ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

ARCH ENEMY in OSAKA(PART-2:アモット兄弟は凄かった!)

2008-03-13 00:03:42 | 音楽
先のSHADOWS FALLの興奮が醒めない場内。

ステージでは慌ただしく、本日のメイン・アクトARCH ENEMYのステージが設営されていく。

さすがヘッドライナー、左右と中央にお立ち台を設置、一段高くダニエルのデカいドラムがセットされ、照明も豪華だ。

そして最新作『Rise Of The Tyrant』のバックドロップがせり上がり、場内からは「お~っ!」と言う歓声が湧く。

先の2バンドはステージ・チェンジ、サウンド・チェックともに非常にスムーズだった。

とりのARCH ENEMYのステージもすぐに完成するも、かなり入念(悪く言えば神経質)にサウンド・チェックが行われる。

東京でのLIVEはDVDの撮影が行われたと聞いたが、大阪でもLIVE音源のレコーディングを行うのか?と思わせる位。

せっかくSHADOWS FALLが温めた場内の空気も、あまりに長いサウンド・チェックにすっかり冷めてしまった(苦笑)。
あの空気のままLIVEに突入したら、もっと派手に盛り上がっただろうに…。

それに気付いたのかどうか判らないが、マイク・チェックをしていたスタッフが「クリスのマイク、“サケ”」や「マイケルのマイク、“ジャック・ダニエル”」とジョークを言って観客を笑わせる。

もう場内に流れる某ブレット~もええ加減聴き飽きたし、近くでいた女の子が「9時スタートだと帰りがヤバい」と言っていた。
実際に既に8時50分になろうとしていたし、場内には妙に間延びした空気が溢れ出した。

そんな時、やっと場内が暗転!

ホラー映画のようなBGMに乗って、まずダニエルが登場しドラムにつく。
続いてクリス、シャーリー、マイケル(お兄ちゃん)が登場。
さっきまでの間延びした空気は吹き飛び、凄まじい歓声が湧き上がり、本日の主役が誰であるかを思い知らせる。

バンドはすぐ“Blood On Your Hand”を演奏、勢い良くアンジェラ様が登場し、場内からは更に熱い歓声がおきる。

「リッメンバッ!」の大合唱、思わず我を忘れて首を振りまくる僕。

でも気付いた、先の2バンドよりも音が小さい、特にアンジェラ様のVOは更に奥に引っ込んだ感じだ。
あの長いサウンド・チェックは一体何やったのか?と突っ込みたくなる(苦笑)。

思わずアレ?っと思うも、バンドは2曲目に突入。
ここでやっと音のバランスも良くなり、アンジェラ様のVOもより聴きやすくなる。

それにしても…何と言うカッコ良さだろう。

激しく暴れまわりながらBをかき鳴らすシャーリー、笑顔でテクニカルなドラムを叩くダニエル、すっかり髪も伸びて男前ぶりの映えるクリスくん、もはや貫禄すら漂うお兄ちゃん。

そして何よりもアンジェラ様だ!

“生”で観るアンジェラ様の美しい事、流れる金髪、透ける様な白い肌、その美貌からは想像も出来ない野獣の如きVO…素晴らしいっ!!

ただ、ちょっと笑えたのが、長身揃いのARCH ENEMYにあって一際デカいシャーリー。
そんなシャーリーとアンジェラ様は、アンジェラ様がお立ち台に立ってほぼ同じ高さって事実(笑)。
彼女が実は小柄(事実150cm代らしい)とは聴いていたが、そんな事を微塵も感じさせないアンジェラ様のカリスマ性と、ステージでのパフォーマンスがそれだけ圧倒的である証拠だろう。

あと、やはりアモット兄弟だ。

誰が何と言っても「ARCH ENEMY=アモット兄弟のツイン・ギター」であるのは変わりない。

こうして2人がまた同じステージに立つとは思わなかったし、2人が並んでソロをハモって弾くだけで観客からはため息と歓声が起きる。

テクニカルで派手に速弾きを決めるクリスくん、官能的でメロディアスなお兄ちゃん、この2人が揃ってこそ正に「真のARCH ENEMY」だ。

アンジェラ様のMCで日本に再び来れた事の喜びを笑顔で話し、「次の曲は私たちにとっても特別な曲、正に日本のファンの為に捧げた曲」と言って“The Day You Died”が始まる。
だが、この曲からちょっとアクシデントがクリスくんを襲う。

何と完全にギターの音が出なくなったのだ!
慌ててステージ袖に行き、予備のギターを持ってソロには間に合ったが、クリスくんは苦笑いを浮かべたまま。

それ以降、何曲かギターの不調が続き、クリスくんは定位置から離れずギターの音に集中していたのが残念でした。

今回の日本ツアーは新作からの楽曲をメインにする!と聞いていたが、結果的にはアンジェラ加入後の代表曲と言うかヒット・メドレーなセット・リストだった。
個人的には“Revolution Begins”や“I Will Live Again”と言った曲も聴きたかったのが本音。

クリスくんのギターが復活したら、お兄ちゃんの泣きまくるギター・ソロ以降、怒濤のヒット・メドレー!

一端終わりを迎えるも、すぐにアンコールで必殺の“Enemy Within”が炸裂、場内が興奮が最高潮に達する。

2度目のアンコール、アンジェラ様が「大阪、もう疲れた? まだ聴きたい?!」と息を切らしながら問う、当然まだ聴きたいに決まっている!!

そして、コレぞ最強の必殺技でもある“Nemesis”が爆裂!!
あのお馴染みのコーラスのフレーズ、そしてアモット兄弟によるツイン・リード、場内からは凄まじい大合唱がおきる。

そしてアンジェラは今回の日本ツアーが大変素晴らしいものになった事、JOB FOR A COWBOY・SHADOWS FALLに対する謝辞、いつもサポートしてくれる日本のレコード会社、そして何よりも忠実で熱狂的な日本のファンに対する感謝の言葉が語られた。

バンドは“We Will Rise”を演奏し、日本ツアー最終日のLIVEは終わりを迎えた。

最後、鳴り止まない拍手にカーテン・コールに応えるメンバー。
ここでちょっとした珍事が発生、あのクリスくんが見事な側転を決めて真っ先に現れた(笑)。

別れを惜しむように、ピックやスティックを観客席に投げ入れるメンバー、最後に輝くような笑顔で「ドウモ、アリガトウ!」と言ったアンジェラ様。
バンド全員が肩を組み、深々と一礼をしてステージを去っていった。

細かい事で気になるもあったが、ホンマに素晴らしいLIVEでありました。

一部マナーの悪いファンにはイヤな思いもしましたが、本当に楽しくて感動的なコンサートだったかと思います。

ありがとう、ARCH ENEMY。
1日も早い帰還を心からお待ちしております!!




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