市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

2006年始まったですけど・・・

2006-01-07 | Weblog
 ブログの名称は、じつは「野」に変えようとしたけど、このキーワードで検索すると多すぎてしまうので、「市街・野」のままにします。野とうのは、野原とか、原野とでもいいのだけど、自由で、ぼうぼうとして、のっぺらぼうでないですね。
去年の市街と周縁という概念は、均質と複雑、管理と自由、依存と自律、服従と独立というようなイメージに変わったかなと思う次第です。ややこしいですかな。

 31日青井岳温泉に行き、3日まで毎日午前11時ごろ行き、2時前にとんかつ定食、浴槽での1時間半は思考停止を楽しめました。家から車で35分ですが山峡にあるので遠い場所に来た感じになり、エスケープが高まります。はじめは県内温泉めぐりと思っていたのですが、「めぐる」という贅肉を止めたので、ひたすら温泉だけを楽しめました。しかも夕食の支度もいらなかった。昼食のボリュウムがありすぎて。入浴料金400円、定食1050円。4日間二人で通って一人分の年末ホテル料金よりも安かった。夜は「寅さん」を見て後は寝るだけ。
 
 読めた本は:ジークフリート・レンツ(独)「遺失物管理所」
       垣根 涼介 「君たちに明日はない」
 
 これがどちらもた人を食ったような小説で、前者は出世をしたくない鉄道員のリストラ物語、後者はリストラを請け負うアウトソーシング会社の社員がいかにして、要請された会社の社員を退職させるかの奮闘記。ところがこの2作ともタイトルとは反対にじつに明るく希望にみているのだから、不思議な人情物語でした。

 まあ、こんなところで新年が明けたというところです。

 

 

 
コメント
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