for distinct central banks.

  ECBの政策当局者は今年初の四半期予測を公表する。向こう数カ月以内の利下げ開始に向かっていることを示唆する可能性がある。

原題:Fed’s Powell About to Double Down on ‘No Rush to Cut’: Eco Week(抜粋)

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消費冷やす食品高 エンゲル係数最高、日銀は賃上げ注視 物価高・値上げ 2024年3月3日 2:00

2024-03-03 06:16:00 | 日記
消費冷やす食品高 エンゲル係数最高、日銀は賃上げ注視
物価高・値上げ
2024年3月3日 2:00

食品価格の上昇が家計を圧迫している。総務省によると2人以上の世帯で消費支出に占める食費の割合(エンゲル係数)は2023年に27.8%に達し、いまの基準で遡れる00年以降で最高だった。賃金上昇を上回る物価高は消費に影を落としており、マイナス金利政策の解除を視野に入れる日銀も動向を慎重に見極める。

エンゲル係数の上昇は、家計で食費の割合が高まり、それ以外にお金を回しにくくなっていることを示す。

トランプ復権に構える世界 安全保障・産業政策は一変 ドナルド・トランプ 2024年3月3日 2:00

2024-03-03 05:41:24 | 日記
トランプ復権に構える世界 安全保障・産業政策は一変
ドナルド・トランプ
2024年3月3日 2:00

【この記事のポイント】
・トランプ政権に戻れば全ての国に不確実性が増幅
・東アジアの安保への関与は後退するとの見方多く
・産業政策や環境政策は一変し、脱炭素にブレーキ

米大統領選に向けた予備選が集中する「スーパーチューズデー」が5日に迫り、トランプ前大統領が共和党候補となる可能性が高まっている。米国が再び自国第一主義に傾けば、同盟国である日欧の安全保障体制や産業政策の前提が狂う。

米消費者の景況感、3カ月ぶりに冷え込む-ミシガン大の2月調査 2024年3月2日 0:05 JST 更新日時 2024年3月2日 0:53 JSTブルームバーグ

2024-03-03 05:41:24 | 日記

米消費者の景況感、3カ月ぶりに冷え込む-ミシガン大の2月調査
Augusta Saraiva
2024年3月2日 0:05 JST
更新日時 2024年3月2日 0:53 JSTブルームバーグ

ミシガン大消費者マインド指数、2月確定値76.9-全ての予想下回る
現況指数は79.4に低下し、期待指数も75.2に下げた

Holiday Shopping As CPI Rises
Photographer: Christinne Muschi/Bloomberg

米消費者のセンチメントは3カ月ぶりに低下。景気の現況と先行き、両方に対する見方が悪化した。
キーポイント

2月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は76.9
前月の79から低下
エコノミスト予想の中央値は79.6
全てのエコノミスト予想を下回った
1年先のインフレ期待は3.0%に上昇
前月は2.9%
5-10年先のインフレ期待は2.9%
前月と変わらず

  2月の消費者マインド指数は低下したものの、景気に大きなダメージを与えずにインフレが後退したことを背景にセンチメントは2年前から総じて改善傾向にある。一方、消費者の先行き感を左右しやすいガソリン価格は、2月に著しく上昇した。

  ミシガン大の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は「消費者は年初からの経済状況にほとんど変化を感じておらず、インフレは今後も良好な軌道を進み続けると安心しているように見受けられる」と発表文で説明した。

  2月のマインド変化には、支持政党で違いが見られた。共和党支持者の信頼感は2021年半ば以来の高水準に改善した。一方の民主党では22年6月以来の大幅な悪化となったものの、依然共和党より高い水準を維持している。

US Consumer Sentiment Falls for First Time in Three Months | Americans grew more pessimistic on economy in February
上段:消費者信頼感指数、下段:支持政党別の信頼感指数
出所:ミシガン大学

  2月の現況指数は79.4に低下し、期待指数も75.2に下げた。耐久財の購入意欲を示す指数も低下。家計に対する見方も悪化した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Consumer Sentiment Declines for First Time in Three Months(抜粋)
(支持政党による違いの説明とチャートを加えます)

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