熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

比良 堂満ルンゼ 中央稜

2017-03-10 10:39:31 | ガイド山行/雪山登山
3/9は、比良山系の堂満ルンゼのガイドでした。

関西を代表する雪のバリエーションルートです。小ぶりながらなかなか充実したアルパインクライミングが楽しめる場として大人気のルートです。
2月から悪天延期の連続でしたがようやく催行することが出来ました。
シーズン終盤でしたがまだまだ雪の豊富な比良の雪山でした。


堂満ルンゼに入ります。ここは本当に雪崩に対する警戒が必要です。
この後も上部の支流でかなりデカイ雪崩が発生しました。


中央稜に取付きます。


続いて2ピッチ目の核心ピッチ。


2ピッチ目を登ってくるSさん。
若く、体力のある方なので初バリエーションとは思えない動作で登って来られます。


更にチムニールートの下部ルンゼを登ります。


上部チムニーを見上げます。
ここは雪の着雪も少なく、グズグズの花崗岩を騙し騙しの微妙な登りです。


長い長い雪斜面を登って堂満岳到着!


堂満岳の稜線は綺麗な雪稜になっていました。とても1000mそこそこの低山とは思えません。


琵琶湖を見下ろします。

この後は一般コースを辿っての下山しました。
お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。



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個人ガイド 八ヶ岳 天狗岳

2017-03-10 10:23:33 | ガイド山行/雪山登山
3/7~8は、個人ご依頼で天狗岳のガイドでした。

天狗岳には今までに3度ほど登られているIさんですが、全て夏沢鉱泉からということで、今回は黒百合ヒュッテからの天狗岳をめざしました。
また今回はリハビリも兼ねての登山でした。


期待した展望が望めません・・・ ガスガス、強風気味の中を天狗岳目指して登ります。


順調に登って先ずは東天狗岳登頂!


続けて西天狗岳登頂! おめでとうございます! 段々ガスが切れてきましたYO~!


青空と共に東天狗岳が姿を見せてくれました!
こういう瞬間の気分!? 「ヒデキ 感激!」でしょうか! ってベタ過ぎ?!


再度、東天狗岳に登って景色を堪能と写真の取り直しました。


西天狗岳


東天狗と西天狗を望みます。
この後は山々の展望を楽しみながらゆっくり下山しました。


黒百合ヒュッテは飾らない静かな雰囲気が最高のもてなしのような山小屋で素敵です。

今回はリハビリも兼ねての登山でしたが順調な回復具合でしたね。
お疲れさまでした。ご依頼ありがとうございました。


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八ヶ岳 赤岳 氷雪技術講習登山

2017-03-10 10:02:19 | ガイド山行/雪山登山
3/4~5は、赤岳の講習登山のガイドでした。

このところ週末は好天に恵まれる周期とあって、落ち着いて山々を楽しむことができるのが何よりです。
2日間共に最高の晴天下で十分に時間を使って様々な技術をじっくり訓練しながら登っていただきました。


アイスキャンディは今日も大盛況です。


めざすは赤岳


快晴の空の下、美し過ぎる程に映える阿弥陀岳です!


文三郎尾根を経て赤岳をめざしましたが、途中から「敢えて」トレースを外して、ルートを外して急峻な個所を選んで、技術訓練しながら登ります。


赤岳登頂! 最高の山頂です。おめでとうございます!
「敢えて」訓練しながら登ったので約3割増し位の労力を要しての登頂でしたね。


権現岳、南アルプス方面の眺望が素晴らしい!


横岳方面を見ながらの下山は爽快そのものです。これだから雪山はハマりますネ!


下りてきた赤岳を見ます。


更に地蔵尾根を下ります。眼前に阿弥陀岳がババーン!と迫り見惚れてしまいそうですが、慎重に慎重に・・・一歩一歩確実な動作で下ります。


下部の階段、クサリ個所もやはり「敢えて」ルートを外れた急峻な個所を選んで下ります。

この後は赤岳鉱泉、美濃戸口へと下山して今回の山行を終了しました。
ルートを外し、訓練しながらの登り下りだったので約3割増位の労力での登山でしたが、このプラス3割が力になるのです。
ご参加のお二人様、大変お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。


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鳥取 大山 北壁・八合尾根

2017-03-02 10:04:53 | ガイド山行/雪山登山
3/1は、鳥取大山のガイドでした。
計画では弥山尾根の予定でしたが、雪の状態や天気状況等を考慮して八合尾根に変更しました。

平日ということで北壁に入るクライマーは僅かでしたが、一般コースは流石に多くの登山者が登っているようでした。

弥山尾根、別山バットレスの各ルートには数パーティが入っていましたが、八合尾根は私達のみの貸切状態で静かな登山を楽しむことができました。
ただ、数日前からの晴れ続きで融けては凍りを繰り返した雪は所々カチカチの氷化状態。今まで登った中では一番難しい状態でした(通常時のバットレス以上!)。
全てシングルアックスのみで登りましたが、普通にダブルアックスで登る「べき」状態でしたね。


元谷河原から望む北壁。赤線が八合尾根。


八合尾根が迫ります・・・


雪の状態が良くないので七号尾根を途中まで登ってから八合尾根に取付きました。


取付きから下部の急斜面を登ります。


白馬主稜のよな気持ち良い雪稜を進みます。


延々と続く“ザ・これぞスノーリッジ”


バットレスを横目に登ります。


まだまだ雪稜を登ります。


さらに雪稜を登ります。


クライマックスが近づいてきました。


それでもまだまだ雪稜を登ります。


最後の雪稜を登って、八合目に飛び出して登攀終了~ 格別の登攀でしたね!


このまま一般道を登って大山登頂! おめでとうございます!


雪に埋もれた頂上避難小屋、弓が浜を見下ろしながらの下山開始。
順調に大山寺に下山し終えて今回も登山を終了しました。
お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。


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