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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

岩場行動技術講習(ステップ1/基本編)

2024-06-09 08:53:25 | 講習
6月8日は、京都 金毘羅山で岩場技術の基本編講習でした。

天気に恵まれて講習日和の一日でした☆彡
前半は岩場の易しい場所を使って基礎の基礎的なことから開始。
「重心と軸を姿勢を意識して爪先で岩場に両足で立つ」→「片足で立つ」→「動く」という基本動作をひたすら反復練習です。
後半は実際の登山を想定してのシミュレーション行動で岩尾根を登っていきました。ワイケンの頭のフェースでは皆様それぞれの限界レベルのクライミングを楽しんでいただきました。
充実の一日でした☆彡


岩場を登ったり、下ったり、トラバースしたりして「岩場での行動」そのものを身に付けていきます。


後半はザックを背負ってシミュレーション行動の開始


ドンドン上をめざします!


更に急な岩場も登っていきます。
皆さまドンドン上手になっていかれるので嬉しくなってきます。


ワイケンの頭から大原の里を眺めます。
大原名物の赤紫蘇で畑が所々紫になっていました。




ワイケンの頭のフェースで暫しクライミングです。




皆さまそれぞれ限界レベルにチャレンジです。




途中で懸垂下降を交えながら下山です。
たっぷりの一日でした。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました☆彡







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個人講習 岩場行動技術講習(ステップ3/実践プラス編)

2024-06-02 09:57:46 | 講習
5月31日は、お二人グループ様の個人ご依頼で京都 大原 金毘羅の岩場で岩場技術の実践プラス編の講習を行いました。
ロープを使用して登るバリエーションルートやアルパインルートなどを自分達の力でリードしながら登れるようになるための講習です。
天気予報が大きく外れまくって結局終日雨☂
モチベーション全開で雨をモノともしないお二人様は「こんな時に練習しておいた方が本番では余裕ができる」とい超前向きなマインドの持ち主!
ずぶ濡れになりながらも結局夕方までガッツリ練習に励んでいただいて久々に痺れた一日でした☆彡


たま~に熊が現れている金毘羅。一応クマ出没注意の山ではあります。


先ずは緩傾斜の樹林帯で立ち木を使ってリード&フォローの練習です。
システムを確実に頭と体で「理解し」「身に付ける」為には先ずはこういう危険の少ない場所で練習するのが最適です。


不意に落ちていただいてしっかり確保できてるかを試したりします。




リード&フォローを交代しながら何度も何度も反復練習です。

いきなり雨が降り出してきて以降終日雨の中での講習となってしまいました~


天気予報 外れまくりです!




暫く雨宿りをした後、前半で行ったシステムを実際の岩場で実践しながら登って行きます。


ワイケン尾根を末端から頭まで歩きの箇所も含めて全部で10ピッチ分位をリード&フォローを交代しながら登っていただきました。
雨でかなり滑りやすくなっているので急な岩場は念のため上からトップロープで確保をして、もしもに備えて登っていただきます。


更に登って・・・


ワイケンの頭に到着~
大原の里はどこ?
な~んにも見えません!




懸垂下降で下山開始です。

ずぶ濡れになって下山して本日の講習を無事に終了しました。
お疲れ様でした! ご依頼ありがとうございました。








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岩場行動技術講習(ステップ2/実践編)

2024-06-02 09:27:04 | 講習
5月30日は、前日に続いて京都 金毘羅山で岩場技術の実践編の講習を行いました。
ステップ別に基本編、実践編、実践プラス編の3段階の講習を作っていますが、参加者のレベルや求められること(目指している山やコースなど)に可能な限り応えられるように参加者の事情を確認して若干内容を変えて行うようにしています。
今回は登りの練習は勿論ですが、下り技術(クライミングダウン)を特に重点的に練習していただきました。なので懸垂下降を一度も行いませんでした。
ワイケン尾根を登ってワイケンの頭に登頂して、続けて北尾根を末端から登って2度目の登頂、下山はワイケン尾根を念入りに下降技術の練習をしながら下りきって終了しました。
前日同様、爽やかな気候の気持ち良い一日で、快適な講習でした☆彡


「岩場の立ち方」や「重心と軸を意識した動き」など基本編で練習していることから反復練習していただきました。




更に動きを取り入れた練習ということで岩場を広範囲に動き回ります。


基本的な練習を終了してシミュレーション行動の開始です。


本番の登山(バリエーションルート)を想定して岩尾根をグングン登って行きます。


あっという間にワイケンの頭に到着です(1回目)。




続けて激下りをして北尾根を末端から登ります。




北尾根の最終ピッチを登ります。
高度感慣れの為に岩場の途中で立ち止まったり休憩したしながら登ってきていただきます。


ワイケン尾根に合流してそのままワイケンの頭をめざして登ります。


更に上部の岩場を登ります。


ワイケンの頭に登頂!(2回目)
雲が広がってきて少し暗い感じのする大原の里を眺めます。
それでもガンガン日が照ってる訳ではないので爽やかで気持ち良くて快適です。


下山もやはり岩尾根伝いで下降技術を練習しながら下ってきて終了~
本日もよく登り、よく下って、しっかり動き回った一日でした。
お疲れ様でした。






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岩場行動技術講習(ステップ1/基本編)

2024-06-02 08:31:45 | 講習
5月29日は、京都 大原 金毘羅の岩場で岩場技術の基本技術編の講習でした。大雨の後のスッキリ晴天☀の爽やかさ満点の一日でした☆彡 しかし朝の内の岩場下部は濡れてとても滑りやすくなっていて普段以上に安全確保に気を配りながら講習を進めました。いつものルーティーンどおり前半は基本技術の地味~な反復練習を行い、後半はシミュレーション行動で締め括りました。たっぷり充実の一日でした☆彡


先ずは岩場下部で「岩場の立ち方」から練習開始です。地味~な練習の繰り返しですが、これが難しい岩場になるほど必要になってくるのです。


更に動きを広げていきます。岩場をアチコチ登り下り動き回ります。

地味~な反復練習を2時間半ほど念入りに行って前半終了~


後半はザックを背負った本番の登山スタイルでシミュレーション行動の開始です。


岩尾根をグングン登って行きます。


途中の小岩壁では先ずはトップロープで安全確保して登り下りの練習です。


かなり安定して登り下りできるようになったのでザックを背負ってノーロープで登って行きます。


ワイケンの頭に登頂!
雲一つない素晴らしい青空と静かに佇む大原の里を眺めます。




下山前にワイケンの頭のフェースで暫く岩登りです。
「登り下り技術の底上げ」と「岩登りを楽しむ」為にトップロープで自身の限界レベルまでチャレンジしていただきました。


下山もやはり岩尾根を辿って下降技術の練習をしながら下ります。


最後の岩場を下りきって本日の講習も終了~
よく頑張りました~ お疲れ様でした☆彡


登山口の江文神社の草地には可憐なユキノシタが咲いていました。








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岩場行動技術講習(ステップ2/実践編)

2024-05-27 19:33:27 | 講習
5月26日は、前日に続いて京都の金毘羅山で岩場技術の実践編講習でした。
本番のバリエーションルート山行(例えば剱岳の八ッ峰や前穂北尾根)を想定した内容でシミュレーション行動がメインの講習です。岩尾根を中心に継続登攀的に何本も繋げて登り、下り、動き回りました☆彡
暑さもそれ程ではなく、またご参加の皆さまも経験者ばかりだったので少しプラスアルファしてガッツリ目のメニューで終日頑張っていただきました☆彡
皆さま本当によく頑張りました~☆彡


ウォーミングアップ的に基本技術を少し反復練習してから直ぐにシミュレーション行動のスタート。


グングン登って行きます。
本番の山行を想定してザックを背負って先ずは1つ目のピーク(想定の)をめざしてワイケン尾根を登って行きます。


あっという間に1つ目のピーク(想定の)としているワイケン尾根の頭に到着~大原の里を眺めます。


少し休憩の後、次の2つ目のピーク(想定の)をめざして大下りからスタート。
懸垂下降を交えながら下っていきます。




クライムダウンをしたり、懸垂下降をしたりしながら2つ目のピークとのコル(想定の)をめざして下降を続けます。


コル(想定)に下り立って、今度は2つ目のピーク(想定の)をめざして登りのスタート。北尾根を末端から登ります。


コル(想定の)から4ピッチで北尾根最上部を登ります。


ワイケン尾根に合流して更に上をめざします。

この後、2つ目のピーク(想定の)のワイケン尾根の頭に2度目の登頂~
やはり少し休憩の後、最後の本峰山頂(想定の)をめざしてコル(想定の)まで大下りです。




コル(想定)に下り立ってから本峰山頂(想定の)をめざして登りのスタート。
舟(ルート名)を登ります。


途中の岩と灌木の斜面に「セッコク」という蘭の仲間が咲いていました。今までに山で2度しか見たことのない珍しい花です。


北壁上部に繋げて登ります。


本峰山頂(想定の)に登頂~! ワイケン尾根の頭に3度目の登頂でした。
だいぶ雲が広がってきて薄暗い感じになってきました。


少し休憩の後、下山開始です。
やはり岩尾根を辿っての下降です。先ずはいきなり懸垂下降からスタート。


クライムダウンをしたり懸垂下降をしたりルート状況に合わせてより良い安全な方法で下降を続けます。


最後も大きく懸垂下降で取付きまで下り立って下降終了~
ようやく長い一日の講習を終えました。
皆さま本当によく頑張りましたね!
大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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