ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

「時の墓碑銘」の朝日記者逝く

2006-04-26 23:33:13 | その他
今朝の朝日新聞朝刊の「天声人語」に、同紙コラムニストの小池民男氏が亡くなられたことが報じられていた。
小池氏は、前任の「天声人語」の執筆担当者であり、昨年四月からは、「時の墓碑銘」というコラムを毎週月曜日に連載していた。

私は、ほぼ一年ほど前に、その連載第一回のコラムをこのブログで引用させてもらったことがある。

→ 茶色い戦争(中原中也)・長谷川一夫・レヴィ=ストロース (2005/04/18)

小池氏は、学芸部の記者としての仕事が長かったようだが、一時期演劇担当をされていたことがあって、当時私は東宝の演劇宣伝企画室という部署にいたので、取材などの機会に何度かお会いしたことがある(もう20年ほども前のことになる)。
落ち着いた静かな物腰と、声高ではないが力のある声と、鋭い眼光、というのが私の小池さんの印象だった。

「時の墓碑銘」で、小池さんの紹介するハンナ・アーレントやサン・テグジュペリの文章をいままた思い返している。

ご冥福をお祈りしたい。

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