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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

四国 石鎚山 東稜

2018-10-29 09:01:53 | ガイド山行/バリエーションルート登山
10/27~28は、四国石鎚山に紅葉とバリエーションルートを楽しむ山行をガイドしてきました。

普段中部地方の仕事が多いこともあり2年ぶりの四国の山はちょっとした遠征気分で楽しめました。
紅葉を合わせて楽しめるようにとのことからこの時期に設定していますが、中腹辺りがちょうど紅葉の最盛期で感嘆の声が出まくりの絶景を堪能出来ました。また今回の参加者はよく歩けるお二人さんということもあり、折角なので東稜を登った後は墓場尾根散策や墓場尾根の上部岩稜を登攀をして楽しみました。


初日は伊予西条駅で集合して先ずは足馴らしの軽登山として日本300名山の瓶ヶ森に向かいました。


標高1600m、四国の屋根を紅葉観賞しながらのドライブです。


吉野川源流の碑に立寄り


瓶ヶ森の登山中、笹ヶ峰方面を望みます。


同じく瓶ヶ森登山中、笹原の雄大な景色が広がる四国の山の特徴的景観です。美し過ぎる景色にしばしば立ち止まって見惚れてしまいます。


瓶ヶ森山頂(女山)をめざして・・・


瓶ヶ森山頂


翌日はメインの石鎚山東稜をめざしてまだ暗い内に出発。
途中日の出が始まり山肌を真っ赤に染め始めました。


一般登山道から分かれて東稜に入ります。


中間部からは段々と岩々してきました。


東稜のシンボル的岩峰の「南尖峰」が迫ります。


鋭いナイフリッジを進みます。




一旦、南尖峰に登ってほぼ東稜を終了、このまま山頂へ行くのは勿体ないのでちょっと寄り道することに・・・
先ずはグーンと下り切ってから墓場尾根の上部岩稜(2ピッチ)を登攀開始。
頭上には核心部の被った岩が突き出ています。


墓場尾根と樹氷群


上部岩稜2ピッチの内、1ピッチを登ってから途中で再度寄り道して墓場尾根の名前の由来の「墓場」に向かいました。墓場は柱状節理の珍しい岩が特徴の名所なのです。


墓場尾根から見上げる南尖峰は、名前のとおりピラミッド型のめちゃくちゃカッコイイ岩峰です。


墓場寄り道の後は再度上部岩稜に戻って後半の2ピッチ目を登攀。
圧倒的な高度感を足下に気持ち良い岩登り。


核心部の小ハングを越えて・・・


さらに絶景の最上部を登ります。




今回登った、墓場尾根上部岩稜(2ピッチ)を横から望みます(下写真の赤線が登ったライン)。

この後、最高峰天狗岳を経て、登山者で溢れかえる石鎚山山頂の弥生で休憩してから下山開始。


下山途中より石鎚山を振り返り見ます。

土小屋に順調に下山し終えて今回の山行を終了しました。

ご参加のお二人様、お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。









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