市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

タリーズ・コーヒー

2005-02-22 | Weblog
 九州で宮崎県だけスターバック・コーヒーがないのを知ったときは思わず笑ってしまったが、タリーズ出店数は、福岡県につぐ2番目だ。スターバックは、おしゃれな街角しかないそうであるが、こっちは、破産した寿屋百貨店ビル入り口と、やはり空っぽになった西村楽器店の入り口に、出店した。スターバック・ジャパンは資本金83億円、くらべてタリーズ・コーヒー・ジャパンは資本金1億円だが、おかげで、傷ついた街角の血がとまっている。

 初めていったとき、「本日のコーヒー」を「ショート」とあり、紙コップの背の高さで区別するのに違和感があったが、トールとか、グランデとかなれてしまえば、なんてことはなくなった。紙コップのくせに熱が冷めず、味も意外と深みがあり、量もあるので、すすりながら本を読むのにちょうどいい。それに店内は混んでいるのに人が気にならない。ほとんどが女性客だが、一人で来ている女性が、いつも何人かいるのがいい。
 
 番(つがい)でいるか、群れているかしかない若者を毎日、毎日、街でみるとき、猫のように単独行動している女性をみると、ほっとする。中高年男性も時には一人でいるが、どうもむさくるしい。どうしてそうなるのか、こうした場にびしっと馴染んだ男にであえないものかと思うが、まだ果たしていない。ぼくなんかも端から見ると、中高年男性の一人男として場をむさくるしくしているに違いないと思うけどね。

 宮崎市という地方都市で、駅のように他人の雑踏が気にならぬ場所というのは、あまりない。このタリーズ店内で、もっともっと単独行動する男や女が増えるといいと思うのだが。
 

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