そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

これは、メシではない。エサだ!!

2009-04-02 21:12:45 | 日々の泡立ち。


  最近、毎日のように通っている東京の虎ノ門には、
ろくなめし屋がない。「ろくな」の意味は、サービス
精神というか、優しさがないというか。言い換えると
プロの接客や食材提供ができる人がいないという事。

  この街でも、ランチは1000円も出せば結構、いい
感じの料理を食べる事ができる。表通りの30個限定の
海鮮丼なんて、結構、おいしい。だけど、持ってくる店
員がなっていない。こちらにくる時の目は死んでいるし、
スマイルの一つもない。

  店員の「ごゆっくり」なんて言葉は、マニュアルか何
かにあるから言っているだけで、心の中では、「色々、
うるせぇなぁ。とっとと食って帰りやがれ」というよう
な感情が見てとれる。まぁ、虎の門界隈は、こんな店ば
かり。接客にハートがない。だから、ここ最近は、割り
切って「さくら水産」という店で昼飯を済ましている。

  と言って、この店が他よりましというわけではない。
テーブルについても湯のみはないし、やっと湯のみにあ
りついて、「お茶を」とポットをとると中は空。酷い時
は、その隣も、そのまた隣の机のものも空。店員は、無
表情でやってきて前に食事をした人の後が残っているのに、
テーブルを拭こうともしないで「ランチね」などと言い
ながら、御飯の茶わんやおかずを置いて行く。
 しかし、ランチの値段は500円。湯のみは、店に入る
なり、自分で他のテーブルから持ってくる。お茶が入っ
たポットも同じ。そして、店員が食べ物を持ってくる前
に、自分でテーブルを拭く。「500円だから、まぁ、し
ようがない」という納得はできる(間違っても、満足な
んかできはしないが。納得という範囲で)。

 ただ、今日は、さすがに驚いた。運ばれてきた御飯の
茶わんには投げ付けたように、メシがのっていた。
 御飯というものは、盛り方でおいしさが全然、違ってく
る。切るというか、立てるようにふんわりと茶わんに盛
るだけで、おいしさが変わる。御飯は、写真のように、
釜からほぐされる事なく入れられていた。

「これじゃ、メシじゃなくて、エサだ!!」

 日本は、どこでこんなにおかしくなってしまったのか。
そして、明日から、どこで昼飯を食おう。少々、高くて
もおいしいメシを感じの悪い店員から受け取って食べよう
か。あっ、そうか弁当という手があるか・・・。う~ん。

     路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信

追記・ナンか、虎の門は最悪。四ッ谷辺りに通っていた時
は、ちょっと探せば、穴場的なフランス料理店があったり
して、毎日、昼飯を食べるのが楽しみだったのに~~なッ。