市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

白・黒写真

2006-02-08 | Weblog

 森山大道講演で、忘れられない発言がもうひとつあった。森山さんは終始もの静かな話ぶりだったが、ここだけはやや挑むような強い調子だったのが印象的であった。

 私がこれまで感動した

  写真は

 白黒の写真だけだった  
 

 言われてみると、写真では思い出せないが、映画でいえば「第3の男」「カサブランカ」「灰とダイヤモンド」などなど、これらがカラーだったら、あれほどの感動は生まれなかったと思える。白・黒であるがゆえに、人間像に集中できるのであろう。現在見れば、各シーンはきわめて人為的に加工された映像であるが、白・黒であるがゆえに吸引される。だからといって白黒万能ではない。「風と共に去りぬ」が白黒ではあれほどのインパクトはなかったろう。また「オーケストラの少女」がカラーであったら、もっと楽しい映画であったろう。つまり、白・黒であろうが、カラーであろうが、良いものはいいし、悪いものは悪い。だから、森山さんのこの発言は、かれの強いこだわりをあらわしているのだ。

 いったいなぜ、写真において、彼はここまで、

こだわっているのだろうか。またこのこだわりこそ、かれの魅力なのかもしれない。 

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デジタルカメラ | トップ | こだわる 白黒写真 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメントの書き方 (ono kazumichi)
2006-02-08 19:27:45
この中に、ワープロで書くように思うことを書いて、

それで終わりです。後は名前(ペンネーム可)タイトルは適宜につけ、URL歯、ブランクのままでもオーケーです。終わったら『投稿』をクリックして送信してください。ではよろしく。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事