19日の朝日新聞夕刊に、標題の記事が載っていた。
その記事は、フランスにおけるマンガ人気を報告するもので、E. Barralという署名があるからフランス人の記者が原文を書いたものと思われる。
日本のマンガのフランス語版がフランスの書店に登場したのは15年ほど前からだが、今では「マンガ」はフランス語としてもすっかり定着し、フランスは「日本に告ぐ第2のマンガ大国」を自負している、という。
ところで、今、フランスで出版されるマンガのおよそ3分の2が、日本同様、右綴じであるという。ページの流れも右から左である。
日本には右綴じ(縦書きの本)も左綴じ(横書きの本)もあるから、日本人はどちらにも慣れているが、欧米人にとっては本というものはすべて左綴じだったのだから、これは大きな変化である。
知らない人は最初はとまどうが、ファンは、「日本人みたいでカッコイイ」右綴じを望んでいるのだという。
この、「日本人みたいでカッコイイ」という感覚が私たちの世代だとどうにも馴染みにくいのではあるが、「Cool Japan」とは、マンガ、アニメ、オタクなどの日本文化が、まさしくそういう感覚で受け取られていることの表現である。
クールジャパンのクールたる所以を理解できるかどうかで、世代(あるいは、より正確には西洋コンプレックスの浸透の度合)が計れると思ってまず間違いないだろう。
その記事は、フランスにおけるマンガ人気を報告するもので、E. Barralという署名があるからフランス人の記者が原文を書いたものと思われる。
日本のマンガのフランス語版がフランスの書店に登場したのは15年ほど前からだが、今では「マンガ」はフランス語としてもすっかり定着し、フランスは「日本に告ぐ第2のマンガ大国」を自負している、という。
ところで、今、フランスで出版されるマンガのおよそ3分の2が、日本同様、右綴じであるという。ページの流れも右から左である。
日本には右綴じ(縦書きの本)も左綴じ(横書きの本)もあるから、日本人はどちらにも慣れているが、欧米人にとっては本というものはすべて左綴じだったのだから、これは大きな変化である。
知らない人は最初はとまどうが、ファンは、「日本人みたいでカッコイイ」右綴じを望んでいるのだという。
この、「日本人みたいでカッコイイ」という感覚が私たちの世代だとどうにも馴染みにくいのではあるが、「Cool Japan」とは、マンガ、アニメ、オタクなどの日本文化が、まさしくそういう感覚で受け取られていることの表現である。
クールジャパンのクールたる所以を理解できるかどうかで、世代(あるいは、より正確には西洋コンプレックスの浸透の度合)が計れると思ってまず間違いないだろう。
ページの右左を反対にするだけでも大変な時間が掛かっていたのです。そういう手間が掛かれば、人間ですから間違いも起きやかったわけです。
ですから、この記事にかかれてあった事を知って、えぇ?!と思ってしまいました。
実はフランスの漫画事情を良く知らない人が適当に取材をして書いているのかとも思えます。
ご指摘のように、左綴じから右綴じに変わったのには経済的な理由が大きいと思いますが、経済的な理由があったとしても、本というものは左綴じでなければならない、という確固たる信念(または思い込み)が強くある間は右綴じに変えることにある種の抵抗感があったのだろうと思います。
このあたりの事情は、もう少し説明が必要なので、稿を改めて書きたいと思います。
左綴でも右でも、とにかくマンガの人気が収まることを知らない様子です。
世界中には沢山の本が存在し、毎日数え切れない本が多く出版されていますよね。
今日では本を読まずに、ネットを読むという時間も付け加えられ、ますます読みたい本が沢山あって嬉しいばかりです。
話は変わってしまうのですが、先日ふと思ったことがあるのですが、ある日突然視力を失ってしまったら・・・と想像して、その時から精力的に本を読んでいます。
慣れてくると、自分の読むスピードがだんだんと早くなるように感じます。決して急いでいるわけではないのですが。
江頭2:50さんの名言で確か、青空に関した言葉があったと思います。
正確ではないのですが、
目の見えない人に青空をどうやって言葉で伝えたらよいのか、そんな簡単なことを言葉に出来ないのは失格芸人だ。
こんな感じの言葉でした。
江頭2:50さん、かなり繊細な人柄を感じます。
描かれた絵を拝見したことがあるのですが、恐ろしいほどの集中力でモンモンとこもって描かれたもので、大変力強いものを感じました。
左綴でも右でも、とにかく好きなように自分で読みたいと想った時に読める環境にあり、そんな時間があることが、なんと素晴らしいことかと思う今日この頃です。
sotaさんのブログ記事、時間をかけて読ませていただきたいです。