市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

朝の新聞記事

2005-02-24 | Weblog
  毎日新聞社、東和不動産、トヨタ自動車が名古屋駅前に建設中の再開発ビルの正式名称「ミッドランドスクエア」が決まったと、今朝の毎日に報じられていた。はじめに選ばれた「ミッドランドタワー」を
ネーミングの専門家の意見を踏まえて、スクエアを加えたという。そしてのスクエアを採ったわけとは。

1 「街角」「交差点の広場」を意味し、「ショッピングや食事に人が集まる賑わいの場」のイメージがある「スクエア」(square)を重ね合わせた。
 そのくらいのことは常識と思うのだが、これに続く説明はすごい。
2 一方、スクエアは、文化的、創造的、重厚な印象のある言葉で、歴史ある街を再生した街づくりの名称に使われることが多い。
 へえ、そう、ニューヨークの「タイムズスクエア」を、そのまま借用して新宿タカシマ・タイムズスケアとか、札幌タイムズスケアとか、
文化的とも創造的ともちっとも思えない。

 ところで「アーバンスクエア」とはご存知か。宮崎市はもちろん、今は九州全域をこえて関東、近畿、四国へと広がりつつある。株式会社「アリサカ」の起こしたゲームセンターである。アリサカは宮崎市のアミューズメント施設を展開する会社で、平成3年には若者たちの集まる繁華街にアーバンスクエア一番街店を開いた。宮崎駅前店もにぎわっている。この春、イオン宮崎にも600坪の店舗を開店する。ジャズダック店頭市場で右上がりの株価をしめし、昨年は株式分割(無償供与)を2回行った。ベンチャー中堅企業として注意を引いている会社で、宮崎市にもこんな企業もあるわけだ。

 このスクエアの命名は平成12年の12月の1号店の開店だから、古い話、宮崎市の若者にとってはスクエアは、日常語でしかない。こんな記事を目にすると、わかものが新聞をよまないというのも、わかる気がする。情報がもったいぶったわりに古臭いのだ。ライブドアの堀江社長も新聞を殺すと皮肉ってるが、理解できる。

 すべての記事がそうとはいえないが、ここ数年、記事が行政広報冊子に似てきているのだ。妙に説教くさく、カタカナでおしゃれなつもりが垢抜けしてないのだ。ついでだが、70年代SQUAREとは、石頭とか、常識派とか、じじくさいとかが、普通に使われていたのだ
コメント
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